プロローグ2
斑鳩に導かれ、アンリ一行は青い小鳥の看板が掲げられた宿の扉をくぐった。
「斑鳩殿、助かりました。礼を申す」
アンリが男装した貴族三男らしい落ち着いた声で頭を下げる。ネータとジーンも静かに一礼した。
「気にするな。客を守るのも仕事だ」
斑鳩は短く答え、店内に向かって声をかけた。
「女将! 客だ。新入り三人」
奥の扉が開き、ヒルダが姿を現した。
34歳の未亡人女将。Gカップの豊満な胸が、薄手のブラウスを大きく押し上げている。しかしその様子は明らかに乱れていた。頰は上気し、息がやや荒く、髪の一部が汗で頰に張り付いている。歩くたびに豊かな乳房が重たげに揺れ、ブラウス越しに乳首の形がうっすらと浮かび上がっていた——ノーブラだった。
アンリはまだ少年らしい無垢さで気付かぬ様子だったが、ネータとジーンの目は鋭くそれを捉えた。二人は一瞬で状況を察し、互いに視線を交わした。
(……今、誰かと……?)
ネータが内心で眉を寄せる。
ヒルダの後ろから、ゴツい体躯の冒険者らしき男がゆっくりと姿を現した。筋肉質の腕と、満足げな下卑た笑みを浮かべている。
「数日、泊まりたいのだが……部屋は空いているか?」
アンリがヒルダに尋ねる。
ヒルダは柔らかな笑顔を浮かべ、優しい声で答えた。
「ええ、もちろん大丈夫ですよ。お客様。E級までの格安プランでご用意できますわ……あっ……」
その瞬間、ヒルダの腰が小さく震えた。
死角となっているカウンターの陰で、ゴツい冒険者の太い指がヒルダのスカートの中に潜り込み、濡れたまんこをゆっくりと掻き回していた。クチュ……クチュ……と卑猥な水音が、わずかに漏れ聞こえてくる。
ヒルダは懸命に普通を装い、笑顔を崩さない。Gカップの大きな乳房が荒い息で上下し、乳首がさらに硬く尖ってブラウスに浮かび上がる。
「ふふ……申し訳ありません、ちょっと……厨房の準備が……んっ……」
男の指が特に敏感な部分を擦るたび、ヒルダの太ももが内側にきつく締まり、膝がわずかに内股になる。それでも彼女はアンリに向かって丁寧に説明を続けた。
「三名様ですね……二階の角部屋が空いております。少し広めで、三人でもゆったりお使いいただけますわ」
ネータは無言でヒルダの乱れた様子を観察していた。未亡人である彼女が、夫の死後このような形で経営を繋いでいるのかもしれない——と、守護騎士として数々の献身を重ねてきたネータには、痛いほど理解できた。
ジーンも静かに魔法の気配を抑えながら、状況を見守る。
斑鳩はため息をつき、視線を逸らした。いつものことだと諦めている様子だった。
アンリはまだ状況に気付かず、素直に頷いた。
「助かる。ではその部屋を頼む」
ヒルダは微笑みながら頷き返したが、その背後で冒険者の指がさらに深く、激しく動き……彼女の秘部から透明な蜜が太ももを伝うのが、ネータとジーンの目にははっきりと映っていた。
ヒルダはカウンターに手をつき、息を整えながら柔らかく微笑んだ。Gカップの大きな乳房が荒い呼吸で重たげに揺れ、ノーブラのブラウス越しに硬く尖った乳首の形がくっきりと浮かび上がっている。
「斑鳩、悪いけどこのお客様方を二階の角部屋にご案内してくれないかしら……私は少し、厨房の片付けが……んっ……」
後ろからまだ指を蠢かせているヴァロンの手が、ヒルダの濡れたまんこを最後に強く抉った。ヒルダの腰がビクンと跳ね、太ももを伝う蜜が床に小さな染みを作る。
「わかりました」
斑鳩は無表情に頷き、アンリ一行を促した。
一行が階段を上がり始める直前、ヒルダはヴァロンを奥へ引きずり込むように視線を送った。未亡人の彼女が、宿の経営を維持するために身体を差し出しているのは明らかだった。
2階への階段を上る途中、ネータが斑鳩に小声で尋ねた。
「斑鳩殿……さっきの、ゴツい冒険者の男のことはご存知ですか?」
斑鳩は苦虫を噛み潰したような渋い顔になり、刀の柄に手を置いたまま低い声で答えた。
「……盗掘屋のヴァロンだ。表向きはC級冒険者だが、実力はB級に匹敵する。遺跡の罠破りや古代遺物の強奪が得意で、腕は確かだ。だが素行が悪すぎて、ギルドがC級に留めている。女関係のトラブルも絶えん。……あまり関わらない方がいい。特に女はな」
ネータは静かに頷いたが、内心では衝撃を受けていた。
(ヴァロン……あの男が、情報屋から聞いた「今回の旅の目的を達成するために必要な人材」だったとは……)
西大陸の亡命者ネットワークで、古代遺跡に関する強力な盗掘屋として名前を聞いたことはあった。エスカータ王国復興の鍵となる「ある遺物」をアストリア島の北部魔族領域から入手するため、どうしても彼の力が必要かもしれないと聞かされていた。
しかし、あのような粗暴で下品な男だとは想像していなかった。ヒルダの秘部を弄るあの指の動き、満足げな下卑た笑み……。
(あんな男に……身体を差し出すことになるかもしれない)
ネータのFカップの豊かな胸が、わずかに上下した。守護騎士としてこれまで何度も身体を犠牲にしてきた彼女だったが、今回は少し戦略を見直す必要があるかもしれないと考え始めた。
アンリは前を歩きながら、何も知らずに尋ねる。
「どうした、ネータ。何か気になることでも?」
「いえ、アンリ様。ただ……この宿の治安について、少し確認しただけです」
ジーンが後ろから静かに微笑みながら、Gカップの胸を軽く押さえ、マントを直した。
斑鳩は二階の角部屋の扉を開け、簡素だが清潔な部屋を一行に示した。
「ここだ。三人部屋。鍵はしっかりかけろ。特に夜はな」




