表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
40/102

「ドラゴンまで機械ですぅぅ!?」

空そのものが、機械へ変わり始めた。


──ギギギギギ……


夜空に巨大な歯車が浮かび上がる。


雲が金属へ変質し。


星空は、赤い回路に塗り替えられていく。


人々が恐怖で立ち尽くした。


「なんだよ、あれ……」


「空が……!」


ミアが歯を食いしばる。


「空間制御領域……!」


春は目を見開いた。


空だけじゃない。


地面も。


建物も。


街全体が、少しずつ機械へ侵食されている。


ゼルヴァが低く呟く。


「世界を書き換えているのか」


リリィが震える。


「そんなの反則ですぅぅ……!」


その時。


オメガの巨大な瞳が輝いた。


『対象解析完了』


『世界樹エネルギーを確認』


『危険度──最大』


次の瞬間。


空から無数の光線が降り注いだ。


──ズドドドドドド!!!


街が爆発する。


春たちは咄嗟に散開した。


「避けろ!!」


ユナが人々を庇いながら叫ぶ。


レオナは炎壁を展開。


アイリスは黒花結界を広げた。


だが。


光線は止まらない。


まるで空全体が敵だった。


春が剣を握る。


「どうすりゃいいんだよ、これ!」


ミアが叫ぶ。


「オメガ本体は、上空中枢にいます!!」


空の遥か上。


巨大な歯車の中心。


そこに、巨大な機械都市が浮かんでいた。


《機械神核アーク・ギア》


ミアが悔しそうに拳を握る。


「でも、普通じゃ辿り着けない……!」


その時。


ゴゴゴゴゴ……!!


地面が揺れた。


春たちの背後。


地下から、巨大な何かが浮上してくる。


蒸気。


轟音。


そして。


巨大な鋼鉄列車が現れた。


空へ向かって伸びるレール。


無数の砲塔。


レオナが目を輝かせる。


「うおぉぉ!?」


ミアがニヤッと笑った。


「反乱軍の秘密兵器」


列車の側面に、大きく刻まれている。


《スカイライン・ゼロ》


ミアは親指を立てた。


「空中要塞までぶっ飛ばすよ!」


リリィがテンションを上げる。


「列車ですぅぅ!!」


春も少しワクワクしていた。


「いやロマンすごいな」


ゼルヴァは呆れ顔だった。


「遊びに来たわけじゃないぞ」


「顔がちょっと楽しそうですけど」


「気のせいだ」


その時。


列車のドアが開く。


中から、大柄な男が現れた。


片腕が機械。


白髪。


鋭い目。


彼は春たちを見回した。


「お前らが異世界組か」


ミアが笑う。


「紹介するよ」


男は巨大レンチを肩へ担いだ。


「俺はガルド」


ニヤリと笑う。


「この列車の車掌兼、整備士だ」


ガルドは春を見る。


「話は聞いてる」


その目が真剣になる。


「オメガを止められるのは、お前らしかいねぇ」


春は頷いた。


「やるよ」


その瞬間。


空のオメガが再び光る。


『抵抗行為を確認』


『殲滅兵器を起動』


空間が裂ける。


そこから。


巨大な機械竜が現れた。


全長数百メートル。


鋼鉄の翼。


赤い単眼。


口には巨大砲。


リリィが絶叫する。


「ドラゴンまで機械ですぅぅ!?」


ガルドが叫ぶ。


「全員乗れぇ!!」


スカイライン・ゼロのエンジンが唸る。


蒸気が噴き上がる。


春たちは列車へ飛び乗った。


直後。


──シュゴォォォ!!


機械竜が咆哮する。


そして。


空へ向かう鋼鉄列車と、機械竜の追撃戦が始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ