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まぁ、、ねぇ?


僕はあくびをしながら教室のドアを開けると、女子3人組が目の前に立っていた。


びっくりして後退りをすると、1人の女子が腕を強く掴んでくる。


???「、、ねぇ。転校生ちゃん。あんた、浅木くんの何???」


ゆか「え、??」


許婚ですなんて言えないから、僕は返答に困っていると突然自分語りを始める3人組。


麗華「あたしは浅木くんファンクラブ会長!!の九条麗華!!!」


瑠奈「うちは浅木くんファンクラブ副会長!!宇佐美瑠奈!!!」


亜由「ウチも浅木くんファンクラブ副会長!!!七瀬亜由!!!」


僕は冷めた目で3人組のことを見ると、麗華が僕の髪を掴む。


麗華「答えなさいよっ!!!あんたは浅木くんのなんなの?!?


ペアダンスで一緒に踊れたからって調子乗ってんじゃないわよ!!!!」


ゆか「い”っ、、、」


、、??あれ、なんか、この感覚、どこかで、


浅木「、、なにしてんの。」


浅木がちょうど登校してきたようで、麗華は僕の髪を手からパッと離す。


麗華「浅木くんっ!!!待ってたのよ!!体育祭の時めっちゃかっこよかった!!」


残りの2人も同様に声を変えて同意する。


浅木「あぁ、さんきゅさんきゅ。」


浅木は慣れた感じで適当にあしらう。


瑠奈「ほんとよ!!本当にかっこよかった!!」


3人の言っていることを半分無視しながら僕に近づいてくる。


何事かと身構えていると、腕を掴んで立ち上がらせてくれた。


浅木「早く席つくぞ。」


、、はぁ?


僕はあまりの無自覚イケメン行動に謎ギレしてしまう。


僕は席についてほっといため息を付くと、浅木が口を開く。


浅木「今日も俺の家来いよ。」


ゆか「もう、そんな軽く行けるほどの家じゃないでしょう、?」


僕は金木犀の髪飾りを触りながら呆れた声でそう言う。


浅木「行きたくないの?」


ゆか「行きたい。」


食い気味にそう言うと、浅木は少し機嫌が良さそうに答える。


浅木「ふっ、なんだよそれ。


じゃあこうしよう。1回家に帰ってから来い。俺が迎えに行ってやるよ。」


何様だお前


ゆか「はぁ、、わかった。」


浅木「決まり。待ってるな。」











とんで放課後。


あの、正装がありません。


僕は必死にクローゼットの中を荒らしまくりながらマシなものを探す。


あ、これでよくね。


僕は服の中に敷き詰まっている一着の服を引っ張り出す。


暗い灰色のおしとやか(っぽい)ワンピース。


着る人によるがな!!!!!!


待ち合わせ時間に間に合わないと思い、僕は焦りながら準備を整えた。


ドアを開けて外に出ると、高級車が止まっている。


いつ見てもなれない。夕日に反射している車。


執事さんは僕の存在に気づいたようで、高級車のドアが自動でゆっくりと開く。


浅木「遅ぇよ。」


浅木はニコニコしながら僕に文句を言う。


本当にこいつは性格が悪いなと思いつつ、ゆっくりとシートベルトをつける。


ゆか「はいはい。ごめんねごめんねー。」


運動会を機に、僕達はかなり仲良くなった。


週に1回は必ず遊ぶし、移動教室はいつも一緒にいるし。


、、許婚だし、?


浅木は前より笑うようになった。


他の女への対応は全く変わっていないが。


浅木「着いたぞ。」


そう言って浅木は降りようとする僕の手を掴んでくれる。


ゆか「あ、、ありがと、」


僕は少し照れくさそうに笑う。


浅木「ほら早く入れよ。」


そう言ってそのまま僕の腕を引っ張る。


重たそうなドアが開くと、浅木の態度は一気に変わる。


浅木「母さん、只今戻りました。」


浅木が深くお辞儀をすると、浅木ママが駆け足で僕の方へ駆け寄ってくる。


浅木ママ「あらぁゆかちゃん大きくなったわねぇ」


ゆか「あの浅木ママさんまだ一ヶ月も経ってません」


浅木ママ「あらぁそうかしら??でも随分と仲良くなったみたいねぇよかったわあ」


浅木は少し視線をそらしてから口を開く。


浅木「、、またこいつも、ご飯食べてから帰りますんで」


浅木ママ「ええわかったわじゃあ豪華なの用意しましょうね」


いつも豪華だろ。と突っ込みたい気持ちを抑えながら会釈する。


そしていつものように僕は浅木の部屋で過ごす。


ゆか「ねぇ、浅木の小さい頃の写真とか無いの?」


浅木「えー?ねぇよ。」


ゆか「即答すんなや」


浅木は嫌そうな顔をしながら渋々アルバムを持ってくる。


浅木「おら。これで満足か?」


そう言って浅木はゆっくりとページを捲り始める。


ゆか「かわいいね。まだこの世のすべてを知ってしまったみたいな顔してない。」


浅木「俺のことなんだと思ってんだよ」


僕は目を細めて笑いながらアルバムのページを捲り続ける。


、?


僕は1つの写真に違和感を覚える。


ゆか「これ、、僕に似てる。」


浅木「は、?」


なんか、見覚えが、


僕が考えこもうとした瞬間、浅木が僕の手からアルバムを取り上げる。


ゆか「あ”!!なんで取り上げるの!!」


僕は腕を高く挙げた浅木からアルバムを取り返そうとぴょんぴょん跳ねてみる。


すると浅木は鼻で笑って僕を見下ろす。


浅木「163cmには厳しいんじゃね?」


ゆか「サイテー!」


僕は頬をふくらませながら頑張って手を伸ばす。


すると突然頭に温かい感覚がした。


ゆか「、?」


見上げてみると、僕の頭の上には浅木の手が乗っていた。


ゆか「?!?!??!?!?」


僕は驚いてゴキブリのように素早く後退りする。


浅木「あ、ごめん、」


浅木は頬をかいて視線を逸らす。


こいつが一体何をしたいのか全く読み取れない僕は、ただ硬直することしかできなかった。


こんなんバレたら僕死ぬんだけど。





気まずい雰囲気の中、豪華なご飯を黙々と食べてからお家に帰りましたとさ。






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