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断罪された悪役令嬢ですが、影の護衛にだけは溺愛されているようです

作者:朝陽 澄
断罪イベントで婚約破棄――それは乙女ゲーム世界で「悪役令嬢」として転生した私の、予定通りのエンディング。
「……これで平和に隠しキャラを攻略できるわ」
ゲームを知る前世の記憶を頼りに、好感度を上げすぎず、フラグも踏まず、あえて“悪役”を演じてエンディングを迎えたはずだった。

けれど……なぜか私の護衛騎士(影のキャラ)が、断罪されたその日からやたらと甘くなってきたのですが!?

「あなたに触れる許可を得た。もう誰も気にする必要はない」
「今日は泣いてもいい。俺の膝の上なら、好きなだけ」

え、待って?
この人、ゲームでも一応は登場するけど、ほぼ空気だったはずの“影の護衛”ですよね!?
え、ええっ!? 好感度なんて全然上げてないのに、なんでこんなに溺愛されてるの!?

しかも彼の正体、実は……!?

――これは、「悪役令嬢」を演じて自由を手に入れたはずの令嬢が、最強の隠しキャラから愛されまくって翻弄される、ちょっとズレたラブストーリー。
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