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責めすぎ


ゆか「、、、、」


終わった、、、、


入学した次の日、飯に喉詰まらせて肺を再び傷つけて入院とか、、


ダサすぎるッッ!!!


しかも、、一週間入院、、無理、、、


あっという間に夏になっちゃうよ!!


僕は真っ白な天井を見つめていた。


ゆか「う"う"、、」


しかも声帯までぶっ壊すなんて、、、


、、、今僕ができることといえば読書しかない。


僕は小さい頃ずっと読んでいた小説を開く。


すると、一枚の栞がベッドから落ちた。


ゆか「ぁ、、」


起き上がって栞を取ろうとすると、刺している点滴の針が中で動き、激しい痛みが体に響く。


ゆか「ぃ”ッ、、?!」


なんとか栞は掴めた。でもここからだ。


どうやって起き上がろうか考えているとき、部屋のドアが開いた。








浅木side



昨日の夜、隣の家の人が大きな声を上げていたから、心配して窓をみると、白崎が倒れていた。


俺は驚いたが。何もしなかった。


いや、できなかった。


白崎ともっと一緒にいれば、俺が慌てて救急車を呼んだかもしれない。


でも、もう白崎とは赤の他人だから、、


俺は窓の外を見つめて立っていた。


、、、またいろんなことを考えてしまった。


だめだ。今日は寝よう。







次の日、白崎は学校を休んだ。


先生も理由を知らないらしい。


まああいつ、昔からずっと体弱かったもんな。


幼稚園休みがちだし、突然いなくなったりしないようお守り作って渡してたな、、


放課後、お見舞いに行くことを決めた。


でも、いや、他人の俺が白崎の見舞いに行ってもいいのか??


迷惑じゃないか??対して俺のこと好きでもなさそうなのに。


、、また考えてしまった。


本当にだめだな。


、、、、だめだ。深呼吸しろ。


でも俺って、、、、、、、、、、、


、、、そんなことない。そんなことない。


俺は自分にそう言い聞かせながら早足で病院に向かった。





俺は不安と緊張でいっぱいになりながら勢いよく病室のドアを開ける。








ゆかside



そこに立っていたのは、浅木だった。


僕はアイビーの栞を握りしめて、どう起き上がるかを考えていたところだったので、なんだかお見苦しい姿を見せてしまったと感じている。


ゆか「浅木、、ごめん、、起こ"して"くれ"ない"、、??」


僕はヘラヘラと笑って聞いた。


浅木「、、おう」


浅木は僕を優しくベッドに戻してくれた。


なんか、、介護されてるみたいだった。


ゆか「、、、、、浅木、お見舞い来て"くれ"たの"、?」


空いている窓からそよ風が入ってくるくらいしか物音がたたない静かな空間で、静寂を切り裂いたのは僕だった。


浅木「、、おう」


ゆか「ふへへ、ありがと。幼稚園の"頃、ずっとお見舞い来てくれて"たもん"ね。」


声帯をぶっ壊しているせいで話しづらかったが、浅木は何も言わずに僕の話を聞いてくれた。


浅木「、、おう。」


なんだろう。やっぱり浅木の口数が昔より明らかに減っている。


幼稚園の頃はたくさん笑って、たくさん話してたのにな、、、


なんだかよく見るとガリガリだし、、ちゃんと食べてる??


昨日、真っ暗な部屋で1人で何してたんだろ、、


浅木「、、どうした??」


僕は浅木をまじまじと見つめていたので、心配されてしまった。


ゆか「あ、ううん。なんでも"ない"。」


僕は平然を装った。


浅木「あっそ、、ならいいけd「ゆかぁぁぁっぁぁっぁぁっぁぁぁ!!!!!!」


浅木の言葉を遮って、遠くからとんでもなく大きな声が聞こえてくる。


看護師「ちょっとそこのあなたっ?!病院よ!!静かにしなさいっ、、!!」


りん「ごめんなさいっ!!」


見覚えのある女の子が病室に走って入ってくる。


ゆか「え、ええぇ、、??」


りん「ゆかだよねっ?!久しぶり!!」


りんは僕の冷たい手を握る。


ゆか「あ"っ、うん、、ゆかだよ、?」


りんは僕の手をぶんぶんと振る。


りん「やっぱり?! 今日浅木が病院に向かうの見たんだけど、気になってついて行ったらゆかが入院してんだもんっ!!びっくりした!」


ゆか「あ”、、うんっ、ちょ、、」


浅木「、、、、」


浅木はりんの手を静止する。


りん「あっごめん、、テンション上がって、、、つい、、、」


浅木「、、、、」


りんが来た途端に浅木は全く喋らなくなった。


え、、何???


好きなん????


りん「退院は1週間後って聞いたんだけど、、」


りんは心配そうに僕に尋ねる。


ゆか「う”ん、そうだね」


りん「じゃあ今度遊びに行こーよ!!ねっ!!」


うう、、陽キャ特有のグイグイ来るやつ、、


まぁでも来られる方が楽だからいいや。


ゆか「う"ん、、機会があった"ら、、」


りん「あっ、うち課題終わってないんだった!!ごめんっ!!また1週間後!!」


りんは満面の笑みで手を振って走っていった。


嵐みたいな人だったな、、


遠くから看護師さんが注意してる声が聞こえる、、


浅木「、、俺もそろそろ帰るわ。」


ゆか「うん、ま”たね」


浅木「、、おう」


小さくお辞儀しながら部屋を出ていく。




ゆか「、、、、、、はぁ。」


人と関わるだけでかなり体力を消耗してしまう。


遊びに行く、、か。


僕は昔から体が弱くて、走り回ったりするとすぐ体を壊してしまうため、幼稚園時代はずっとおとなしかった。


浅木はいつも鬼ごっこをして友だちと遊んでいた。


だけど、僕のことを気にかけてくれていた。


走り回れない僕と一緒に遊んでくれた。


ゆか「、、嬉しかったんだな、、」


突然眠気が襲ってきて、僕はゆっくりとまぶたと閉じた。









1週間後、僕はようやく退院できた。


入学式から学校に行ってなかったため、遅れを少しでもなくそうと思い、教室のドアを開けた。


りん「ゆか!!退院おめでと!」


そう言ってりんはキーホルダーをくれた。


ゆか「いいの、、??ありがとう!」


キーホルダーを見ると、アイスクリームの形をしていてとても可愛かった。


りん「ううんっ!!また授業でね!!」


りんは僕に背を向けて別の友達の方へ向かっていった。


僕は席について浅木に挨拶をした。


ゆか「おはよう。」


浅木「、、おう。」


、、、


二人の間に気まずい沈黙が流れる。


ゆか「えと、、お見舞い来てくれて、ありがとね。」


浅木「、、おう」


ゆか「えっと、、ずっと気になってたんだけど、、」


僕は沈黙が辛かったため、浅木について恐る恐る踏み込んだ。


ゆか「浅木、、昔と印象全く変わったよね、、??」


浅木「、、、、」


浅木の表情が曇った気がした。


ゆか「僕、、小学校と中学の頃の浅木のこと全く知らないからさ、、ちゃんとは言えないんだけど、、


、、、なにかあった、、?」


浅木「、、、、」


浅木は黙ったままだ。


ゆか「えっと、、、言いたくなかったらいいんだけど、、、幼稚園の頃に比べて全然笑わなくなったし、、喋ったりしないから、、」


浅木「、、お前は、、昔の俺のほうが好きか?」


黙っていた浅木が突然口を開いた。


ゆか「えっ、、、っと、、」


僕は正直どっちでも良かった。


浅木がどんな性格でも、浅木は浅木だから。


浅木「、、、昔の俺のほうが好きだったから、そういったんだろ。」


ゆか「ちがうよっ、、」


僕はただ、浅木との沈黙が異常に長く感じて、、怖くて、、


浅木「じゃあなんでそんなこと言ったんだよ。前の俺に戻って欲しいからだろ、?


無理だよそんなの、、俺の何を知ってるんだよ。」


ゆか「浅木っ、落ち着いて、」


僕はパニックになっている浅木の肩に手をおいた。


浅木「、、、、今の俺なんか、いらないよな、ごめんな。 質問攻めしてお前を責めるとか、どうかしてるよな。」


さっきまでうつむいていた浅木は、平然を装って僕に微笑んだ。


確かに、僕は浅木の何かを知っているわけじゃない。


けれど、前の浅木のほうが良かったなんて一度も思ったことがない。


ゆか「、、、そんなことっ、、思ってないよ、」


浅木「、、、口だけではなんとでも言えるよな。」


ゆか「は、、??」


僕はショックで目を見開いてしまう。


浅木からそんな言葉が出てくるなんて、思わなかったから。


浅木「本当は俺のことうざいとか、めんどくさいとか思ってるんだろ、?」


浅木は再び下を向く。


ゆか「、、そんなことないってば、、!!」


浅木「、、、めんどくさいだろ。俺。」


浅木は頑なに自分のことをめんどくさいと言う。


ゆか「ッ、、無理やり信じてとは言わないッッ!!だけど、、!!


浅木が自分のこと追い詰めて僕に言うのはなんか違うと思うっ!!!!」


浅木「、、、は?」


大きな声を出したせいで、クラスメイトからの視線が痛い。


??「何あの子、、」


??「何、、??病気持ちの子でしょ、、??」


ゆか「ヒュッ、、、、、ゲホッゴホ、、」


また喉や肺がぶっ壊れたかもしれない。


けど、それだけは伝えたかった。


浅木、、



















自分を責めすぎないで。



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