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愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


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第38話「勝てる戦」

武田軍は、速かった。


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山。


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川。


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雪解けの泥。


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全部を踏み潰しながら、進む。


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「上杉が退いております!」


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斥候の声。


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武田軍の空気が、一気に変わる。


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「押してるぞ!!」


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歓声。


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前回とは違う。


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今回は。


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上杉が、退いている。


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つまり。


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押せている。


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「……見えてきたな」


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武田信玄が、笑う。


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目の前。


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越後への道。


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「信玄様!」


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家臣が、興奮した声を上げる。


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「このまま押し込めば!」


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信玄は、静かに前を見る。


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違和感。


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ある。


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当然だ。


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上杉兼継が。


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こんな簡単に退くはずがない。


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だが。


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それでも。


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武田軍は、前へ出る。


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止まれない。


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ここで止まれば。


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武田は、二度と上杉へ届かない。


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「……行くぞ」


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短い言葉。


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武田軍が、さらに速度を上げる。


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その頃。


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越後。


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兼継は、静かに報告を聞いていた。


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「武田軍、侵攻継続」


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「速度、上昇」


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「兵士高揚確認」


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兼継は、少しだけ笑った。


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「そうか」


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予想通り。


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武田は、“勝てる”と感じるほど加速する。


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それが。


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武田信玄。


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「配置は」


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「完了しております」


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「第一線、後退済み」


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「第二線、隠蔽完了」


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「第三線、待機」


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全部。


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準備済み。


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家臣の一人が、静かに問う。


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「本当に、ここまで通すのですか」


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兼継は、地図を見る。


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武田軍。


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深い。


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かなり。


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前へ出ている。


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「まだ足りない」


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静かな返答。


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「もっと、来させる」


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その声。


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冷たい。


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だが。


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以前とは違う。


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どこか。


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楽しんでいる。


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「……変わられましたな」


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老臣が、ぽつりと呟く。


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兼継は、少しだけ沈黙する。


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そして。


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静かに答えた。


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「武田信玄のせいだ」


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その言葉に。


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家臣たちが、少しだけ笑った。


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魔王を変えた男。


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それが。


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武田信玄。


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その頃。


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尾張。


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信長は、地図を見て笑っていた。


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「深いなぁ」


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ぽつりと呟く。


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「上杉、かなり通してる」


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家臣が、慎重に問う。


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「武田有利では?」


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信長は、即答した。


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「まさか」


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笑う。


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「だから面白いんだろ」


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その目。


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完全に。


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見えている。


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「武田は、“勝ってる”と思わされてる」


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沈黙。


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「だが」


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信長の目が、細くなる。


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「信玄も気づいてる」


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空気が、変わる。


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気づいている。


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罠だと。


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それでも。


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前へ出る。


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「最高だな」


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信長が、笑う。


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「怪物しかいねえ」


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越後。


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武田軍は、ついに深部へ到達する。


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「見えたぞ!!」


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歓声。


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上杉本陣。


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ついに届く。


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武田軍の空気が、爆発する。


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だが。


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信玄だけは、笑っていなかった。


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静かに。


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周囲を見る。


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静かすぎる。


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風。


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山。


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地形。


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全部が。


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“綺麗すぎる”。


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「……来るぞ」


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ぽつりと呟く。


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その瞬間。


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鐘。


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一度。


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二度。


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三度。


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武田軍の後方。


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山の上。


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旗。


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無数。


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「なっ……!?」


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後ろ。


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左右。


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前。


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全部。


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上杉。


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完全包囲。


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武田兵たちの顔から、色が消える。


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だが。


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武田信玄だけは。


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笑った。


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「そう来たか」


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槍を、握る。


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「最高だ」


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戦国最悪の戦。


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その第二幕が。


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ついに、始まる。


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(次話へ)


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