表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野生のアスペ×鬱etcは生きづらいー療育に行けなかった発達持ちが伝えたいこと  作者: みほし ゆうせい
発達持ちと暮らす人へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/67

偏食の子が食でトラウマを作る大人の行動

偏食の原因は様々です。ただの好き嫌いかもしれませんが、発達持ちの場合だと口内過敏になっているかもしれません。現役の、特に年齢を重ねている教育現場で働く方。子どもの口に無理やり給食ねじ込んでないですよね?トラウマになると取り返しがつきませんよ。


 こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ!家族が発達だと、食事ってかなり苦労すると思います。中でも当事者が子どもの場合、親御さんは苦労するはずです。


 発達の子どもの偏食、心配ですよね。偏食の原因ですが、わがままももちろんあります。それとは別に、口内過敏の可能性も否めません。


 ・食べ物の味を体が受け付けない

 ・食感がどうしても苦手

 ・食材を噛むときの音が苦手

 ・特定の色のも食べ物を嫌う

 ・匂いがきつくて食べられない

 ・食べ物そのものや調味料などの影響で、舌や口内がチクチクする

 ・初めてのものを食べるのに抵抗を持っている


 上記のようなものが、口内過敏で見られます。それならそうと言ってくれと思う。でも子どもって自分の身に起きてる状態を、言葉で的確に表現できません。アスペなんかはそれが結構顕著で、目で見たものの状態は結構べらべら喋るのに、自分の身に起きていることとなると言葉が出ないことがあります。


 なので、何が嫌なの? 味? 食感? って聞いても、首を横に振って食べない、投げ捨てるってことがザラです。ポイしたらダメですよ! それはダメです。でも、ポイするほど嫌だという気持ちの表れではあります。


 上手く言えない、でも食べられない。子どもがなにも言わずに作ったものを残すと、親御さんはどう考えるか。

 心にゆとりがあれば、おそらく「何か気に入らないんだろうな」って思うはずです。でも子どもが上手く喋れない、でも食べ物を毎食捨てる、食べないってなると、どうしても苛立ちますよね。そらそうです。親やって人間やもん。


 毎食そうやって食べ物をポイして食べず、特定のものしか食べない。心のゆとりなんかなくなって当然なんです。栄養価が偏るし、栄養があまりないゼリーとかばっかり食べてると、発育にも影響が出るかもしれない。心配なうえ、手間暇かけて作ったのに捨てられる。腹だって立ちます。


 そこで出てくるのが、「食べなさい!」「どうして食べないの!」「もう食べなくていい!」って感じの叱責です。仕方ない部分も絶対にあります。ため息だって出る。でもできれば、本当にできればその姿は子どもさんに見せないであげてください。

 相手が大人で、口内過敏とか発達障害を盾にしてる場合は、この野郎調子こいてんじゃねぇ!って言っていいです。調子乗ってるんで、天狗の鼻を折りましょう。大人になると、年老いて味覚の角がある程度丸くなるから、食べられるものは増えます。私も大人になって、食べられるものがだいぶ増えました。老いたのです……。


 子どもさんの場合、もうこれだけは絶対にやっちゃいけないのが、無理やり口に食べ物をネジ入れて飲みこませる行為。これだけは絶対ダメです。教育現場でまだあるのかは分かりませんが、私は幼稚園のときこれを食らって胃の中身が全部ひっくり返るほど吐いてました。現役でまだやってるような現場がないことを、祈るばかりです。


 一番ひどかったのは、年長のとき。小学校進学を控えているので、厳しめの先生が担任でした。あの当時私は野菜が全般的にダメで、食べられる野菜はきゅうりと生のにんじんくらいでした。芋も食べれたかな。あとは全部アウトです。

 野菜の苦味、食感。ナスの意味の分からない紫色。スナップエンドウから飛び出る汁、茎野菜から出る独特の液…。野菜農家さんには誠に申し訳ないけど、それが全部アウトでした。果物も、りんごとバナナ以外はダメです。


 就学前の1年。先生たちは好き嫌いをした状態で子どもたちが卒園して、進学先の先生に迷惑をかけないよう、園児自身が給食で困らないようにと頑張って給食を食べさせようとします。

 でも中には結構高圧的で、「それじゃ小学生になれない」「年中さんからやり直し」って感じの厳しいことを言ったり、「はい頑張って」って言いながら食べられないものを口にネジ入れて、そのまま口に麦茶を流し入れるような先生もいます。


 はっきり言って最低です。頑張れないから残してる。言葉にならないから、態度に出している。それでも口に突っ込んで、体が拒否して吐く。私の担任だった先生は、「汚い」「自分で拭いて」と雑巾をポイッとこっちに投げてました。こういう先生は昔結構多くて、今はいないって信じてる。


 これをやられると、どうなるか。給食に対する印象が非常に悪くなり、本来食べられるものが恐怖や拒否反応で食べられなくなります。それだけでなく、食のトラウマになり、家庭にも多大な悪影響が出る。家庭内でも同様で、口に食事をねじ込んでいると、給食が食べられなくなったり外食のハードルが激的に上がることも多々です。店選びが大変になり、本人だけでなく周囲の人も大変な思いをします。


 そのため、食に対するトラウマを作らないためにも、無理に食べさせないことは重要。別のもので栄養素を補うか、ミキサーで粉砕してカレーに混ぜるなどの工夫が望ましいかなと思います。手間ですが、そのうち食べられるようになる可能性が高いです。


 発達持ちのお子さんを、一生懸命育てている方。特に幼児を育てている方。ほんとにっちもさっちもみたいな期間が、長く続いてるかと思います。少しずつ少しずつ、食べられるようになるものは確実に増えます。なので、どうか怒らないであげてください。


 教育関連で働いてる方。給食、お預かりしてる子どもさんの口にねじ込んで、「お茶で流し込んで食べて」なんてやってないですよね。もちろんやってないと思います。愛情があれば何やってもいいわけじゃないです。トラウマは、自分の手元を離れた子どもの中に残り続けます。今一度、食に関する取り組みを見直してみてほしいです。


 今回は、この辺で。

 猛者の皆さんに、1つでもいいことが多くありますように。

 明日も朗らかに晴れますように。


 みほし ゆうせい


子どもだからこそ、自分の状態をうまく言葉に表せません。そのことを考慮して、どうして給食や食事を残すのかデータを取ってみてください。同じような味つけのものは食べない、共通する色のものは避けているなど、なんらかの共通点が見られる場合は口内過敏かもしれないです。


評価などいただけると嬉しいです。

次回は、否定する気持ちをないがしろにした場合起きることを書いています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ