表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
190/288

第190話 兼継十三歳、人を見る

夜。


越後。


城。


灯が揺れている。


兼継。


十三歳。


帳面を見ていた。


橋市。


人口増加。


店増加。


税収増加。


良い報告が並ぶ。


だが。


兼継は数字だけを見ない。


家臣。


四十七歳。


静かに控えている。


兼継は一枚の報告書を手に取った。


新しく移り住んだ鍛冶職人。


二十四歳。


仕事熱心。


評判良し。


その横。


夫婦。


三十代。


宿屋を開業。


繁盛中。


数字ではない。


人だった。


家臣が少し不思議そうな顔をする。


兼継は言った。


「町を作るのは人だ」


短い声。


灯が揺れる。


橋も。


市も。


井戸も。


大事だ。


だが。


最後に国を支えるのは人だった。


兼継は報告書を閉じる。


地図を見る。


橋市だけではない。


越後全体を見る。


まだ足りない。


まだ育てる。


十三歳の少年は。


今夜も未来を考えていた。


(次話へ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ