『カラーの花は夜に鳴く 〜一途な悪役令嬢、冷徹な漆黒に溺愛される〜』
最新エピソード掲載日:2026/07/11
公爵令嬢カリア・フォン・ラディスは、幼馴染の婚約者、伯爵令息のギルバートをただ一途に愛していた。いつか彼を裏から支える盾となるため、血の滲むような努力で国指折りの『氷結魔法』の使い手となったカリア。 しかし半年前、あざとい男爵令嬢のミーナが現れてからすべてが一変する。ミーナが自作自演で転んでは涙を流すせいで、周囲はカリアを「嫉妬に狂った悪役令嬢」と罵り、味方は誰もいなくなってしまった。どれだけ尽くしてもギルバートから向けられるのは冷酷な蔑みの目だけ。ある夜、心をズタズタに引き裂かれ、お屋敷の庭園で声を殺して泣いていたカリアの前に、一人の男性が現れる。それは、夜の闇を溶かしたような漆黒の髪と、凍てつく湖のような水色の瞳を持つ男――隣国の冷徹侯爵、アルヴィスだった。人間を信じず孤独に生きてきたアルヴィスは、泥を塗られてもなお一途に人を愛せるカリアの純粋な涙に、激しく胸を締め付けられ、狂おしいほどの恋に落ちてしまう。「もう、そんな愚か者のために泣く必要はありません。これからは、私が貴女の最高の味方になりましょう」さらに、カリアが無理に強がっていたことに気づき、裏で激怒する超シスコンの公爵兄貴も加わり、最強の男たちがカリアを救い出すために動き出す!一方、カリアという本物の功労者を失ったギルバートの国は勝手に内政ガタガタになって自滅していき、ミーナはアルヴィスを色仕掛けで誘惑しようとして無様に床へスライディング激突する羽目に――!?これは、一途すぎて不器用だった悪役令嬢が、世界一冷徹で世界一激甘な黒髪侯爵殿下に、身も心もとろかされるほど溺愛され、本当の幸せを掴み取るまでの物語。