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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

死にたがりの公爵閣下を若草色のドレスを引き裂いて救ったら、いつの間にか執着溺愛されていました〜没落令嬢、天使な幼子と毒舌な弟に囲まれて幸せになります〜

作者:深山心春
最新エピソード掲載日:2026/05/14
「毎朝7時10分に2話更新します。励みになりますので応援してくださるると嬉しいです…!」

アウリスタ国の没落子爵家・リーヴェスヴィンセン家の長女アマーリエは、家計を支えるため、身を削る思いで婚活に励んでいた。ある夕暮れ、彼女は橋の欄干から赤子を抱いて身を投げようとする男を発見する。捨て身の突進で男の裾を掴み、「子供の可能性を潰すな」と一喝したアマーリエは、その親子をボロ馬車に押し込み、廃屋同然の自宅へと連れ帰った。
男の正体は、国を支える名門エルヴィス・フォン・ローゼンブルク公爵であった。彼は最愛の妻を亡くした後、「一人で立派に育てる」という亡き妻との約束に縛られ、誰の手も借りずに育児と公務を抱え込んで心身を病んでいた。アマーリエは相手が公爵と知っても態度を変えず、空腹で泣く赤子クラウスに手際よく離乳食を与え、父親であるエルヴィスの独りよがりな育児を「周囲を頼ることは育児を捨てることではない」と痛烈に批判する。
その真っ直ぐな瞳と言葉に救いを見出したエルヴィスは、アマーリエにクラウスの乳母、ひいては妻になってほしいと求婚する。没落した実家の救済と、頭脳明晰ながら休学中の弟フェリクスの復学を条件に、アマーリエは「白い結婚」を覚悟して公爵家に嫁ぐことを決意した。
結婚生活が始まると、アマーリエの予想に反して、エルヴィスの「溺愛」が加速する。当初は隈だらけで窶れていた彼だったが、アマーリエの明るさと合理的な差配によって活力を取り戻し、次第に彼女を一人の女性として情熱的に愛し始める。一方、アマーリエもまた、不器用ながらも必死に家族を守ろうとするエルヴィスの優しさに触れ、契約上の関係を超えて彼に惹かれていく。
しかし、幸福な日々の中で、クラウスの急病が波乱を呼ぶ。動揺したエルヴィスが放った「君は本当の母親じゃないから冷静でいられるんだ」という言葉は、アマーリエの心に深い傷を残す。自分の居場所を「雇われの身」として割り切ろうとするアマーリエだったが、彼女の献身的な看病と、フェリクスの叱咤、そしてエルヴィスの深い後悔と謝罪を経て、二人は真の夫婦としての絆を固める。それは、絶望の淵で手を繋ぎ合った三人が、本物の家族になっていくまでの愛と再生の物語である。
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