様付けで呼ぶなんてお断りです！　〜エルフの里が滅ぼされかけたのでサディスティック辺境伯の人質になって里を守るために頑張ります〜

「話は聞かせてもらいました。私は行きます」その日、エルフの里は危機に瀕していた。エルフの里に隣接する地の辺境伯が、エルフの森を燃やし、平和に暮らしていたエルフたちの生活を脅かしたからだ。里の危機を救うため、次期里長であるエルフの姫、フレデリカは辺境伯の屋敷に人質として単身乗り込む。辺境伯はサディスティックなイケメン。その従者は感情を全く表に出さない鉄仮面の美女。種族も、習慣も、立場も、何もかもが違う。そんな環境であっても、フレデリカは持ち前の気高さ、意志の強さで懸命に抗う。エルフの里を、エルフたちを、救って見せるために。