表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/13

蒼い小鳥亭7

ルポッツはティアのFカップの胸に顔を埋めたまま、彼女の乳首をちゅうちゅうと吸っていた。

ティアは吐息を漏らしながら、ルポッツの頭を軽く押さえつつも、完全に拒絶はせずに受け入れていた。

「んっ……ルポッツさん……本当に……もう……」

そのとき、ヴァロンが近づいてきた。

「おい、ルポッツ」

ルポッツが顔を上げた瞬間、ヴァロンの拳が彼の頭に落ちた。


ごつっ!

「ぐへっ……!」

ルポッツは這いつくばり、ヴァロンは呆れたように怒鳴った。

「いい加減にしろ。この場でそんなことするんじゃねえ」

ティアは苦笑いを浮かべながら、ルポッツに声をかけた。

「またあとでね、ルポッツさん」

彼女はそう言って、仕事に戻っていった。


ルポッツは頭を押さえながら立ち上がり、ヴァロンに愚痴を言った。

「兄貴、痛いですよ……」

ヴァロンはため息をつき、ルポッツの襟首を掴むようにしてネータとジーンのいるテーブルへと連れていった。

「こいつはルポッツだ」

ヴァロンはネータの前にルポッツを突き出すようにして言った。

「討伐依頼や遺跡探索に連れて行け。こんな奴だが、盗賊としては一人前だ。罠や隠し通路の発見は任せられる」


ネータは少し考えながら尋ねた。

「ヴァロンは一緒についてきてくれないのか?」

ヴァロンは肩をすくめた。

「北部魔族領域には行くが、この辺のクズ遺跡ならルポッツで充分だ。俺はもっと大きな獲物を狙ってるからな」

そのとき、ルポッツがネータの隣に近づき、挨拶代わりと言わんばかりに、鮮やかな手つきで彼女のFカップの胸を揉んだ。

むにゅっ……

ネータは一瞬、動きを止めた。


あまりにも自然で素早い手際に、避けることができなかった。

(……この手際は……)

隣に座っていたジーンも、同じように驚いた表情を浮かべていた。

Gカップの胸を軽く押さえながら、ルポッツの動きをじっと見つめている。

ルポッツはへらへらと笑いながら、手を離した。

「よろしくおねがいします、ネータさん」

ネータは静かに息を吐き、ルポッツをじっと見た。


そのとき、アンリたちが道具屋から戻ってきた。

ガンツはルポッツを見て、すぐに顔を輝かせた。

「おお、ルポッツ! 久しぶりだな!」

彼はフランクに手を振って挨拶をしたが、マリーはルポッツを見た瞬間、明らかに警戒した表情を浮かべた。

彼女はルポッツのことをよく知っているらしく、すぐにガンツの袖を軽く引っ張った。


ヴァロンは一行をテーブルに集めると、珍しく真面目な口調で言った。

「当分はこの6人でパーティーを組め。アンリ、ネータ、ジーン、ガンツ、マリー、そしてルポッツだ。

お前たちはこれから一緒に動け」

ルイーザがカウンターから声を掛けた。

「だったら、パーティー名も決めた方がいいわね。何かいい名前ある?」


ルポッツは少し考えて、ぼそっと呟いた。

「……レッドイーグル、とかどうだ?」

その瞬間、ネータの身体がピクリと反応した。

彼女はルポッツを鋭い目で見つめた。

(……レッドイーグル? なぜこの男が……)

レッドイーグルは、滅亡したエスカータ王国の国鳥だった。

王族や国にゆかりのある者でなければ、まず知らない名前だ。

ネータが動揺を隠しきれずにルポッツを見つめていると、彼は隣に座っていたジーンのGカップの胸に手を伸ばし、平然と揉み始めた。

むにゅっ……むにゅっ……

「へへっ、いい胸だな、ジーンさん」

ジーンは一瞬固まり、驚いた表情を浮かべたが、すぐに冷静さを取り戻してルポッツの手を優しくほどいた。


一方、ネータは心の中で大きく動揺していた。

(この男……エスカータのことを知っている……?)

アンリはまだ状況を完全に把握していない様子だったが、ネータの異変に気づき、わずかに眉を寄せた。

ヴァロンはルポッツの行動を特に咎めることもなく、ただ淡々と続けた。

「これで一応、形は整ったな。……お前ら、ちゃんとやれよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ