実家を出て意思表示できるようなった話
親子関係の拗れは、どんな家庭にも多少あるのかもしれません。私の場合、おそらく発達由来に加えて、親子の関係があまり良好ではなく、精神的に幼い面を持ったまま大人になりました。あることがきっかけで親の言いなりになる時間が長かった。そこからどう立ち直り、意思表示できるようになったのか。
こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ。私は実家との折り合いが非常に悪く、拒否権があまりなく、意思表示をしない時間を長く過ごしました。実家を出てできるようになったことの中に、意思表示が挙げられます。
実家にいたころ、全然意思表示をしなかったのか。そうではなかったはずです。子どもの頃、たしか幼稚園とか小学校低学年くらいの年齢のときは、結構わがままを言ってました。通る通らないは別として、「自分はこうなんだ!」「それはイヤなんだ」ってことは主張してたような記憶があります。
発達障害を持つすべての人に言えることではないと思いますが、私の場合精神的な幼さを引きずったまま生きています。甘やかされたから幼いのではなく、幼いときに幼い姿ありのままを無碍にされて、その部分が成長過程で取り残されている感じです。
その幼さを引きずったまま、大人になって行った。体の成長に伴い、精神的にも成長するのが健常者の当たり前です。しかし私は幼さを抱えたまま、認められることもなく思春期に突入。
それ相応の精神的な発達が当たり前と信じてやまなかった親は、年齢相応の人と話すという心持だったのか、学校であった嫌だったことを話すと「そんな話は聞きたくない」と私に言ったのを覚えています。
「あんたの愚痴は聞きたくない」「嘘ばっかり」「あーはいはい」「もうその話はいいや」
ずっと残ってます。ただ話しを聞いてほしかった。それだけだった。それが叶わないとわかった途端、話すことを辞めました。中学生に上がって以降は、従うばかりの毎日だった。親は私が何も話さなくなったことを、思春期由来の発達だと思っていたようです。諦めて話やめたなんて考えは、持ってなかったようでした。
意思表示をしなくなった私は、"やっと落ち着いてきた扱いやすくなってきた子ども"として定着。何も言わない、言い返さない、泣かない。それをいいことに、それ以降は勉強できないことを揶揄して言いたい放題言ってくれたのは、しっかり根に持っています。根に持つ性格です。忘れねぇからな!
今の同居人に引き取られ、鬱が一番ひどい状態のときに家を出ました。引き取られた当時は、ただそこにいるだけで「○○やる?」って聞かれれば「やる」、「○○行こうか」って言われれば調子が悪くても「行く」って感じで全部頷く。扱いやすかったと思います。従順で、主張せず。言われた通りに動く。とんちんかんなりに手を取らない。
それが少しずつ変わってきたのが、体調の変化が見られ始めたときからでした。断薬して少し経った頃から、少しずつ家の外をに出るようになった。それも、自分のタイミングで、自分が行きたい方向に歩いていく。
実家にいた頃はできなかったことです。「散歩行く」とひとこと言って、一人でその辺を歩く。たったこれだけ。でも、たったこれだけでも成功体験になったのは事実です。
自分のタイミングで散歩に行っても許される。これは大きな経験でした。
その後、ショッピングモールでゲームセンターに行くことになり、どうしても耳に音が刺さって仕方がなくて。その時初めて「行かない」「耳が痛い」と言いました。怒られるかな、置いて行かれるかなと思ってた。でも「じゃあ次来たときにしようか」と、いともあっさり同居人はこちらの声をそのまま飲んでくれました。
マジかよと思った。嫌なことって主張していいのか。
今まで人権があまりにもなかったのかもしれません。あのときの衝撃たるや、とんでもなかった。バットとかでぶん殴られて吹っ飛んで、痛いのか痛くないのかわからんまま、きょとんとしてるような感覚。
それ以降、行きたくない、できない、やりたくない、いやが言えるようになりました。子どもみたいと思うかもしれませんが、とっくの昔に成人済みです。
でもいつでもいえるわけじゃなくて、大事なときにはあまり言えない。いざとなると、ブレーキを踏むんです。「でもこれは相手が好きなものだから」「こうだと思ってても、自分の意見はあまり価値がないから」と、ブレーキを踏む。その結果、「なんでもいいよ」「それにする」と流されます。
同居なんてのを長くやってると、こういうのも必要なのかもしれません。こちらが折れる、流されるのを知っていて、同居人はたまに「そら無理がある」「なめとんのか」ってことをやります。それは拒否します。成長しました。
今拒否権などを持たないまま生活している方。辛いと思います。辛いってのもよくわからないという方も、おそらくたくさんいる。昔の私も、辛いとか思わなかったです。でも、拒否などの主張は必須になります。身の安全を確保するときなどにも、拒否や主張は必須です。少しずつ、まずは腹の内で拒否の感情や自分の主張を持つようにしてみてください。
今回は、この辺で。
猛者の皆さんに、1つでもいいことが多くありますように。
明日も朗らかに晴れますように。
みほし ゆうせい
意思表示は、ときに命や生活にダイレクトにかかわることがあります。なんでも相手に任せてしまうと、取り返しがつかないことが起きるかもしれません。そうならないためにも、少しずつでもいいので意思表示を試み、無理そうだったらまずは自分の意見を持つところから始めてみましょう。
評価などいただけると嬉しいです。
次回は、発達持ちはすぐ手が出やすい原因などを公開します。




