表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
103/133

発達当事者、どうして言葉でなく先に手が出るのか

発達持ち、すぐ手が出ることが多いです。私も子どもの頃はすぐ手が出てました。暴れたこともあります。なんで言葉が出ないのか。どうして手が出るのか。生い立ちなども含めて、解説していきます。


 こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ。私は発達持ちとして生きてきて、ある程度年季が入っています。そのためひとまず口で自分の気持ちを伝えられますが、子どもの頃はすぐ手が出てました。


 これは多分、発達持ちだけではないはずです。言葉が遅い子、自分の気持ちを的確に言葉として表せない子は、不快なことなどがあったとき手が出やすい傾向があります。私の場合は、声は出るけど言葉は出なかった。それに加えて、手を挙げられて育ったことも、言葉より手が出ていた原因だと思います。


 声は出るけど、言葉が出ない。嫌なことがあったら、大きな声で「わー!」とか「あ゛ー!」みたいな声は出ていたし、こいつがやったんだと指差しもできていました。でも言葉が出なかった。

 言葉そのものは早かったです。結構早い段階でべらべら喋っていたらしく、よく喋る子どもだったと親は話していました。多分喋らないとなにも伝わらないと、本能的にわかってたんだと思います。


 でも、感情優位になると言葉が出ない。これは幼い子どものあるあるであり、発達持ちにもよくあることです。いざって時に言葉が出ない。言葉が出ないから手が出る。

 その結果、相手から吹っ掛けてきた喧嘩だったとしても、手を出した私に非があることになり怒られる。この繰り返しでした。話しを聞くにしても、言葉が出ないのです。状況を見ると、相手を殴ってるので私に非があります。

 幼稚園での集団生活となると、先生1~2名に対して30人くらいの園児を相手にすることになります。1人だけをマークして見続けることなんてできないのです。

 そのため、経過を説明するには言葉が必須になる。その言葉が出ない。結果しか残っておらず、手を挙げているのでこっちが悪いとなりやすかったのかなと思います。無理もない事です。


 そして、手が出る原因のもう一端である、私自身が手を挙げられて育ったこと。言うことを聞かなければ殴っていい。これが幼少期の段階で刷り込まれてたんだと思います。

 前述通り、私はいざとなったら言葉が出ない子どもでした。行動でしか、意思表示が出来なかった。ひっくり返って泣いたり、首振りでの意思表示。"嫌"の先にある"どうして"が説明できなかったのです。

 "どうして"の説明ができないと"わがまま"となるため、"わがまま"を許すと"甘やかし"につながる。だから、聞き分けを良くするために殴る。2歳くらいの自我が芽生え始めたくらいの段階で、殴られて育ちました。


 手を挙げる育児は、負の遺産でしかありません。殴れば相手が言うことを聞くと刷り込まれ、殴れば相手が大人しくなると勘違いし、相手が泣けば自分が正しいと思ってしまう。そして、相手が泣く様子を見て、自分は強いんだと認識する。いい事なんかないのです。


 でも刷り込まれてしまうと、これが正しいと思う。そのため、気に入らないと手が出る。殴って相手を服従させようとする。やってることは動物と変わりありません。

 私に手を挙げていたのは、主に祖母でした。6歳で祖母が他界するまでそれは続き、葬儀の際私は泣くこともなく、終始機嫌がよかった。狂気じみていますが、暴力はこういう結果を招きます。


 言葉で伝えることを意識し始めたのは、小学校高学年に差し掛かってきたころです。私も大概すぐ手が出てましたが、転校してきた子が私よりも火力が高く、手が付けられないような暴れ方をしてました。それを見て、「暴れるとヤバイ」と察したのです。こういう気付きは大事で、発達持ちに衝撃を与え成長するきっかけになります。


 中学校に上がると、変に語彙の多いオタクと遭遇し、難解な日本語ばかり使うのもヤバイなと知り、誰でも通用する日本語の習得を目指しました。そのころから言葉での意思疎通が急速に発達したものの、やはり感情優位になると手が出ることは多かったです。


 年月が経過し、いい歳になった今。さすがに手は出にくくなりました。体を壊して以降、体力が戻らずなので暴れる力もないという感じ。でも発達由来なのか、プツンとなると爆発的な力が出るのは健在です。できるだけ言葉で気持ちを伝える、どういう言葉を選べば人といざこざを起こさずやって行けるか、という点は常に考えながらの毎日です。


 先に手が出る発達民と生活している方。言葉が先行するためには、年月と経験が必要になります。療育などに行くと、私ほど長い年月は必要ではなく、当事者も苦痛が低くなるかもしれません。


 発達持ちで言葉が出ず手が出やすい方。手が出るのは基本ダメです。年齢などを考慮し、常に言葉が先行するよう意識を持って生活してみてください。野生のアスペの私は、言葉を意識した生活を送ってます。


 今回は、この辺で。

 猛者の皆さんに、1つでも多くいいことがありますように。

 明日も朗らかに晴れますように。


 みほし ゆうせい



私の場合、ある程度の暴力を浴びて育ったことも、相手に対して手を挙げる原因だったのかもしれません。手を挙げる教育は、やはり負の遺産ばかりを残します。いざ、本当に悪いことをしたときに。そういう場面であれば、バシッと一発子どもを思いやってのそれは効果があると思います。しかし、ついカッとなってと親の事情や感情で子どもに手を挙げていると、それは子どもにちゃんと伝わり、子どももカッとなって他人を殴る。その連鎖を生む。知っておいて損はないループです。


評価などいただけると嬉しいです。

なかなか難しい部分もあると思いますが、できるだけたくさんのわかりやすい言葉を発達当事者にかけてあげてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ