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能力至上主義社会で私の異能はおもらしでした  作者: 片桐アリス


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9/18

第9話 例の新人

家に帰る頃には、もうすっかり夜になっていた。


玄関の扉を開ける。


「ただいま……」


「ひより?」


リビングから母の声がした。


まずい。


私は反射的に鞄を背中へ隠した。


今日の私は、もう濡れていない。


ギルドの更衣室で着替えてきた。


だから見た目だけなら普通だ。


問題は、鞄の中に入っている。


水を吸ってずっしり重くなった仕事着。


下着。


靴下。


そして、それらを詰め込んだ大きなビニール袋。


母が廊下へ出てきた。


「おかえりなさい」


「ただいま」


母は私を見る。


顔。


服。


そして。


背中へ隠した鞄。


「今日も濡れたの?」


「…………」


どうして分かるの。


いや。


昨日も一昨日も濡れて帰ってきた娘が、妙に大きな鞄を背中へ隠していれば、誰でも分かるか。


「今回は本当に能力だから!」


私は先手を打った。


母が少し目を丸くする。


「そうなの?」


「そう!」


これは胸を張って言える。


普通のおもらしもしたけれど。


最終的に全身を濡らしたのは、間違いなく能力だ。


そこだけ切り取れば嘘ではない。


「倉庫が水浸しになるくらい出たの!」


「まあ」


「指名手配犯も二人捕まえた!」


「まあ」


母は驚いている。


よし。


今回は信じてもらえたかもしれない。


「だから、この中に濡れた服が入ってるけど、今回は本当に能力だからね」


「分かったわ」


母は優しく頷いた。


「でも、お仕事中に無理しちゃ駄目よ」


「うん」


「間に合わなそうなら、我慢しないでね」


「何に!?」


信じてもらえていなかった。


「能力の話してるんだけど!」


「ええ」


「その『ええ』絶対分かってないよね!?」


母は困ったように笑った。


「お風呂、沸いてるわよ」


話を終わらされた。


私はそれ以上説明するのを諦めた。


第六話で学んだ。


説明すればするほど悪化する。


「……お風呂入ってくる」


「着替え、洗っておく?」


「自分で洗う!」


そこだけは譲れない。


私は鞄を抱え、洗面所へ逃げ込んだ。


濡れた服を洗濯機へ放り込み、お風呂へ入る。


湯船へ身体を沈めた瞬間。


「はぁぁぁ……」


大きな息が漏れた。


疲れた。


腕を掴まれたところが、少し赤くなっている。


痛みはほとんどない。


でも、思い出すとまだ怖い。


連れていかれると思った。


本気で嫌だった。


そして。


漏らした。


二回。


私は湯船の中で顔を覆った。


「二回って……」


一回目は完全に普通。


二回目も、最初は普通だと思った。


そこから水量がおかしくなった。


大量の水。


止めようとしても止まらなかった。


結果として、指名手配犯二人をまとめて押し流した。


能力者として見れば、間違いなく成果だった。


でも。


「制御不能かぁ……」


ノートにもそう書いた。


使えるのか、使えないのか。


強いのか、弱いのか。


自分でも分からない。


Fランク。


スキル名【おもらし】。


でも、出れば倉庫の通路を水浸しにする。


意味が分からない。


「そもそも、なんで水が出るんだろう」


誰も答えてくれない。


私は湯船へ口元まで沈んだ。


ぶくぶく。


現実逃避したい。


今日はもう能力のことを考えたくない。


部屋へ戻ったらアニメを見よう。


推しを見よう。


ポテチも食べよう。


賞金が出るなら、新しいグッズも買える。


そうだ。


良いこともあった。


指名手配犯を二人捕まえた。


賞金。


まだ金額は分からないけれど、それなりに出ると言われた。


私は少しだけ元気になった。


お金は大事だ。


尊厳も大事だけど。


お金も大事だ。


部屋へ戻り、ベッドへ寝転がった。


スマートフォンを手に取る。


通知が一件。


ギルドからだった。


嫌な予感がする。


開く。


『霧島ひより様


本日の件について、確認したい事項があります。


明日午前十時、ギルド本部受付までお越しください。


現場状況および能力発動時の詳細について、簡単な聞き取りを行います。』


「…………」


やっぱり。


そりゃそうだ。


現場をあれだけ水浸しにしておいて、


『偶然です』


では終わらない。


聞き取り。


能力発動時の詳細。


私はスマートフォンを顔の上に持ったまま、固まった。


どう説明しよう。


恐怖を感じました。


漏らしました。


また漏らしたと思ったら大量の水が出ました。


以上。


言えるわけがない。


「……寝よう」


考えるのをやめた。


明日の私に任せよう。


明日の私は、きっと今日の私より賢い。


たぶん。


翌朝。


何も思いつかなかった。


午前九時半。


私はギルド本部の前に立っていた。


大きな建物を見上げる。


能力者向けの依頼受付。


報酬の支払い。


チームの登録。


各種手続き。


訓練施設の案内。


その他いろいろ。


能力者として活動する人間なら、一度は利用する場所だ。


私も登録した時に来たことがある。


でも。


今日は妙に入りづらい。


「聞き取りだけ……」


自分に言い聞かせる。


怒られるわけではない。


何か壊したわけでもない。


いや、資材は少し流した。


でも故意ではない。


犯人も捕まえた。


むしろ褒められてもいいはずだ。


私は自動ドアをくぐった。


ギルド本部のホールは、相変わらず人が多かった。


依頼掲示板の前には能力者が集まり、受付には列ができている。


武器を持った人。


派手な装備の人。


見るからに強そうな人。


その中を、私はできるだけ目立たないように歩いた。


受付で名前を告げる。


「霧島ひよりです。十時から聞き取りの予定で……」


受付の女性が端末を確認する。


「あ、霧島さんですね」


一瞬。


反応が早かった。


「あちらのお部屋でお待ちください」


「はい」


気のせいだろうか。


名前を言った瞬間、隣の受付の人までこちらを見た気がする。


私は案内された小部屋へ入った。


しばらく待っていると、昨日現場に来た職員と、もう一人の男性職員が入ってきた。


「お待たせしました」


「いえ」


机を挟んで座る。


男性職員が資料を広げた。


昨日の現場写真。


水浸しの通路。


散乱した資材。


拘束された指名手配犯。


改めて写真で見ると、ひどい。


「まず、怪我の方は大丈夫ですか?」


「はい。腕を少し掴まれただけなので」


「診療記録も確認しました。大きな怪我がなくて何よりです」


ちゃんと心配してくれている。


少し安心した。


「では、昨日の状況について確認させてください」


来た。


私は背筋を伸ばした。


「はい」


「霧島さんは巡回中に物音を聞き、現場を確認した」


「はい」


「そこで指名手配中の二名を発見」


「はい」


「その後、相手に無線と携帯電話の提出を要求された」


「はい」


ここまでは簡単だ。


事実を話すだけ。


「その後、腕を掴まれた」


「はい」


「そこで能力が発動した」


「…………」


止まった。


職員が私を見る。


「霧島さん?」


「えっと……」


正確には違う。


腕を掴まれる前にも、一回出そうとした。


出なかった。


普通に漏らした。


そして腕を掴まれた後。


また漏らしたと思った。


そこから能力が発動した。


でも。


そこまで説明する必要はあるのだろうか。


ない。


絶対にない。


「だいたい、そんな感じです」


「だいたい?」


「はい」


職員がペンを止める。


「発動した瞬間について、もう少し詳しく聞きたいんです」


でしょうね。


「どのような操作をしました?」


「操作……」


何もしていない。


「特には……」


「では、無意識に?」


「たぶん」


「何か発動のきっかけになった感覚は?」


「…………」


あった。


ものすごくあった。


温かかった。


でも言えない。


「怖かったです」


「恐怖?」


「はい」


男性職員がメモを取る。


「恐怖を感じたことで発動した可能性がある、と」


「たぶん」


今日だけで何回たぶんと言っただろう。


「身体的な変化はありました?」


「身体的……」


私は固まった。


「例えば、体温が上がる、手が痺れる、魔力が集中する感覚があるなど」


「…………」


温かくなった。


ものすごく局所的に。


言えるか。


「力が抜ける感じはありました」


「脱力?」


「はい」


これは第7話でも考えていた。


嘘ではない。


「緊張して、それから力が抜けて……その後……」


「水が出た?」


「……はい」


職員二人が顔を見合わせる。


男性がメモを取る。


『強い恐怖・緊張後の脱力による無意識発動の可能性』


立派だ。


ものすごく能力者っぽい。


実態を知っている私からすると、少し申し訳なくなる。


「水はどこから発生しました?」


来た。


一番聞かれたくなかった。


「どこから……」


「現場では発生源が特定できませんでした。壁や配管の破損も確認されていません」


当然だ。


配管ではない。


「霧島さんを中心に広がったように見えますが」


「…………」


やめて。


その言い方。


「身体から放出した感覚ですか?」


「身体からって言わないでください!」


思わず大きな声が出た。


二人が驚く。


「す、すみません」


「いえ、こちらこそ」


私は顔が熱くなるのを感じた。


落ち着け。


まだバレていない。


「その……気づいたら足元に水があって」


「足元」


「はい」


「そこから急激に水量が増えた?」


「そうです」


「意図的に増やしたわけではない?」


「違います」


これは即答できる。


「止めようとは?」


「しました」


「止まりましたか?」


「止まりませんでした」


男性職員がまたメモを取る。


今度は少し表情が険しくなった。


「完全な制御外ということですね」


「……はい」


言葉にされると怖い。


職員はさらにいくつか質問した。


どのくらいの時間出ていたか。


水温は。


匂いは。


色は。


触った感覚は。


最後の方はほとんど、


「分かりません」


「覚えてません」


「たぶん普通の水です」


しか答えられなかった。


「なるほど……」


男性職員が資料をまとめる。


絶対になるほどと思っていない顔だった。


「ちなみに、今ここで少しだけ出すことはできますか?」


「無理です!」


即答した。


絶対無理、多分、今少し出るのは多分能力の方じゃない。


「えっと……まだ、自分の意思では出せなくて」


私の強すぎる否定に驚く二人に慌てて言い訳をした。


「そうでしたね、現段階では、能力の再判定という話ではありません」


男性職員が続ける。


「ただ、昨日の出力量が登録時のFランク評価と大きく食い違っています」


「はい……」


「ギルドとしても、任務を割り振るうえで能力の性質を把握しておく必要があります」


それは分かる。


制御できない大量の水を出す人間を、狭い室内へ送り込んだら大変だ。


私でも分かる。


「ですので、しばらくは危険度の低い任務を中心にしてください」


「はい!」


それは嬉しい。


「また、能力が発動した場合は可能な範囲で状況を記録してください」


「記録……」


私は家のノートを思い出した。


『あと、普通に一回漏らした』


あれは絶対に見せられない。


「自分用でも構いません。発動条件が分かれば、こちらでも対応を考えられます」


「はい」


それなら、今まで通りでいい。


話は思ったより穏便に終わった。


怒られなかった。


無理に能力を出せとも言われなかった。


スキル名について聞かれることもなかった。


よかった。


私は深く息を吐いた。


「それと」


職員が言う。


まだあるの。


「今回の確保報奨金ですが、手続きが済み次第振り込まれます」


「いくらですか?」


反射だった。


職員が少し笑った。


「それは後ほど通知します」


「そうですか……」


気になる。


ものすごく気になる。


でも聞き取りはこれで終わりらしい。


私は二人へ頭を下げ、小部屋を出た。


ホールへ戻る。


さあ帰ろう。


今日はアニメを見よう。


できれば何事もなく。


そう思って歩き出した。


「……あれ?」


声が聞こえた。


気にしない。


「おい、あれじゃね?」


気にしない。


「例の新人」


気に――。


足が止まった。


今。


新人って言った?


私はそっと周囲を見る。


少し離れたところに、三人の能力者がいた。


男二人と女一人。


全員、私より年上に見える。


こちらを見ている。


気のせいではない。


明らかに私だ。


一人の男が近づいてきた。


「なあ」


嫌な予感。


私は一歩下がる。


「霧島ひより?」


「……人違いです」


反射的に答えた。


男が笑った。


「今、あの部屋から出てきただろ」


バレていた。


「やっぱりそうじゃん」


後ろの二人も寄ってくる。


「こいつが例の?」


「思ったより普通だな」


普通で悪かったね。


いや。


普通に見えているなら、そのままでいてほしい。


「何かご用でしょうか……」


男が私を上から下まで見る。


「本当にFランク?」


「はい」


「マジで?」


「マジです」


女が笑う。


「Fランクが二回続けて賞金首捕まえたって噂になってるよ」


「噂……?」


初耳だった。


「最初は三人だっけ?」


「らしいな」


「次は二人?」


「はい……」


「合計五人じゃん」


数字にされるとすごい。


私が一番驚いた。


「水系なんだろ?」


「一応……」


「どんな能力?」


「…………」


一番困る質問が来た。


「水を……出します」


「見りゃ分かるよ」


ですよね。


別の男が笑った。


「昨日、倉庫一帯びしょ濡れにしたって?」


「一帯ではないです」


通路一つくらいだ。


たぶん。


「Fランクでそこまで出せるなら、判定ミスじゃねえの?」


「私に聞かれても……」


「ちょっと見せてみろよ」


「無理です」


「何で?」


「出せないので」


三人が黙る。


「……水系なのに?」


「はい」


「出せない?」


「はい」


「じゃあどうやって犯人倒したんだよ」


「…………」


だから。


それを説明できなくて、さっきまで聞き取りを受けていたのだ。


「いろいろありまして……」


「いろいろって何だよ」


「いろいろです」


男が面白そうに笑った。


完全に遊ばれている。


その声を聞いたのか、近くにいた別の能力者までこちらを見る。


「何? あいつが噂の?」


「そうそう。Fランクの水使い」


「二回賞金首引いた奴?」


「運良すぎだろ」


人が増えた。


嫌だ。


帰りたい。


「賞金いくらだった?」


「まだ分かりません」


「前のは?」


「言いません」


「けち」


何で初対面の人に賞金額を教えなければならないのか。


「なあ、俺と組まねえ?」


また別の男が割り込んできた。


「嫌です」


即答した。


「即答かよ!」


笑いが起きる。


何が面白いんだ。


「お前、変なの引く運だけはあるみたいだしさ。俺らのチーム入れば稼げるぜ?」


「結構です」


「水出せねえなら荷物持ちでもいいぞ」


「もっと結構です」


「こいつ意外とハッキリ言うな」


周囲がまた笑う。


何これ。


集団いじめ?


いや。


そこまで悪意は感じない。


ただ。


全員が面白がっている。


珍しい新人を囲んで、好き勝手言っているだけだ。


それはそれで嫌だった。


「本当にどうやって出してんの?」


「だから分からないんです」


「呪文?」


「違います」


「感情系?」


「たぶん……」


「怒ると出る?」


「違います」


「泣くと?」


「違うと思います」


「じゃあ何?」


「…………」


怖くなって。


緊張して。


力が抜けて。


漏らすと出ます。


言えるわけがない。


「分からないです!」


少し強めに言った。


男たちは顔を見合わせる。


「何だよ、秘密主義か?」


違う。


秘密ではあるけれど。


隠したいだけだ。


「新人のくせに勿体つけんなよ」


今まで笑っていた男の一人が、少しだけ嫌な顔になった。


空気が変わる。


「別に勿体つけてません」


「じゃあ見せろよ」


「だから出せないんです」


「昨日は出したんだろ?」


「昨日は……」


本気で怖かったから。


そう言いかけてやめた。


男が一歩近づく。


「ちょっとビビらせりゃ出たりしてな」


「やめてください」


私は下がる。


周囲から笑い声。


「おいおい、やめとけって」


止めているようで、全然止めていない。


むしろ楽しんでいる。


「新人いじめんなよ」


「いじめてねえって。能力見たいだけ」


嫌だ。


この空気。


私、何でこんなに目立っているんだろう。


Fランクなのに。


目立ちたくない。


賞金は欲しい。


でも有名にはなりたくない。


私はただ、普通に仕事をして。


家へ帰って。


推しの薄い本を読みながらポテチを食べていたいだけなのに。


何で。


どうして。


能力が【おもらし】になっただけで、人生がこんなに忙しくなるの。


「なあ、ちょっとくらい――」


男がまた口を開いた。


その時だった。


カツ。


硬い音がした。


誰かの靴音。


カツ。


カツ。


規則正しい音が、騒がしいホールを横切る。


不思議だった。


誰も大声を出したわけではない。


静かにしろと言われたわけでもない。


なのに。


少しずつ。


本当に少しずつ。


周囲の声が消えていった。


さっきまで私を囲んでいた男が、横を見る。


顔から笑みが消える。


「……まず」


小さく呟いた。


何が。


私は同じ方向を見る。


人混みの向こうから、一人の女性が歩いてくる。


最初に目に入ったのは、赤い髪だった。


長い。


鮮やかな赤。


歩くたび、背中で揺れている。


黒いジャケット。


すらりとした長身。


硬い靴音。


派手な格好ではない。


それなのに、妙に目立つ。


周囲の能力者たちが、自然に道を空けていく。


誰も話しかけない。


むしろ目を合わせないようにしている人までいる。


怖い人なのだろうか。


私は知らない。


ギルドの偉い人?


職員?


でも職員用の制服ではない。


赤髪の女性は、こちらへ真っ直ぐ歩いてくる。


逃げたい。


何となく。


ものすごく逃げたい。


さっきまで私に絡んでいた男たちが、さりげなく離れようとする。


「待て」


低い声。


全員が止まった。


私まで止まった。


いや、私は最初から動いていない。


女性が男たちを見る。


「……何をしている」


「いや、その……」


さっきまで威勢の良かった男が、急に小さくなる。


「ちょっと新人と話を」


「随分と人数が必要な会話だな」


「…………」


誰も何も言わなくなった。


女性はしばらく男たちを見たあと、興味を失ったように視線を外した。


そして。


私を見る。


目が合った。


怖い。


理由は分からないけれど怖い。


相手は何もしていない。


怒っているようにも見えない。


それなのに、目を逸らしたくなる。


女性が私の前まで来る。


背が高い。


近くで見ると、余計に迫力がある。


周囲は静まり返っている。


誰も助けてくれそうにない。


何。


私。


何かした?


昨日、水出しすぎた?


資材流したから怒られる?


弁償?


それは困る。


賞金より高かったらどうしよう。


そんなことを考えていると。


赤髪の女性が、わずかに目を細めた。


そして。


低く、少し芝居がかった声で言った。


「……貴様が霧島ひよりか?」

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