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婚約破棄された悪役令嬢の魔導列車 〜揺れる馬車旅が嫌なので、【白銀列車】という走る豪華ホテルで暮らします〜  作者: あゆと
第7章 草原サンドと風干しシーツ編 ~風渡る高原ラヴェル~

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60/84

060 風干しシーツは、寝台まで草の匂いにしますわ

草原サンドを食べ、

香草バターも手に入れました。


高原の風は、

食べ物にすると、かなり良いものです。


では、

寝具にするとどうなるのでしょう。

 朝のラヴェルでは、白いシーツがもう風を受けていた。


 窓の外、草原の向こうにある洗濯場。長い綱が何本も張られ、その上に白い布が並んでいる。

 シーツは風を受けて、ふくらみ、しぼみ、またふくらむ。

 ぱん、と音がしそうなほど大きく広がる布もあれば、ふわりと静かに揺れる布もある。

 私は右ソファで、その様子をじっと見ていた。

「……あれは、かなり眠れそうですわね」

 ノアが窓側から振り返る。

「まだ干されてるだけですよ」

「干されている時点で、もう寝台の気配があります」

「ティアさん、布の未来を見るようになってますね」

「寝具の未来は大事ですわ」

 昨日は香草バターを手に入れた。

 高原の味を、白銀列車の中へ持ち帰った。

 今日は、風そのものを寝台へ移す日である。

 ルークは、朝から少しだけ真剣だった。

「お嬢様、本日は洗濯場へ参ります。水場が近く、足元が湿っている可能性がございます」

「水車町ほどではないでしょう?」

「高原の洗濯場は、風と水がございます」

「二つ同時ですのね」

「はい。どちらも、お嬢様の快適を乱す可能性がございます」

 風と水。

 たしかに、なかなか油断ならない組み合わせである。

 アベルは厨房側で、朝の軽いパンを切っていた。

 香草バターは今日は使わない。昨日のうちに、使いすぎないと決められてしまったからだ。

「朝は普通にいくぞ。香草バターは昼か、次の朝だ」

「もう少し使いたかったですわ」

「特別な味は、間を空ける」

「厳しいです」

「その方が、次もうまい」

 正しい。

 けれど、少し寂しい。

 私は香草バターの壺が収まった冷所の棚を一度見てから、窓の外へ視線を戻した。

 白いシーツが、風にふくらんでいる。

 あれは、使いすぎるとよくないものではない。

 むしろ、毎晩使いたくなるものではないだろうか。

「寝台に、高原の風を少し入れますわ」

 私が言うと、ノアが窓の外を見た。

「今日はもう、あの布を見に行くしかありませんね」

「ええ。味は香草バター。眠りは風干しシーツです」

「ラヴェルの風、食べ物にも寝具にも入ってきますね」

 その言い方は、とても良かった。

 白銀列車の暮らしに、高原の風をどう残すか。

 今日の答えは、たぶんあの白い布の中にある。



 外へ出ると、風は昨日より少し穏やかだった。

 それでも、まったく吹かないわけではない。草は揺れているし、羊の毛もふわふわ動いている。私の前髪も、少しだけ持ち上がった。

「今日は、まだ礼儀がありますわね」

 私は前髪を押さえずに言った。

 ルークは油断していない顔だった。

「今のところは」

「風への信用が低いですわね」

「一度、お嬢様のお髪を乱しておりますので」

「根に持っていますの?」

「記憶しております」

 頼もしい。

 少し怖い。

 洗濯場へ向かう道は、草原の端を通っていた。低い石垣の向こうでは、羊が草を食べている。昨日の牧童が遠くから手を振った。

 今日は昼食ではないので、羊の視線もそこまで気にならない。

 洗濯場は、小さな水路のそばにあった。

 高原の湧き水を引いているらしい。石で囲まれた洗い場があり、その先に風通しのよい干し場が広がっている。綱は高めに張られ、シーツや布類が日差しと風を受けて揺れていた。

 水の匂い。

 草の匂い。

 日に温まった布の匂い。

 それらが、風に乗って近づいてくる。

「……これは、かなり良い場所ですわ」

 私が言うと、ノアが頷いた。

「洗濯場なのに、休憩所みたいですね」

「いえ。ここはたぶん、布が休憩している場所です」

「布が?」

「水仕事を終えて、風に休ませてもらっているのです」

 ノアは少し考えた顔をした。

「変な言い方なのに、ちょっと分かります」

「でしょう?」

 白いシーツが、ふわりと膨らんだ。

 あれを見ていると、こちらまで少し眠くなってくる。



 洗濯場の奥から、腕まくりをした女が出てきた。

 髪を布でまとめ、腰には洗濯ばさみの入った袋を下げている。日焼けした顔で、こちらを見て少しだけ目を細めた。

「列車の客だね」

「はい。シーツを見せていただきたくて」

 私が答えると、女は一瞬だけ不思議そうにした。

「シーツを?」

「ええ。風を含んだ寝具に興味があります」

「風を含んだ寝具」

 女はその言い方を、口の中で少し転がすように繰り返した。

 それから、にやりと笑った。

「悪くないね。うちは風で乾かすだけじゃない。風で仕上げるんだよ」

 仕上げる。

 その言葉は良かった。

 干すだけではない。

 乾かすだけでもない。

 風で仕上げる。

 ルークが静かに言う。

「白銀列車の寝台用に、肌触りの良いものを探しております」

「上等すぎる布は、風を含みにくいよ」

「そうなのですか?」

 私は少し驚いた。

 柔らかくて高価な布ほど、良いものだと思っていた。

 洗濯屋の女は、干し場のシーツを指した。

「つるつるしすぎる布は、風が表面を滑る。寝台で気持ちはいいけど、ラヴェルの風らしさは残りにくい。少し織り目がある方が、風と草の匂いを受ける」

「布にも、風を受ける顔がありますのね」

「あるよ。あんた、分かる方だね」

 褒められた。

 たぶん。

 ノアが干し場の布をじっと見比べている。

「今日だけ気持ちいい布じゃなくて、次の夜も同じくらい眠れる布がいいですね」

「そうですわ。気まぐれな布では困ります」

「風の町でそれを言います?」

「風は気まぐれでも、寝具は落ち着いていてほしいのです」

 洗濯屋の女は、声を出して笑った。

「注文が多いね」

「眠りに関わりますので」



 洗濯屋の女は、干し場の端へ案内してくれた。

 そこには、いくつかのシーツが分けて干されていた。真っ白なもの。少し乳白色のもの。淡く草色がかったもの。どれも清潔だが、雰囲気が違う。

「寝台に使うなら、このあたりだね。真っ白なのは見た目がいい。けど、日差しが強い日は目が少し疲れる。草色がかったものは落ち着くけど、客室によっては地味に見える」

「白銀列車の寝台なら、どれでしょう」

「見てないから分からないね」

 当然だった。

 私はルークを見た。

 ルークは少し考え、静かに答える。

「寝台車の内装は白と淡い木色が中心でございます。夜は灯りを落としますので、白すぎるものより、少しやわらかい色の方がよろしいかと」

「なら、こっちだ」

 洗濯屋の女は、乳白色のシーツを手に取った。

 真っ白ではない。

 でも黄ばんでいるわけでもない。

 日差しを少しだけやわらげたような色だった。

 風にふくらむと、草原の光を薄く含んでいるように見える。

「……これは、眠れそうですわ」

 ノアが小さく笑った。

「また早い判定」

「見れば分かります」

「まだ触ってませんよ」

「眠れそうな布は、遠くからでも眠れそうです」

 洗濯屋の女が声を出して笑った。

「面白い子だね。触ってみな」

 私は手を伸ばした。

 ルークが先に端を受け、風で布が跳ねないようにしてくれる。

 指先がシーツに触れた。

 さらり。

 でも、冷たくない。

 日に当たっているので、ほんの少し温かい。

 そして、布の奥に、草の匂いがある。

 香草バターのように食べ物の香りではない。もっと薄く、もっと広い。草原の上を通ってきた風が、布の中で少し休んでいるような匂いだった。

「……これは」

 私は目を閉じた。

「寝台に敷いたら、窓を開けていないのに高原が少しいますわ」

 洗濯屋の女は、今度は笑わなかった。

 少しだけ嬉しそうに頷いた。

「そういう仕上がりなら、売っていい」



 ただ、問題は量だった。

 寝台用となれば、シーツ一枚では足りない。交換用もいる。枕元の小布も合わせるなら、もう少し必要になる。

 しかし、買いすぎるとラヴェルの風が白銀列車を占領してしまう。

 それは違う。

「全部の寝具をこれにするのは、少しやりすぎですわね」

 私が言うと、アベルがなぜか頷いた。

「香草バターと同じだな」

「同じですの?」

「毎日やると、ありがたみが薄い」

「寝具にも間が必要なのですね」

 ルークも同意した。

「お嬢様のお休み用として、一式。予備として一式。まずはその程度がよろしいかと」

「ノアはどう思います?」

「二式ですね。場所も取りますし、香りが薄くなったら、また風に当てれば戻るかもしれません」

「戻るのですか?」

 洗濯屋の女が答えた。

「戻るよ。ただし、湿った日に干しても駄目だ。風が乾いていて、草の匂いが立つ日がいい」

「風にも当たり日がありますのね」

「あるさ。洗濯は、空と相談する仕事だからね」

 空と相談する仕事。

 それは、かなり良い言い方だった。

 高原ラヴェルでは、風も空も、生活の相手なのだろう。

 私は乳白色のシーツを見た。

「では、二式お願いします。寝台用と、予備を」

「すぐ使うのかい?」

「今夜、試したいです」

「なら、夕方の風で仕上げ直しておくよ。今日の風は少し強いけど、悪くない」

「強すぎませんの?」

「取り込む側が気をつければ、いい仕上がりになる」

 人が飛ばされる風と、布が仕上がる風は違うらしい。

 難しい。

 でも、そこが面白い。



 帰る前に、洗濯屋の女が干し場の端を見せてくれた。

 そこには、小さめの布が並んでいる。枕にかける布、膝掛けの内側に使う布、旅人が首元へ当てる布などらしい。

「シーツだけだと、寝る時にはいい。でも、昼寝や読書には少し足りない。小さい布もあると、風を軽く使える」

「風を軽く使う」

「そう。全部を寝台にするほどじゃない時に、枕元だけ高原にするんだよ」

 私は思わずノアを見た。

 ノアも目を輝かせている。

「枕元だけ高原。いいですね」

「とても良いですわ」

「買います?」

「買います」

 即答だった。

 ルークが軽く目を伏せる。

「お嬢様が昼寝に使われる可能性が高いかと」

「高いです」

「では、枕元用も一式」

「お願いします」

 洗濯屋の女は楽しそうに頷いた。

「列車の客室に、風を少しずつ置くんだね」

「ええ。直接浴びると前髪が乱れますので」

「そこが理由なのかい」

「かなり大きな理由です」

 女は声を出して笑った。

「なら、髪を乱さない風を売らないとね」

 髪を乱さない風。

 それは素晴らしい。

 この洗濯屋は、かなり信用できる。



 白銀列車へ戻る頃には、私はもう今夜の寝台のことを考えていた。

 風干しシーツ。

 乳白色。

 草の匂い。

 枕元だけ高原にする小布。

 寝台は、今のままでも十分に心地よい。けれど、今日から少しだけ変わる。ラヴェルの風が、夜の白銀列車に入ってくる。

 ただし、窓からではない。

 布から。

 それがとても良い。

「窓を開けずに風を入れるというのは、かなり白銀列車向きですわね」

 私が言うと、ノアが笑った。

「窓は閉めたまま、高原だけ入れる感じですね」

「ええ。風は好きですが、前髪は守りたいのです」

「絶対そこに戻りますね」

 ルークは当然のように頷いた。

「お嬢様のお髪も、お休みも、どちらも守るべきものでございます」

「ルークの中で、私の前髪の優先度が高いですわ」

「全体の快適に関わりますので」

 そこまで言われると、こちらも納得するしかない。

 車内へ戻ると、外の風の音が少し遠くなった。

 窓の外では、白いシーツがまだ揺れている。夕方に仕上げて、持ってきてもらうことになっている。

 今はまだ、待つ時間だ。

 アベルが軽い昼食を用意してくれた。

 今日は香草バターを使わない。代わりに、薄いチーズと温かいスープ。

 風の話で頭が寝具へ向かっているので、食事はあまり主張しない方がよいらしい。

「今日は、食べ物が控えめですわね」

「シーツが主役の日だろ」

「食べ物以外が主役でも、ちゃんと合わせてくださるのですね」

「飯が邪魔したら意味ねえからな」

 アベルはやはり、食事の邪魔をするものに厳しい。

 その厳しさは、寝具にも少し及び始めているらしい。



 夕方、洗濯屋の女がシーツを届けに来た。

 大きな布を腕いっぱいに抱え、その後ろから若い娘が小布を持っている。二人が展望車の扉に立った瞬間、外の草の匂いがふわりと入ってきた。

 潮でもない。

 粉でもない。

 夜の煤でもない。

 高原の風と、日に乾いた布の匂い。

「仕上がったよ」

 洗濯屋の女はそう言って、乳白色のシーツを広げた。

 ラウンジの灯りの中で見ると、外で見た時より少しやわらかい色だった。真っ白ではないから、目に強くない。けれど清潔で、軽くて、風を含んでいる。

 私は思わず立ち上がった。

「まあ……」

 ルークが丁寧に受け取る。

「確認いたします」

 シーツを軽く広げると、布がふわりと膨らんだ。

 車内なのに、ほんの少し高原の空気が動いた気がした。

 ノアが目を丸くする。

「これ、すごいですね。窓を開けてないのに、外っぽい」

「外ではありません」

 私は布を見つめた。


「これは、白銀列車で眠れる高原ですわ」


 洗濯屋の女が、少し照れたように笑った。

「そこまで言ってもらえたら、風も働いた甲斐があるね」

 アベルも近づき、布の匂いを確かめた。

「強すぎないな」

「強すぎると眠れませんもの」

「そうだな。香草バターより薄い。寝るならこれくらいがいい」

 食べ物の人が、布の匂いを評価している。

 少し面白い。

 でも、たしかにその通りだった。

 香りはある。

 けれど、主張しすぎない。

 眠る前に、こちらを起こさない香りである。



 寝台へ移動し、ルークがシーツを敷いた。

 白銀列車の寝台は、元から整っている。柔らかすぎず、沈みすぎず、夜に体を預けるのにちょうどよい。

 そこへ、乳白色の風干しシーツが重なる。

 色が少しだけ変わった。

 白すぎない。

 冷たすぎない。

 高原の夕方を薄く敷いたような寝台になった。

 私は端に手を置く。

 さらり。

 指先に、日差しの名残のような温かさが残っている。

 顔を近づけると、草の匂いがほんの少し。

 眠るには、これくらいがいい。

「……これは、今すぐ寝ると危険ですわね」

 ノアが笑った。

「寝具としては褒め言葉ですね」

「ええ。かなり強い褒め言葉です」

「まだ夕方ですけど」

「夕方でこれなら、夜はもっと危険です」

 ルークが枕元に小布をかけた。

「昼寝用には、こちらを右ソファへ置いてもよろしいかと」

「右ソファにも高原が来ますのね」

「軽くでございます」

「素晴らしいですわ」

 寝台用。

 枕元用。

 右ソファ用。

 風は、少しずつ置くことができる。

 外で浴びると元気すぎる風が、布になると急に優しくなる。

 それが不思議で、かなり楽しい。



 夜。

 ラヴェルの風は、昼より冷えていた。

 窓の外では草原が暗くなり、羊の鈴も遠くで小さく鳴るだけになっている。白銀列車の中は、灯りを落とし、静かな夜の温度になっていた。

 私は寝台に入った。

 風干しシーツが、肌に触れる。

 ひやり、ではない。

 さらり。

 それから、ほんの少しだけ草の匂い。

 昼の草原のように明るすぎない。夕方の干し場のように風が強すぎない。夜の寝台に合うように、すっかり落ち着いている。

「……これは」

 私は小さく息を吐いた。

 高原の風は、外で浴びるより、寝台に敷くとずっと優しい。

 ルークが寝台のそばで静かに尋ねる。

「冷えすぎてはおりませんか」

「いいえ。冷たくはありません。軽いです」

「香りは強すぎませんか」

「ちょうどよいです。眠る邪魔をしません」

「では、今夜はこちらで」

 私は頷いた。

 枕元の小布にも、同じ草の匂いが少しだけある。

 目を閉じると、洗濯場の白いシーツが風を受けてふくらむ様子が浮かんだ。草原、石垣、羊の鈴、青い空。

 けれど、髪は乱れない。

 外套の裾も飛ばない。

 昼食も見られない。

 ただ、眠れる。

 それがとても良かった。



 翌朝。

 私は、いつもより少しだけ気持ちよく目を覚ました。

 劇的な変化ではない。

 眠りが深すぎて起きられない、というほどでもない。

 けれど、目を開けた時、部屋の空気が少し軽かった。

 風干しシーツは、夜のうちに体温となじみ、草の匂いもほんの少しだけになっている。

 寝台に、ラヴェルの朝が薄く残っていた。

 私はシーツの端を指で撫でる。

「……採用ですわね」

 ルークがすぐに答える。

「正式に寝台用として管理いたします」

 ノアは眠そうな顔で、寝台の端に残る乳白色を見ていた。

「風干しシーツ、成功ですね」

「ええ。外の風より、ずっと礼儀正しいです」

「寝具になった風は礼儀正しい」

「たいへん大事なことです」

 アベルが厨房側から声をかける。

「朝飯、軽めでいいか」

「ええ。今朝は、あまり強いものではなく」

「シーツに合わせるなら、薄いパンと温かい乳だな」

「完璧ですわ」

 風干しシーツで眠った朝には、強い味はいらない。

 少し温かい乳。

 薄いパン。

 まずは、シーツの余韻を味わう朝である。

 私は寝台から起き上がり、窓の外を見た。

 ラヴェルの草原は、今日も風に揺れている。

 白いシーツは、洗濯場でまた干され始めていた。

 外の風は、今日も元気だ。

 でも、もう怖くない。

 白銀列車には、その風を優しく眠れる形にしたシーツがある。


 風を持ち帰るなら、寝台に敷くのが正解ですわ。


 私はそう思いながら、風干しシーツをそっと畳んだ。

 白銀列車の暮らしに、またひとつ、気持ちよく眠るための道具が増えた。

風干しシーツ回でした。


ラヴェルの風は、

直接浴びると少し元気すぎます。


でも、

布に含ませると、

寝台で眠れる高原になります。


白銀列車に、

風干しシーツが増えました。


次回、

夕方の羊の鈴です。

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