表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
66/288

第66話「城下」

越後の城下町。


---


朝。


---


市場は、騒がしかった。


---


---


魚。


---


米。


---


布。


---


鍬。


---


---


全部が、並んでいる。


---


---


「最近、人増えたな」


---


---


商人が、笑う。


---


---


「道良くなったからな」


---


---


「あと山賊減った」


---


---


周囲が、頷く。


---


---


戦国。


---


だが。


---


越後は、少しずつ変わっていた。


---


---


「兼継様って怖いけどな」


---


---


若い女が、小さく笑う。


---


---


「前より住みやすい」


---


---


それが。


---


最近の越後だった。


---


---


その頃。


---


兼継は、城下を見ていた。


---


---


人。


---


荷車。


---


子供。


---


---


戦場とは違う。


---


---


「……妙だな」


---


---


ぽつりと呟く。


---


---


以前なら。


---


興味も持たなかった。


---


---


だが。


---


最近は違う。


---


---


“生きている国”。


---


それを。


---


少しだけ理解し始めていた。


---


---


その時。


---


小さな子供が転ぶ。


---


---


荷が落ちる。


---


---


周囲が、慌てる。


---


---


兼継は、少しだけ足を止めた。


---


---


そして。


---


落ちた荷を拾う。


---


---


周囲が、静まる。


---


---


「……気をつけろ」


---


---


短い言葉。


---


---


だが。


---


母親は、震えながら頭を下げた。


---


---


「ありがとうございます……!」


---


---


兼継は、何も言わず去っていく。


---


---


その背を。


---


城下の人々は、静かに見ていた。


---


---


魔王。


---


だが。


---


最近。


---


少しだけ変わった。


---


---


そんな噂が。


---


越後では広がり始めていた。


---


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ