はい?
そして放課後。
ゆか「浅木、、さん?浅木、、、くん?」
僕は首を傾げながら浅木の方へ駆け寄る。
浅木「、、浅木でいい。
早く行こうぜ。そうしないと、アイツらが、、」
靴を履き替えてる時に、浅木がそう言うと再び大量の女子が
浅木の方へと押し寄せてきた。
後輩女子「浅木先輩っ、!!!!今日一緒に帰りませんか?!」
同級生女子「浅木くんっ!!今から一緒に近所のカフェいかない??」
女子がキャーキャー騒いでいるのと裏腹に、僕は陽キャオーラの過剰摂取で
吐きそうになっていた。
すると浅木がゆっくりと口を開く。
浅木「、、悪い。今日は予定ある。」
女子たちは肩を落として残念そうにぶつぶつ言いながら帰っていった。
影響力凄まじい、、
門まで着いたところで、でっかい高級車が近くで止まった。
うわー金持ちの車だな〜と思いながら通り過ぎようとすると、浅木がそこで立ち止まった。
は?これもしかして浅木の家の車説ある??や、ないよね。ないない。
僕は嫌な予感を振り払って再び歩こうとすると、車から誰かが降りてくる。
真っ黒で誇り1つ付いていないきれいなスーツを身にまとい、腕には
薄い絹でできた布をかけている。
The・執事みたいな感じです。
執事「浅木朋紀様、お迎えに上がりました。」
執事は90°きれいにお辞儀する。
、、がちか。
僕は呆然と立ち尽くしていた。
え、今からこれ乗るの?冗談だよね??
浅木「あぁ。ありがとう。」
そして浅木は僕の方を振り向く。
浅木「何突っ立ってんだよ。早く乗れよ。」
ゆか「あ、、はい、、」
僕は浅木のお金持ちパワーの圧に負け、渋々高級車に乗った。
安っぽい車のシートの匂いではなく、金持ちみたいな匂いが車内には漂っていた。
じっと隣りに座っている浅木をよく見ると、制服は学校で配られたものではなく
いいとこのネクタイだった。小さく有名なブランドの刺繍がされていた。
ガチのお金持ちやん。と少々引きながら僕は再び窓に向き直った。
しばらくすると、車がゆっくりと止まる。
執事が僕の手を取って丁寧に車からおろしてくれる。
視線を上に向けると、とんでもなくでっかいお屋敷が目に入る。
ゆか「うっわぁ、、、、」
漫画でしか見たことないほどでかいお屋敷に僕は圧倒される。
嘘僕制服だけどいいの???なんか正装とか着とかなきゃいけなかった感じ??
浅木「何ボサっとしてんだよ。はやくいくぞ。」
浅木は大きな歩幅で玄関へと向かう。
僕は恐る恐る大豪邸に近づいた。
近づくたびに感じる金持ちオーラ。
僕は息を呑んで玄関に足を踏み入れる。
すると、右を見てもブランド、左を見てもブランド。
ここはブランドの株式会社か何かですか??
僕の最初の感想はこれだった。
こんな金持ちの家にお招きされて一般人の二酸化炭素をこの家に
おいていくわけにはいかねぇ息止めようかな
僕は緊張で吐きそうになりながらゆっくりと廊下を歩く。
浅木「、、ここ。母さんが待ってる部屋。」
ちょっと待って急展開しぬ
ゆか「あ、、、は、はい、」
僕は緊張で足がガックガク震えている。
浅木「生まれたての子鹿か?お前。」
浅木は視線を下に向けてクスッと笑う。
やめろよイケメン&金持ちパワーで好きになっちまうだろうが。
僕は眩しい浅木の笑顔に目を細めていると、浅木がドアノブに手をかける。
まってまだ心の準備が
ゆっくりとドアを開ける。
僕は全力で下を向く。
浅木「母さん、只今戻りました。」
そう言ってすごくきれいなお辞儀をする。
ちょっと待ってこれ僕もした方が良いの??
僕は緊張のあまり視線が色んなところに行っていた。
壁にかかってる意味のわからない絵画、なんか高そうな置物。
するとゆっくり浅木のお母さんのような人が口を開く。
浅木ママ「ゆかちゃん、、!!久しぶりねぇ、、!!」
ゆか「、、え????」
一瞬時が止まったような気がした。
浅木「話し合わせろ」
こそっと浅木が言ったとおりに会釈をして口を開く。
ゆか「ごっっっごご、、ごぶ、、ご無沙汰しております、、」
浅木「溺れてんじゃん。」
浅木ママ「久しぶりにあえて嬉しいわぁ、、!!ほら、座って座って、」
僕は誰がどう見てもバカ高そうなソファに腰掛ける。
無駄に背筋がぴんと張ってしまうほど緊張している僕を見て、浅木ママはくすっと笑う。
あ、こいつ(浅木)お母さん似なんだ。
とすぐに分かるくらい、浅木ママの笑い方が浅木そっくりだった。
ゆか「あっあ、、あの、、どうして僕を、呼んだんですか、、??」
おそるおそる聞くと、浅木ママは少し間を開けてから口を開く。
浅木ママ「うーん、、ゆかちゃんと久しぶりにお話したかったのよねぇ」
僕はあなたのことを全く知らないんですけど。
え???僕が記憶喪失説ある????や、ええ?????
僕が首を傾げていると、浅木ママはクスクス笑ってゆっくりと話す。
浅木ママ「それにしても本当に大きくなったわねぇ、、
やっぱり朋紀の’’許婚’’にしてよかったわぁ。こんなに可愛く育っちゃってぇ、、」
は?
え、は??
今聞き捨てならない言葉が聞こえた気がするけど一度僕は無視してみることにした。
浅木の方をちらっと見ると、浅木も相当驚いている。
僕達2人が戸惑っているのを見て不思議に思った浅木ママは、続けて話す。
浅木ママ「”許婚”って、、なんだか窮屈じゃないかと思ったけど、、
やっぱり相性も良さそうねぇ、!!”許婚”にしてよかったわぁ、、!!」
なんか2回強調されましたが。
気の所為ですよね。
浅木「あの、たいへん申し上げにくいんですが、、
”許嫁”、、というのは、、??」
ようやく浅木が口を開いたかと思うと、その話についての疑問だった。
いやそれな??許嫁ってなんだよ。少女漫画でしか見たことないわ。
浅木ママ「あら??聞いていなかったの?
ふたりとも、18になったら結婚するのよ??」
浅木「、、、」
ゆか「、、、」
ゆか&浅木「はぁぁぁぁぁぁああああああああああああッッッッ?!?!??!!??!?」




