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『平和』とは何だ。
それは、争いが存在しない世界だ。
戦争も対立も何も無い。真に何も存在しない事こそが、平和であるのだ。
そうだ。
そうに決まっている。戦争を終わらせた勇者こそが、絶対的な『正義』なのだから。
安心しろ!
貧困で悩んでいても、力を持ちえなくとも!
もうじきこの国は救われる。あと少し、持ちこたえてくれれば良い。
そうすれば争いは生まれることなく、国民は『確立された幸せ』を手に入れられる!
そうだろう?
だから、今ある不都合からは目を背けるんだ。
私が見るべきものは、そんな醜い物では無い。
もっと輝かしい、『星』である。
頂点に立ったのなら、そこから地面を見下ろす?
はは! なんと阿呆なことだ!
更に上を見上げるんだ。空を通り抜け、銀河をも掌握し、その上の天国さえも!
だから、お前らも"上に立つ"私を見るんだ。
私がお前らの、愛すべき人になってやるから。
『私を見ろ。見ろ。ただひたすらに』
『視線を外すことは許さない。全てを私に捧げ、その一生を私に費やすんだ』
……え? どうするかって?
決まっているだろう。この手には『チャーム』が握られているのだから。
はは。
『私』が全て、救ってやる。
全ての意思が同じであるのなら、それは『平和』以外の何物でもない!
二章 キーワード
『平和』『幸せ』『差異』『指導者』




