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別次元の領域(2021年版)  作者: 草茅危言
第拾章 最終決戦編
110/120

第110話 第拾章のまとめ

本章のまとめ。ネタバレ回避には配慮しているつもりですが、

本編を先に読むことをオススメします。

第拾章のまとめ。主に作中の固有名詞について紹介。


【登場人物】


・フサルク:

【幽者】ユゲタイから分離した、弓削青年の魂が、宿主としている

病みエルフ。ルーン文字の最初の6文字から、命名された。


豚鬼人喰人(オーク・カニバリスト)

序盤のボスにしか見えない、最終(ラス)ボス。不倶戴天の仇敵。

豚人間(オーク)族は、非常時には、上位種の生存権が優先され、

共喰いであることさえ構わず、かつての仲間だった、

豚鬼守護者(オーク・ガーディアン)×2、豚鬼強要者オーク・エンフォーサー×2、

豚鬼魔術士(オーク・ソーサラー)豚鬼殺戮者(オーク・スローター)

をその魂ごと躊躇無く喰らい、連中の再生能力を統合させて、

復活した、元・教室長だった、豚鬼枢機卿(オーク・カーディナル)

その肉体の中では、仲間の魂が蠢いており、

彼らの魂を背負った状態で対峙することとなる。



【無機知性体】


ETAOIN(エタオイン) SHRDLU(シャドルー):組版神。

【瀬戸】の領主の鬼裂(きざき)の姿で、立ちはだかった。


Primzahl(プリムツァール):素数神。

計算RPGPrimzahl(プリムツァール)の筐体に、その名を冠する。


・ラプラスの魔:

森羅万象を統合する方程式と、全物質の各々の初期条件

によって因果関係は決まっている、という決定論的世界観。

量子力学の不確定性関係や、カオス理論のバタフライ効果

によって否定された。ブルクドルフ氏の姿を(かたど)り、姿を現した。


・砂漠谷襟:

ラプラスの魔が、平行世界の郡山俊英の魂を召喚し、

転生させた、人造人間(ホムンクルス)

生殖能力こそ有してはいないが、女体化させられた影響で、

筋肉がつきにくく、声も高いが、前者はテストステロンを

筋肉注射することで、後者は六フッ化硫黄を吸引することで対処した。

何らかの魔術を使う度に、その身体は、液体金属みたいな

何かによって、覆われていき、全身がこの金属光沢で稠密(ちゅうみつ)

覆われたとき、彫像となってしまう。


・マクスウェルの魔:

気体分子の速度の高低を選り分ける能力を持ち、

それによって、二つの部屋に穿たれている、

分子一個だけを通す穴を開閉することで、

二つの部屋の一方を高温に、他方を低温にすることが出来る。

ラプラスの魔の弟みたいなものだという。

demon(デモン)ではなく、daemon(デーモン)の方で、(むし)ろ、守護神に近い。


――――――――――――――――――――――――――――――


技能(スキル)


・真性異言:突然、知らないはずの言語を話し始める技能(スキル)

人によって、習得できる言語は異なるという意味では、

ある意味これも固有技能(ユニークスキル)


Ars(アルス) Conjec(コンイェク)tandi(タンディ)

ラテン語。推測術、或いは、推測法と邦訳される。

ラプラスの魔は、この技能(スキル)によって、平行世界の

もう一人の郡山俊英の運命、その末路を映像として再現した。


verbatim(ヴァーベイティム)WYSIWYG(ウィジウィグ)恣意(しい)のまま、全ては我が掌の中に!:

verbatim(ヴァーベイティム)」は、「文字通りに」という意味で、

組版においては、入力した通りに出力が得られる。

WYSIWYG(ウィジウィグ)」は、「What You See Is What You Get」の

頭文字を並べたもので、入力画面と出力画面の表示を一致させる技術を指す。

恣意(しい)」とは、「欲しいままに」という意味で、

地面に描かれた「掌の地上絵」の結界内では、

術者の思惑通りに、術理が歪められる。


・戦慄の旋律:

獅子の咆吼と蝙蝠の超音波を合成した、音属性の技能(スキル)

並の敵なら、その音圧だけで恐慌状態に陥いる。


・百鬼夜行・仮面舞踏会(マスカレード)

百鬼夜行は影属性の奥義級、仮面舞踏会(マスカレード)は鏡属性の奥義級の技能(スキル)

自分の影を分身させ、銀色の仮面を装着した

影靈達がその影の中より立ち上がる。


・蜃気楼:「上位蜃気楼」。

上・下の空気の温度に、寒・暖の差があるとき。

上半身に火属性か、下半身に氷属性を纏い、後方へ飛び退く。


・逃げ水:「下位蜃気楼」や「地鏡」とも呼ぶ。

上・下の空気の温度に暖・寒の差があるとき。

上半身に氷属性か、下半身に火属性を纏い、後方へ飛び退く。


・陽炎:温度が異なる空気の密度差によって生じるゆらめきで、

局所的なもの。火属性や氷属性の魔力を纏いながら、

周囲の空気に温度差を与えつつ、剣術の開き足で左右に移動し、

術者の動きを読み難くさせる。左右にユラユラ程度。


・不知火:温度が異なる空気の密度差によって生じるゆらめきで、

空気の密度差が、層状となった大規模なもの。

火属性や氷属性の魔力を纏いながら、周囲の空気に温度差を与えつつ、

剣術の開き足で左右に移動し、気が付いたら相手の横に回っている。


・氷の(つるぎ)

辺り一面に極低温の猛吹雪(ブリザード)が吹き荒れ、

天空から「短剣符」とも呼ばれる、(ダガー)記号の形をした、

氷の(つるぎ)の雨が影に降り注ぎ、その動きを【影縫い】で封じ込める。


極獄(コキュートス)

ギリシャ語で「嘆きの川」を意味する、「κωκυτος(コキュートス)」に由来する、

この技能(スキル)三連携(トリプルコンボ)は、禁則級奥義だが、

水・氷・(いかずち)属性のいずれも、使われているのは、

基礎的な技能(スキル)に過ぎない。だが、その威力は、

この【術理の世界】においても、文字通り【別次元の領域】である。


――――――――――――――――――――――――――――――


【用語集】


・魔導科学博物館:科学技術に関する博物館だが、

科学技術に関する内容に加えて、

【魔素】という素粒子が存在する世界版の科学、

【魔導科学】に関する内容に関しても展示している。


・計算RPGPrimzahl(プリムツァール)

常井氏が子供の頃、大皇(おおきみ)に連れられて、表大和(おもてやまと)

秋葉原に転移し、ゲームセンターに行った時の体験を参考にして、

その記憶から(マイスター)・ブルクドルフが、創造した筐体。

外部から完全に切り離され、遮蔽された、いわば、「箱庭」の空間。

ゲーム内で死んだとしても、肉体が死ぬわけではないから、

何度でも命を賭した模擬戦を行い、記憶を残したまま上書きし、

自らの死を体験できる。輪廻転生を繰り返す、

この生き地獄のことを永劫回帰ともいう。


ambivalent(アンビバレント) antinomy(アンチノミー)

相反する二律背反。ドッペルゲンガーの法則により、

一方が存在する限り、他方は存在できない。

ambivalent(アンビバレント)」は、心理学などにおいて、

「相反する精神」を、「antinomy(アンチノミー)」は、

哲学などにおいて、「二律背反」を表す。


・ドッペルゲンガーの法則:自分と同一人物が、同時刻に二箇所以上に

存在できないこと。公理、自明の理、世界の(ことわり)である。


・反物質兵器:

物質と反物質を衝突させた際に生じる莫大なエネルギーによって、

全てを無に帰す、核兵器すら遙かに凌駕する大量破壊兵器。

現実世界の地球にはまだ存在していない、核兵器を凌駕する超兵器。

国家間の戦争では使用することを禁じられているが、

隕石の衝突を回避するために使用することは、合法となっている。

次章が最終章。第111話が、最終話。

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