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愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


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第39話「完全包囲」

鐘の音が、山へ響く。


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一度。


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二度。


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三度。


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その瞬間。


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武田軍は、理解した。


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囲まれた。


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完全に。


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「後方、上杉軍!!」


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「左右にも旗!!」


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「退路がありません!!」


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叫び。


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混乱。


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武田兵たちの顔から、血の気が消える。


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当然だった。


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ここまで深く入った。


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しかも。


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補給線は、長い。


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普通なら。


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終わり。


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だが。


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武田信玄だけは、笑っていた。


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「見事だ」


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静かな声。


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「上杉兼継」


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槍を、握る。


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「最高だな」


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その瞬間。


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武田軍の空気が、少し戻る。


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信玄が、笑っている。


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なら。


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まだ終わっていない。


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「慌てるな!!」


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信玄の声が、戦場を貫く。


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「囲まれただけだ!!」


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武田兵たちが、顔を上げる。


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「殺されたわけじゃねえ!!」


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咆哮。


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それだけで。


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軍が、立ち直り始める。


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遠く。


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高所。


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兼継は、それを見ていた。


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「……やはり、強い」


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ぽつりと呟く。


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普通なら。


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ここで壊れる。


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だが。


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武田軍は違う。


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武田信玄がいる限り。


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まだ立つ。


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「兼継様」


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家臣が、静かに問う。


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「撃ちますか」


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兼継は、少しだけ考える。


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そして。


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首を横に振った。


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「まだだ」


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静かな返答。


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「もっと前へ出させる」


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沈黙。


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包囲されてなお。


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さらに誘導する。


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恐ろしい。


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その頃。


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武田本陣。


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信玄は、地図を見ていた。


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囲まれている。


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だが。


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妙だった。


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「……狭すぎる」


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ぽつりと呟く。


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家臣が、顔を上げる。


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「何がです」


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信玄は、地形を見る。


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前。


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開いている。


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不自然に。


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「逃げ道を残してる」


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空気が、変わる。


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理解した。


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上杉兼継は。


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“逃がす気”だ。


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だが。


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それは慈悲じゃない。


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“誘導”。


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「ははっ……!」


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信玄が、笑う。


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「どこまで行く気だ、魔王」


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その時。


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爆音。


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武田軍後方。


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補給部隊が、吹き飛ぶ。


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「っ!!」


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火。


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煙。


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悲鳴。


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火輪銃。


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「始まったか」


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信玄が、笑う。


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恐怖ではない。


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高揚。


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「全軍!!」


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槍を掲げる。


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「前へ出ろォォ!!」


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武田軍が、咆哮する。


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囲まれている。


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だが。


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止まらない。


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上杉の“逃げ道”へ。


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さらに深く。


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突っ込む。


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高所。


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兼継は、その姿を見ていた。


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「……乗ったか」


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静かな声。


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その目。


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冷たい。


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だが。


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熱もある。


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武田信玄。


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あの男だけは。


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この地獄へ、自分から踏み込んでくる。


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「面白いな」


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初めて。


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兼継が。


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戦場で、笑った。


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家臣たちの背筋が、凍る。


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魔王が。


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完全に。


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“戦”へ魅入られている。


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その頃。


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尾張。


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信長は、酒を飲みながら笑っていた。


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「包囲したか」


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楽しそうだった。


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「で、信玄は?」


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家臣が、静かに答える。


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「前へ出たようです」


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沈黙。


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そして。


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信長が、吹き出した。


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「ははははっ!!」


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「最高だなアイツら!!」


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狂っている。


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だが。


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信長には、見えていた。


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上杉兼継。


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武田信玄。


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二人とも。


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もう。


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“普通の戦”をしていない。


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怪物同士が。


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互いを進化させている。


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そして。


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その先にあるのは。


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戦国そのものの崩壊だった。


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(次話へ)


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