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紅梅は夜に薫る

作者:夏野 千尋
小さな集落が、その日燃えた。山賊に襲われ、女性を拐われ、腹いせに燃やされた集落。たまたま生き残ったのは、幼馴染みのまだ小さい少年少女。手を繋いで燃え盛る炎を見つめた。二人だから泣くことができた。

泣いたあとは、立ち上がるだけだった。

※ハッピーエンドとは言いがたいです。
※人がたくさん死にます。
 一 追憶の唄を
2015/07/09 10:00
 三 吉報と凶報
2015/07/12 17:00
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