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婚約破棄された悪役令嬢の魔導列車 〜揺れる馬車旅が嫌なので、【白銀列車】という走る豪華ホテルで暮らします〜  作者: あゆと
第6章 丸パンとパン籠編 ~水車と石窯の町ミューレ~

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54/84

054 翌朝の丸パンは、麦色のパン布で持ち帰りますわ

ミューレでもう一晩過ごしました。


水車の音を聞き、

粉の匂いを知り、

パン用の麦色のパン布も選びました。


では翌朝。


もう一度、

石窯の丸パンを買いに行きます。

 翌朝のミューレは、昨日より少し近かった。


 窓の外には、同じ小川がある。同じ水車が回っている。同じ朝霧が、水面の上に薄く残っている。

 それなのに、昨日の朝とは違って見えた。


 昨日は、知らない町だった。


 今朝は、もう水車の音を知っている。

 粉挽き小屋の匂いも、石橋の低さも、石窯パン屋へ続く道も、少しだけ分かっている。

 ごとん。

 ことん。

 ごとん。

 水車の音が、白銀列車の窓越しにやわらかく届く。

「……二度目の朝は、少し落ち着きますわね」

 私は右ソファで、麦色のパン布を膝に広げながら言った。

 昨日買った、パン用の布である。

 亜麻で織られた、小麦粉と丸パンの間くらいの色をした布。

 白すぎず、黄色すぎず、朝のパンがいちばん落ち着いて見える色だった。

 端には、小さな赤い実の刺繍紐を仮に結んである。

 まだパン籠はない。

 けれど布だけでも、すでに朝食の気配があった。

 アベルが厨房側から顔を出す。

「今日のパンを見てから、籠だな」

「まだ籠を買っていませんものね」

「先に籠を買うと、パンが合わないことがある」

「籠が主役になってはいけないのですね」

「主役はパンだ。籠は支える方」


 朝食の世界にも、立場というものがあるらしい。


 ルークは外套を用意しながら、窓の外を見ていた。

「昨日より、町の方々の視線は落ち着いております」

「白銀列車に慣れたのでしょうか」

「完全に慣れた、というより、今朝もここにあると理解されたのかと」

「一晩いるだけで、町の景色に少し混ざるのですね」

 それは少し嬉しい。

 白銀列車は、どこかへ向かうものだ。

 けれど、停まっている間は、その土地の朝に少しだけ混ざれる。

 今朝の白銀列車は、水車小屋の裏手にある銀色の客室として、昨日より少し自然に見えるのかもしれなかった。


   ◇


 外へ出ると、朝の空気は昨日より少し分かりやすかった。

 小川の冷たさ。

 粉挽き小屋の乾いた甘さ。

 石窯の煙。

 木組みの家の影。

 パン籠を抱えて歩く子どもの足音。

 一つ一つが、昨日より目に入る。

「昨日より、匂いの順番が分かりますわ」

 私は小川沿いの道を歩きながら言った。

 ノアが隣で少し笑う。

「匂いの順番ですか」

「まず小川です。次に粉です。それから、石窯」

「最後にパンですね」

「ええ。朝がちゃんと焼き上がる順番ですわ」

「詩みたいなこと言ってるのに、だいたい食べ物の話ですね」

「朝ですもの」

 朝は食べ物から始まる。

 少なくとも、ミューレではそうだ。

 ルークが乾いた石を選びながら言った。

「お嬢様、本日は昨日より歩幅が安定しております」

「町に慣れたのかしら」

「水気のある石を避ける判断が早くなっておられます」

「私も成長していますわね」

「はい。非常に実用的な成長でございます」

 たいへんよい評価である。

 大きな成長ではない。

 けれど、水車町を気持ちよく歩くには大事な成長だった。

 石橋へ近づくと、粉挽きの男が水車小屋の前で袋を積んでいた。

 昨日、粉の話をしてくれた男だ。

 彼はこちらを見ると、帽子のつばへ指を当てた。

「今朝もパンかい」

 アベルが答える。

「今朝もパンだ」

「なら、今日の粉は悪くない。夜の湿りが少なかったからな」

「それはいい」

 短い会話だった。

 だが、アベルの目が少しだけ真剣になった。

 粉の状態まで朝ごとに変わるらしい。

 パンは、本当に難しい。

「粉にも、昨日と今日があるのですね」

 私が言うと、粉挽きの男は笑った。

「人間ほどは喋らんが、違いはあるさ」

「喋らない分、パンで分かるのかもしれませんわ」

「そう分かってもらえるなら、粉屋は助かる」

 粉挽きの男は、白銀列車の方をちらりと見た。

「昨日の布は、うまく使えたかい」

「ええ。パンが安心していました」

 男は一瞬黙った。

 それから、少し肩を揺らした。

「パンが安心か。布屋が聞いたら喜ぶな」

「本当ですもの」

 ルークが横で静かに言った。

「状態は良好でございました」

 男は納得したように頷いた。

「なら、今日は籠だな」

「分かりますの?」

「布の次は籠だ。ミューレの朝は、だいたいそうなってる」

 どうやら、私たちはかなり正しい順番で進んでいるらしい。


   ◇


 石窯パン屋は、今日も煙を上げていた。

 昨日と同じ店。

 同じ石窯。

 同じ木の棚。

 けれど、並んでいる丸パンは昨日と少し違う。

 同じ小さな丸パンなのに、表面の色が少し濃い。割れ目も、少しだけ深い。

 昨日より香ばしい匂いがした。

 職人は、私たちを見ると、特に驚かなかった。

 昨日とは違う。

 もう、白銀列車の客として覚えられているようだった。

「今朝も小さいやつか」

 職人が言った。

 アベルは棚を見た。

「昨日より少し焼きが強いな」

「霧が薄かったからな。窯の機嫌が違う」

「悪くない」

「悪くないなら、持っていけ」

 この二人の会話は、やはり短い。

 しかし、必要なことは伝わっている。

 私は棚の丸パンを見つめた。

 昨日より、少しだけしっかりした顔をしている。

 朝の目覚めが少し早かったパン、という感じだ。

「今日は、麦色のパン布がありますわ」

 私が布を見せると、職人は手を止めた。

 布を見て、パンを見て、もう一度布を見る。

「それなら、蒸れない」

「良い布ですのね」

「パンがつぶれないなら、もっといい」

 アベルが頷く。

「今日は籠も見る」

「隣の木工屋へ行け。浅い籠がある」

「先にパンを入れてもいいか」

「熱が落ち着くまでは、布をふわっとかけろ。閉じるな」

 職人は、焼きたての丸パンを紙ではなく、少し厚い木の板へ置いた。

 それをアベルが受け取り、麦色のパン布をそっと下に敷く。

 包まない。

 押さえない。

 パンの上へ、もう一枚のパン布を空気ごと乗せるようにかける。

 湯気が、布の端からゆっくり逃げた。

「……昨日より、パンが落ち着いていますわ」

 私は思わず言った。

 職人がこちらを見る。

「食べる前から分かるのか」

「見た目です。昨日は、持ち帰られる側も少し慌てていました」

「パンが慌てるのか」

「今日は布があるので、安心しています」

 職人は真顔で少し考えた。

 笑われるかと思ったが、笑わなかった。

「そう見えるなら、布は合ってるんだろう」

 かなり嬉しい返事だった。


   ◇


 木工屋は、石窯パン屋の隣にあった。

 昨日の午後、遠くから見た店である。

 軒先には、籠がいくつも下げられていた。

 大きなもの。

 深いもの。

 持ち手が太いもの。

 小さく浅いもの。

 朝の丸パンを持ち帰るための籠は、その中でも一番控えめな顔をしていた。

 浅く、軽く、底が平ら。

 麦色のパン布を敷いたら、丸パンが二つか三つ、ちょうど収まりそうだった。

「……あれですわね」

 私は指を差した。

 ノアが籠を見て頷く。

「サイズはよさそうです。車内の棚にも入りそうですね」

 ルークは持ち手を見ている。

「お嬢様がお持ちになるには少々粗いですが、アベル殿が運ばれるなら問題ございません」

「私も持ちたいですわ」

「持つことは可能でございます。ただし、焼きたてが入ると傾けない配慮が必要です」

「私には難しそうな言い方ですわね」

「お手伝いいたします」

 つまり、持たせてもらえるらしい。

 それならよい。

 木工屋の主人は、細い腕の老人だった。

 籠を編む手がとても速い。

 こちらを見るより先に、アベルが持っているパンと布を見た。

「そのパンなら、浅いのだな」

 アベルが答える。

「ああ。深いと湯気がこもる」

「よく分かってる」

「食うからな」

「食うやつが一番よく分かる」

 老人は軒先の籠をひとつ外した。

 それから、別の籠をもうひとつ出す。

「見た目なら、こっちだ。持ち手が細くて、品がいい」

「実用なら?」

「こっちだ。底が安定してる。パンが動かない」

 私は二つを見比べた。

 見た目が品よく整っている籠は、たしかに可愛い。

 細い持ち手。

 きれいな丸み。

 朝市で持っていたら、かなり絵になる。

 けれど、実用の籠は、底が広くて安心感がある。

 麦色のパン布を敷くなら、そちらの方がきっと合う。

「……今回は、実用の方ですわね」

 ノアが少し意外そうにした。

「即決ですね」

「昨日、布で学びました。白銀列車にふさわしい派手さより、パンが気持ちよくいられる方が大事です」

 木工屋の老人が、低く笑った。


「パンが気持ちよくいられる籠か」


「おかしいでしょうか」

「いや。籠はそういうものだ。入るものが落ち着くなら、それでいい」

 この町の職人たちは、私の変な言い方を思ったより自然に受け止めてくれる。

 それが少し嬉しかった。


   ◇


 麦色のパン布を、籠の底へ敷いてみた。

 ぴったりだった。

 広げすぎず、余りすぎず、角が少しだけ立ち上がる。

 赤い実の刺繍紐を持ち手の根元へ軽く結ぶと、素朴な籠が少しだけ嬉しそうに見えた。

 昨日の布だけでは、まだ途中だった。

 今、籠と合わさると、朝食の支度になった。

「……これは、かなり良いですわ」

 私は籠を見つめた。

 アベルが丸パンを一つずつ入れる。

 湯気がパン布に触れ、ふわりと逃げる。

 上からもう一枚を軽くかける。

 閉じ込めない。

 守る。

 その違いが、なんとなく分かってきた。


「パン籠ですわ」


 ノアが笑う。

「見れば分かりますけど、言いたくなる感じはありますね」

「ええ。これは、ただの籠ではありません。白銀列車の朝食用パン籠です」

 言った瞬間、少し離れたところにいた布商人がこちらを見た。

 昨日の店主だ。

 彼女は声をかけてこなかった。

 ただ、籠に敷かれた麦色のパン布と、刺繍紐を見て、ほっとしたように笑った。

 粉商人も、水車小屋の前からこちらを見ている。

 石窯パン屋の職人は、店先で腕を組んでいる。

 誰も騒がない。

 けれど、何が選ばれたのかは見ている。

 良い布。

 良い籠。

 良いパン。

 それらが、白銀列車の朝食へ向かう。

 それだけのことなのに、町の人々は少しだけ真剣な顔をしていた。

 木工屋の老人が、籠の持ち手を私へ差し出した。

「持ってみるかい」

「よろしいの?」

「自分の朝食用だろう」

 私は両手で持ち手を取った。

 軽い。

 けれど、中のパンが傾かないようにすると、少し緊張する。

 ルークがすぐに横へ手を添えた。

「お嬢様、そのまま水平に」

「意外と難しいですわ」

「ですが、大変よくお持ちです」

「褒め方が幼い子向けですわ」

「大切なパンでございますので」

 それなら仕方ない。

 私は籠を抱え、ゆっくり歩き始めた。

 パンの温かさが、布越しに少しだけ伝わる。

 朝食を持って帰る。

 その行為自体が、もう少し楽しかった。


   ◇


 白銀列車へ戻る道は、昨日より少し誇らしかった。

 私はパン籠を持っている。

 麦色のパン布を敷き、赤い実の刺繍紐を結び、焼きたての丸パンを守っている。

 ただの買い物ではない。

 朝食を連れて帰っている。

 小川沿いの道で、子どもがこちらを見た。

 その子もパン籠を抱えている。

 籠を少し持ち上げて見せると、子どもはにこっと笑った。

 私も少しだけ籠を持ち上げる。

 ルークが即座に支えた。

「お嬢様、傾きます」

「少しだけです」

「パンが寄ります」

「それはいけませんわ」

 私はすぐに戻した。

 パン籠の挨拶にも技術がいるらしい。

 ノアが笑っている。

「完全に町の朝に混ざってますね」

「そう見えます?」

「見えます。銀色の列車から来た令嬢が、パン籠を真剣に水平に持って帰ってるので、かなり目立ちますけど」

「混ざっているのか、目立っているのか、どちらですの」

「両方です」

 両方。

 悪くない。

 白銀列車はこの町のものではない。

 でも、今朝のパン籠だけは、少しミューレの朝に混ざっている。

 そう思うと、籠がさらに大事に感じた。


   ◇


 白銀列車の扉が開く。

 車内の空気が、朝の小川の匂いを受け止める。

 私は籠を持ったまま、ゆっくりラウンジへ入った。

 右ソファ。

 小卓。

 麻ラグ。

 窓の外の水車。

 そこへ、パン籠が加わる。

 麦色のパン布を敷いた籠が小卓に置かれると、昨日より朝食の場所がはっきりした。

 パンがある。

 布がある。

 籠がある。

 そして、窓の外には水車がある。

「……完成に近づきましたわね」

 私は小さく言った。

 アベルが籠の中を確認する。

「湯気もちょうどいい。こもってない」

「布はどうです?」

「合ってる」

「籠は?」

「合ってる」

 短い。

 でも、十分な評価だった。

 ルークが朝食の支度を整える。

 今日は昨日より手順が早い。

 パン籠を小卓に置く。

 パン布の上から一つ取り出す。

 薄く割る。

 バターを用意する。

 木苺ジャムを小さな器へ。

 温め直したミルクティーを添える。

 全部が、昨日より迷いなく並んでいく。

 ノアが窓際で言った。

「昨日は買ってきたパンを朝食にした感じでしたけど、今日は朝食の支度として持って帰ってきた感じですね」

「ええ」

 私はパン籠を見つめた。


「昨日より、朝が上手ですわ」


 その言葉に、誰も笑わなかった。

 たぶん、かなり正しかったからだ。


   ◇


 丸パンをひと口食べると、昨日とは少し違った。

 粉の香り。

 皮の香ばしさ。

 バターの塩気。

 木苺ジャムの明るさ。

 それは昨日と似ている。

 でも、今日はパン籠から取り出した分、少しだけ整っている。

 持ち帰るところから、朝食が始まっていた。

 だから、食べる前にもう少し満ちていた。

「……昨日より、旅の朝ですわね」

 私はゆっくり言った。

 アベルが頷く。

「籠があると、流れができる」

「流れ」

「買う、運ぶ、置く、割る、食う。途中が雑だと、味も雑になる」

「途中まで朝食なのですね」

「そういうことだ」

 私はもう一口食べた。

 木苺ジャムが少しだけ舌に残る。

 そこへ、温め直したミルクティーを飲む。

 昨夜の名残を、朝のパンが受け止める。

 眠るための一杯と、起きるためのパン籠。

 その二つが、白銀列車の中で並んでいる。

「これがあれば」

 私はパン籠を見た。

「次の町でも、朝が少し安心ですわね」

 ルークが静かに言った。

「朝食用として、保管場所を整えましょう」

「お願いします」

「麦色のパン布は、使用後に乾かす場所も必要でございます」

「お願いします」

「籠は型崩れしない棚へ」

「それもお願いします」

 朝食道具には、運用がいる。

 だが、それは面倒というより、暮らしが増える感じだった。


   ◇


 窓の外では、水車が回っている。

 町の人々は、もう白銀列車をただ驚いて見るだけではなくなっていた。

 石窯パン屋の職人は、店先の棚を整えながらこちらを一度見た。

 粉商人は、水車小屋の前で袋を積み直している。

 布商人は、朝市の端で麦色のパン布を畳んでいる。

 木工屋の老人は、軒先に別の籠を下げていた。

 誰も大声で何かを言わない。

 白銀列車の名前を掲げるわけでもない。

 けれど、今朝の白銀列車に何が入っていったのかを、きっと覚えている。

 小さな丸パン。

 麦色の布。

 浅い籠。

 赤い実の刺繍紐。

 派手ではない。

 高価そうでもない。

 でも、朝に気持ちよく使えるもの。

 私は、それでよいと思った。

「ミューレは良い町ですわね」

 ノアが窓の外を見ながら頷いた。

「朝をちゃんと持ってる町ですね」

「ええ。朝が上手な町です」

 アベルが笑う。

「今度は町まで上手になったか」

「でも、本当にそうです。朝のものが、全部朝に向いています」

 水車。

 粉。

 石窯。

 丸パン。

 布。

 籠。

 それぞれが、朝を支えている。

 白銀列車は、その一部を少しだけ持ち帰った。

 それが、とても嬉しかった。


   ◇


 朝食を終える頃、私は出発のことを少し考えた。

 ミューレには、もう一泊してもよい。

 けれど、パン籠はできた。

 朝食の支度も整った。

 それなら、明日の朝にもう一度だけこの籠を使い、それから出発するのがよさそうだ。

「明日の朝」

 私は籠を見ながら言った。

「最後にもう一度、これでパンを買いましょう」

 ルークが頷く。

「承知いたしました」

「そのあと、白銀列車を走らせます」

「次の行き先は、明日の朝にお決めになられますか」

「ええ。今はまだ、ミューレの朝をいただいている途中ですもの」

 急がない。

 目的地が決まっていない旅だからこそ、今の朝をちゃんと終える。

 パン籠の中には、まだ丸パンが一つ残っていた。

 麦色のパン布が、それをふわりと守っている。

 私はその姿を見て、小さく頷いた。

 白銀列車に、朝食用のパン籠ができた。

 昨日より少し、旅の朝が上手になった。

 水車の音は、窓の外で変わらず続いている。

 ごとん。

 ことん。

 ごとん。


 ミューレの二度目の朝は、パン籠の中でやわらかく湯気を残していた。

翌朝のパン籠回でした。


麦色のパン布を敷き、

浅い籠を選び、

焼きたて丸パンを持ち帰りました。


ただ買って帰るのではなく、

朝食として連れて帰る。


旅の朝が、

少し上手になりました。


次回、

最後の朝です。

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