好き嫌いと口内過敏の違い
味覚分野の過敏がある場合、"好き嫌いでものを食べない"のではなく、"食べられない"可能性があります。今回は、味覚過敏に注目しつつ、口内過敏と好き嫌いの違いについてまとめました。
こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ!今回は、味覚分野の過敏に該当する、口内過敏に関してのことを書きました。お子さんが特定のものしか食べない場合、"食べない"んじゃなくて、"食べられない"のかもしれません。
まず口内過敏ですが、ザっとした特徴は、以下のようになります。口内過敏や偏食については、他の記事でまとめているので、後日公開します。
・特定の食感や味のものしか食べられない
・食材の食べ物が食べられない、どうしても苦手
・初めての食べ物に対しての抵抗感が強いなど
特に幼少期非常に顕著に出ていて、幼稚園から小学生の間は給食の壁がとても厚くそびえたっていました。
ここで気になってくるのが、好き嫌いとの違いです。完全に個人の考えになるので、参考になるかは分かりません。そのことを踏まえて、目を通していただければと思います。
・口に入れられるか
・飲みこめるか
・吐かないか
・猛烈な拒絶の有無
・嫌すぎて泣いてしまう…毎回、何か月も継続
・どこでどんな場面でも、同じように拒否拒絶が見られるか
好き嫌いは頑張れば改善できる可能性があります。好き嫌いの改善には時間がかかるものの、口内過敏よりも改善はおそらく早い。本人が感じる苦痛も、口内過敏よりも軽いと思われます。
口内過敏は食材や料理そのものがダメなので、極端な話見るのも嫌。例えばとろろが口内過敏で食べられない場合、長芋の姿であれば特に問題ありませんが、すってとろろになったら見たくない。ドロドロした口に広がる食感、香りや味、喉を通るときのヌルっとした感じなど、全てが不可で体全身で拒否します。
そのため気合ではどうにもならず、無理やり飲み込むことで嘔吐することも珍しくないです。
以前上記で紹介している記事でも触れましたが、私はおそらく幼稚園から小学生の3年生くらいまで口内過敏持ちでした。幼稚園では口に給食を突っ込まれて全部吐いて、それを先生から叱られてというのを繰り返し続けた過去があります。
当時口内過敏はかなりマイナーというか、名前が存在していたかさえ分かりません。そのため、先生は母親に「家で甘やかしてるから」と話し、母親も「いい加減食べなさい!」と無理に食べさせ、私はそれを拒絶してと負のループにはまっていました。
今思うと、理解者がおらずとんちんかんな私を育て、すべての責任を一人で背負っていた母親は、常に強いプレッシャーを感じていたと思います。追い詰められただろうし、多分この子は普通じゃないとわかっていても認めれば好奇の目で見られて、自分の立場も悪くなる。なんとかして普通に近づけて、食べさせなければと思ってたのかもしれません。
こういう責任を1人で背負う養育者や保護者、そして感覚過敏を好き嫌いと同じくくりにされて食べ物を無理に食べさせられる当事者が少しでも減るためにも、口内過敏を知ってほしい。
発達持ちの場合、言葉が出にくいことがあります。特に子どものころは、言葉より手が先に出ます。声より手と足、行動です。そのため、給食を故意に床に落とす、誰かのお皿にこそっと移す、庭なんかにポイするといった問題行動も見られやすい。
今だから言えますが、私は小学校1年くらいのとき、苦手な給食を故意に床に落としてたし、先生の目を盗んで窓の外にある花壇にポトッと落として蟻さんの力を借りてました。それくらい深刻です。
生育環境がよくないと、食べられないことさえ言葉に出せません。ニオイや見た目に対する拒否感、飲みこめない、口の中に違和感があることが、養育者や保育者にいえない。本人にとっても非常に苦痛であり、恐怖でもあります。
どうにも同じものしか食べる気配がない、他のものは激しく拒否するという場合は、早めに小児科などの専門機関を受診するのがおそらく最良です。専門機関の受診で解決や改善、対処できることは非常に多く、偏食による栄養の偏りの改善にもつながるはず。一人で抱え込まないでください。
発達持ちで口内過敏がある方。ダメならダメって言っていい。言わないと伝わりません。何がどう苦手なのかを伝え、相手が聞く耳を持たなければその人に話しても無駄です。学校であれば、他の先生を頼ってみてください。保健室の先生や特別学級の先生なんかがいいかなと思います。
同じものしか食べない当事者と一緒に住んでいる方。専門機関の受診を選択肢に含むことで、選択肢の幅がきっと広がります。行くまでは億劫かもしれませんが、一度受診すれば道は開ける可能性は高いです。
今回は、この辺で。
猛者の皆さんに、1つでもいいことが多くありますように。
明日も朗らかに晴れますように。
みほし ゆうせい
口内過敏の子どもに対して間違った対処方法で食事をさせると、トラウマを作る原因になります。食べることそのものが苦痛になってしまうと、給食の時間そのものが苦痛になり、外食のハードルもものすごく高くなってしまう。そうならないためにも、口内過敏と好き嫌いの違いはしっかり見極めて対処したい点です。
見極めそのものは難しいと思うので、迷ったら専門機関の受診をおすすめします。
評価などいただけると嬉しいです!
次回から感覚鈍麻についての記事を公開します。




