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野生のアスペ×鬱etcは生きづらいー療育に行けなかった発達持ちが伝えたいこと  作者: みほし ゆうせい
発達持ちと暮らす人へ

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ある日突然理解する、習得する

なにか新しいことを覚える、習得するとき。健常者は徐々に物事を理解してできるようになる。しかし、発達持ちはそうではないことがあります。全然話にならないほど習得できていなかったことが、ある日突然できるようになることがあるのです。


 こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます。おかえりなさい、お茶どうぞ!発達持ち、ある日突然物事を理解もしくは習得することがあります。そんなことある?と思いますよね。それが結構あるんです。


 たしか九九の話をしたときに、ある日突然分かるようになるっていうのに触れたと思います。これは確実にある。多分発達持ちの方は、実感したことがあるんじゃないかな。


 私の場合、数学の九九だけでなく、縄跳びと自転車もある日突然できるようになりました。


 発達持ち全員にいえることではないと思いますが、体の使い方が下手な人はきっと多いです。そのため、体育が苦手な人や、じっと立っていることがあまり得意ではない、座っている姿勢が悪いと言われたことがある人が多いのではないでしょうか。


 私も体育は得意ではなかったです。中高と運動部に所属していてレギュラーでしたが、空間認識能力はあまり高くないので、他の部員に迷惑をかけたと思います。本当は運動部には入りたくなかったんですが、親が絶対に運動部に入らなければいけないと言っていて従うことしかできず。その結果いじめられました。


 話しが逸れましたが、丸暗記や体を動かすのが苦手なのは、発達持ちの場合よくあること。でも全然できないわけではなくて、恐らく反復することで習得はできるんだと思います。


 九九なんてそれが顕著で、全く訳が分からないままでした。意味が分からない。でも口先だけでもいいから、呪文のように九九を唱えなければならない。「しちいちがしち、しちにじゅうし、しちさんにじゅういち……」なに言ってんだろと思いながら、なんとなく頭に入っていた九九を唱える日が続きました。


 意味が分かってないので、数式を見ても全く理解できません。言わせれば言えるけど、解かせると解けない。数式と呪文がリンクしてないためです。呪文は呪文、数式は数式。

 周囲から取り残されていく日々。焦る親。全体的に意味が分かっていない私。全部かみ合わず空回っていました。


 何かきっかけがあったのかと言われると、それが全然ピンとこないんです。ものすごく計算ドリルをやり込んで、ひらめいたようにすべてわかるようになったのかというと、全然そんなことはありません。算数の宿題をやってるときに、ハッ!となって分かるようになったわけでもない。

 ただ暇を持て余していたときに、急に分かるようになった。「ん?しちいちがしちって、もしかして7×1=1? ってことはしちしちしじゅうくって7×7=49?」みたいな感じ。そこから一気でした。


 それまで親から、「九九は×の左右をひっくり返しても同じ数字が導き出せる」と教えられていました。なに言ってんだよと思ってましたが、このとき「もしや2×9って、9×2と答え同じ?」って気づき、なるほど~!となったのも覚えてます。

 これは後出しで誰かからか聞いた話ですが、9の段って答えの左右を足したら9になるんですね。9×9=81だと、8+1=9みたいな。それを聞いたときに、こいつ頭いいからノーベル平和賞取るわと思いました。


 縄跳びと自転車もそうです。縄跳びなんか何年もできず、1回も飛べないまま幼稚園が終わり、小学校低学年も終わり、もう飛べねぇよと投げやりに。そんな最中、たしか小学校5年のときかな、二重飛びがものすごく流行しました。

 私はとんちんかんなので、「普通に飛ぶ縄跳びはできんけど、二重飛びはできるかもしれん」と思いました。できるわけないんですが、できるって信じたのです。だって小5だったから。

 その結果、二重飛びの習得に伴い普通の縄跳びも習得。小学校5年生にして、ようやくただ飛ぶだけの縄跳びができるようになりました。連続8回くらいが限度です。リズム感覚が死んでるんだと思います。


 自転車も同じです。幼稚園入園後に練習を開始して、小学校1年になって習得しました。その後すぐに事故に遭って長らく自転車から遠のき、最近になってようやくまた乗ってます。


 時間はかかるけど習得は可能で、徐々にできるようになるんじゃなくてある日突然できるようになったり、理解できるようになります。経過とか経緯とかが、あまりにも見えない。開始→(沈黙の変化がない期間)→習得っていう感じ。間が全然見えず、何なら下手くそになってるようにさえ見える。でもしっかり蓄積はしています。


 どこかでも書きましたが、経験はコップの中に溜まる水のように蓄積し、満水になったら一気にできるようになる。そんな感じがしています。そのため、根気強く、でも押し付けすぎないように取り組んでいくことが大事なのかもしれません。


 発達持ちの人と一緒に暮らしている方。特に発達持ちのお子さんを育てている親御さん。継続は力なりです。本当に進歩してないように見えると思います。お子さん本人も、ある程度以上になると手ごたえみたいなものを得られてないかもしれません。でも経験は蓄積していきます。そのことを念頭に置いて、気長に接してあげてください。


 今回は、この辺で。

 猛者の皆さんに、1つでもいいことが多く起きますように。

 明日も朗らかに晴れますように。


 みほし ゆうせい


全然できない=才能がない、やっても無駄。なんてことはありません。そのため、気長に取り組んで経験を積むことで、急にできるようになることは確実にあります。特に発達持ちのお子さんを育てている方。焦らず時間をかけて、様子を見てあげてください。


評価などいただけると嬉しいです。

次回は、意思表示できるようになった経緯などを公開します。


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