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プロローグ3

二階の角部屋に入ると、アンリ一行はようやく緊張を解いた。

アンリは男装の旅装を緩め、紅い宝剣を壁際に立てかけた。細身のBカップの胸元がわずかに息づく。ネータはロングソードを外し、Fカップの豊かな胸を解放するように上着を脱ぎ、ジーンもGカップのグラマラスなボディを包んでいたマントを外してベッドに腰を下ろした。三人とも長旅の疲れが色濃く残っていたが、ようやく一息つける空間を手に入れた。


「アンリ様、ここならしばらく落ち着けそうです」

ネータが静かに言った。

そこへ、控えめなノックの音が響いた。

「失礼します。お客様、夜ご飯の注文を伺いに来ました」

扉を開けて入ってきたのは、16歳の少女——ルルだった。Cカップの若々しく弾力のある胸元に、魔法学院の徽章が輝いている。道具屋のネネの娘らしい、清楚で愛らしい顔立ちをしている。

「この宿では、併設されているルイーザの酒場で夜ご飯がついております。今日は魚料理か肉料理かをお選びいただけます」


ルルはにこやかに説明しながら、手帳を手に三人を見回した。

ジーンが興味深げにルルの胸元にあるバッジに目を留め、穏やかに尋ねた。

「そのバッジ……君は魔法学院の学生なのかい?」

「はい! マリンポートの魔法学院に通っています。母のネネが道具屋をやっているので、夕方以降はこうして宿の手伝いをしているんです」

ルルは明るく答えた。学生らしい無邪気さと、働く少女の逞しさが同居した雰囲気があった。

ネータはルルをじっと見つめ、さりげなく話題を振った。


「……ところで、さっき下で見たゴツい冒険者、ヴァロンという男について知っているか?」

ルルは一瞬目を丸くした後、意外なほど柔らかい笑顔を浮かべた。

「ヴァロンさんですか? 意外と優しい人ですよ? ただ……セクハラが激しいですけどね。ふふっ」

彼女は小さく肩をすくめ、悪戯っぽく笑った。その笑顔には、セクハラを「仕方ないこと」くらいに受け止めているような、慣れた様子が感じられた。

ネータは内心で驚愕した。

(……この子、セクハラをあまり嫌がっていない……? むしろ、笑って済ませている……)


守護騎士として数々の苦渋を味わってきたネータにとって、16歳の少女がそんな態度を取っていることが意外だった。ヴァロンのような粗暴な男に対する認識の違いに、わずかな違和感を覚える。

アンリはまだ状況を深く理解せず、静かに頷いた。

「ふむ。魚料理を頼む。皆はどうだ?」

ジーンが「私も魚で」と答え、ネータも「同じく」と続けた。


ルルは手帳にメモを取りながら、明るく会釈した。

「わかりました! 少しお待ちくださいね。ルイーザの酒場で召し上がっていただければと思います」

ルルが部屋を出て行くと、ネータは小さく息を吐いた。

戦略を見直す必要がある——その思いが、さらに強くなっていた。


一行は斑鳩に案内された後、1階のルイーザの酒場へ移動し、夕食を取ることにした。木のテーブルと椅子が並ぶ賑やかな空間は、新人冒険者たちでほどよく活気づいていた。

三人とも旅装を軽く整え、テーブルに着く。ネータのFカップ、ジーンのGカップが自然と周囲の視線を集めていたが、アンリ(男装の貴族三男)は静かに魚料理を口に運んでいた。


「この宿の酒場は悪くないな」

アンリが満足げに呟く。

ルイーザがFカップのスタイルの良い身体を翻し、笑顔で近づいてきた。

「よかったら、隣のテーブルのお二人と話してみてはどう? 同じくらいの新米さんたちよ。情報交換にもなるわ」


薦められた隣のテーブルには、18歳の幼馴染み二人組が座っていた。

ガンツ(軽戦士)とマリー(Cカップ・狩人)。田舎から出てきて半年、蒼い小鳥亭を拠点に活動しているという。

ネータは自然に会話を始め、さりげなく本題を切り出した。


「ところで……ヴァロンという冒険者のことを知っているか?」

ガンツは酒の入った杯を傾けながら、目を輝かせて答えた。

「ヴァロンさんか! あの人、俺にとっては師匠みたいなもんですよ。遺跡の罠破りとか、すげえんです。実戦で何度も助けられました」

マリーは隣で少し影のある笑みを浮かべ、黙って杯をいじっていた。その表情に、ネータはすぐに違和感を覚えた。

(……マリー。この娘、ヴァロンの毒牙にかかっているのではないか……?)

ネータの疑念が深まる中、ガンツはすでにかなり酔っていた。視線をジーンのGカップの豊かな胸元に釘付けにし、絡み始めた。


「おお、姉さんすげえ美人だな……その胸、すっごい揺れてる……触っていい? へへっ」

ガンツが酔った勢いで手を伸ばそうとする。ジーンは馴れた様子で微笑み、軽く身を引いてかわした。

「ふふ、飲みすぎよ。もう少し自制なさい」

マリーは顔を赤らめ、ガンツの腕を強く叩いた。


「ガンツ! やめなさいよ! 恥ずかしい……」

しかしガンツは止まらず、ジーンに向かってさらに下品なセクハラを続けていた。

そこへ、重い足音と共にヴァロンが現れた。ゴツい体躯を揺らし、ニヤニヤと笑いながらネータのテーブルに近づいてくる。

「へへっ、俺のことを聞き回ってるらしいじゃねえか、褐色髪の姉ちゃん」


ネータは表情を変えず、とぼけた。

「さあ、何のことでしょう?」

ヴァロンは大笑いし、突然マリーの後ろに回り込んだ。Cカップの胸を両手で鷲掴みにし、揉みしだく。

「きゃっ……! ヴァロンさん、人がいるところで……!」

マリーが小さく声を上げたが、抵抗は弱かった。ヴァロンは構わずネータに向かって言った。

「用事があるなら、いつでも言えよ。格安で引き受けてやる……代わりに、そのエロい身体で払えよな」

そう言いながら、今度はネータのFカップの豊かな乳房に手を伸ばし、布越しに強く揉み上げた。指が深く沈み込むほどの感触を楽しむように。


ネータは全く動じることなく、静かな目でヴァロンを見つめ返した。

「……考えさせておく」

ヴァロンは感心したように口笛を吹き、ネータの胸をもう一度強く揉んでから手を離した。

「中々腹が据わってるじゃねえか。気に入ったぜ、姉ちゃん」

ヴァロンは満足げに笑い、マリーの胸を最後に一揉みしてその場を去っていった。


ネータは胸の感触を残しつつ、内心で冷静に分析を続けていた。

(やはり……この男を利用せざるを得ないかもしれない。ただし、こちらの条件で……)

ジーンが心配そうにネータを見た。

「ネータ、大丈夫?」

「ええ、アンリ様。問題ありません」

アンリは男装のまま、状況を静かに見守っていた。

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