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最低?


僕は重い体を無理やり起こして、鏡の前に座った。


自分の髪の毛を梳かすことさえ億劫になってしまった。


少し開けた窓からは秋風が吹いてカーテンがかすかに揺れている。


僕はいつものように、昔付き合っていた人にもらった香水の入れ物から


お気に入りの金木犀の髪飾りを手にとって慎重につける。


僕は鞄を肩にかけて、ゆっくりと軽いドアを開ける。


何の罪もない通学路さえ、今は憎く感じる。


貰ったものを1日も経たずに守れなかった僕は、本当に情けないと感じる。


教室に入って、浅木にあったら一番に謝ろう。


そう考えて教室のドアをゆっくりと開けると、周りがいつもよりざわついていた。


なんのことだろうと不思議に思いながらも、一歩一歩慎重に教室のタイルに沿って歩く。


ふと黒板に目を向けると、信じられない言葉が並んでいた。



「白崎は今まで仲良くしてきた人全員が嫌いです!!!!!!!!!


いっつも陰口が絶えません!!!裏切り者の転校生!!!!!!!!」


ゆか「、は?」


ざわついている原因が、これだとすぐに理解した。


そんなことない、嫌いだったらまずそもそも仲良くなんかしない。


やだよ、こんなことで全部失っちゃうの、、??


僕は浅木の方を振り向く。


すると浅木は怖い顔で僕の腕を掴んでどこかへ連れて行く。


ゆか「えっちょなになに、?!?」


すると人があまり来ない少人数教室に連れて行かれた。


ゆか「あのねっ、浅木、僕、いいたいことが、」


浅木「、、今まで関わってきたことが全部ウソだったとはな。」


浅木は僕を冷たい目で見る。


その視線が怖くて背筋が凍りつく。


ゆか「そ、そのことなんだけど、、あのね、」


浅木「、もういい、裏切り者の話なんか聞いてられねぇ」


そう言って浅木は僕に背を向ける。


僕は本能的に「このままじゃだめだ」と感じる。


反射的に浅木の服を掴む。


浅木、苦しそうな顔してた。


浅木、なにかかくしてるんじゃないかな、?


ゆか「っ、、いかないで、


話したいことが、あるの、」


僕が真剣な顔でそう言うと、浅木は目を見開く。


ゆか「だからっ、


浅木「もうお前の話なんか聞きたくないって言ってんだろっ!!!!」


浅木は大きな声を出して僕を強く突き飛ばす。


ゆか「ぃ”だっ、、?!」


僕は背中に加わった衝撃に耐えられず壁伝いで座り込む。


浅木「、ぁ、、」


浅木は背を向けて走り去ってしまう。


終わった。


僕のJKライフはここで幕を閉じるのだと思いながら、


ゆっくりと目を閉じた。


もう体を動かす気にもなれない。


誤解を解いて再び仲良くなろうなんて思えない。


僕は、全部捨ててしまった。


、、疲れた、全部。


僕は1日中トイレに篭った。






















浅木side



昨日、突然麗華から電話がかかってきた。


どうして俺の連絡先を知っているんだ?と疑問を感じながらも電話に出る。


浅木「、、はい、」


麗華「ねぇ浅木くん、ちょっと頼みたいことがあるんだけど、、」


浅木「手短に言ってくれ。」


少しだけ感じる嫌な予感を振り払いながら麗華の話を聞く。


麗華「ゆかちゃんとぉ、、友達をやめてほしいの。」


俺の嫌な予感は的中した。


浅木「、、は?」


麗華「、、浅木くんのせいでゆかちゃんがいじめられてるの。


ゆかちゃん、今まで仲良くしてきた人のこと全員嫌いだって言ってて、、」


嘘だ。俺は信じない、


浅木「、、嘘だろ、」


麗華「うん、嘘だよ。」


平然と答える麗華に少し戸惑っていると、麗華が言葉を続ける。


麗華「、、浅木くんのせいでいじめられているのは事実だよ。


だからこれ以上巻き込まれてほしくなくて、、」


浅木「、、俺は白崎と縁を切るつもりはない。」


麗華「、、あっそう。じゃあゆかちゃんうちのおじさんのところで使わせてから捨てるね」


俺は麗華の軽々しい発言に耳を疑う。


麗華「うちのおじさん、女の子大好きでさぁ?そういうところで働いてるんだけどさ。


ゆかちゃん、元はいいんだからいい値段で売れるだろうね。」


麗華の明るい声色に俺は血の気が引いた。


浅木「っ、、何言ってるんだ、お前、」


麗華「あ、売り飛ばされたくなければこれからゆかちゃんのこと突き放してね。


話してるの見た瞬間連れて行くから。」


そう言って通話が切れる。


、、そんなの、選べねぇよ、、


その日俺は白崎のことで頭が一杯で眠ることができなかった。







翌日、教室のドアをゆっくりと開けると、周りがいつもよりざわついていた。


なんのことだろうと不思議に思いながらも、席につく。


ふと黒板に目を向けると、信じられない言葉が並んでいた。



「白崎は今まで仲良くしてきた人全員が嫌いです!!!!!!!!!


いっつも陰口が絶えません!!!裏切り者の転校生!!!!!!!!」


ゆか「、は?」


ざわついている原因が、これだとすぐに理解した。


さっき登校してきた白崎が目を大きく見開いて呆然と立ち尽くす。


白崎が俺の方を向いて冷や汗をかいている。


俺は意を決して白崎の腕を掴んで人目のつかないところへ連れて行く。


ゆか「えっちょなになに、?!?」


戸惑っている白崎を無視してそのまま腕を引っ張って連れて行く。


ゆか「あのねっ、浅木、僕、いいたいことが、」


白崎の言葉に被せて口を開く。


浅木「、、今まで関わってきたことが全部ウソだったとはな。」


俺は白崎を冷たい目で見る。


白崎はひどく怯えた様子を見せる。


ゆか「そ、そのことなんだけど、、あのね、」


浅木「、もういい、裏切り者の話なんか聞いてられねぇ」


罪悪感に支配されて俺は白崎に背を向ける。


そのまま歩こうとすると、後ろから服が引っ張られる。


振り返ってみると、白崎が震える手で俺の服をしっかりと掴んでいる。


抱きしめてやりたい。頭を撫でて安心させてやりたい気持ちでいっぱいだった。


白崎の頭に手を置こうとした瞬間、昨日の麗華の発言を思い出す。


麗華「ゆかちゃん、元はいいんだからいい値段で売れるだろうね。」


ゆか「だからっ、


浅木「もうお前の話なんか聞きたくないって言ってんだろっ!!!!」


俺は麗華の嫌悪感の八つ当たりで白崎を思いっきり突き飛ばした。


ゆか「ぃ”だっ、、?!」


想像以上に白崎が痛がったため、俺はパニックになって背を向けて走ってしまった。


最低だ。


最低だ最低だ最低だ最低だ最低だ最低だ、



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