表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
189/288

第189話 橋市の夏

朝。


橋市。


夏が近づいていた。


橋の上を吹く風は少し暖かい。


川面が光る。


荷馬が渡る。


商人が声を上げる。


職人が木を削る。


子どもが走る。


以前なら。


考えられなかった景色だった。


橋番の弥助。


六十一歳。


橋の端に座る。


今日も橋を見る。


木を見る。


人を見る。


異常はない。


それだけで良い。


若い兵。


十九歳。


隣に立つ。


「人が増えましたな」


弥助は頷く。


橋の向こう。


また新しい家が建っている。


小さな家。


粗末な家。


だが。


住む者がいる。


暮らす者がいる。


弥助は橋を見た。


橋を作った時。


ここまで大きくなるとは思わなかった。


川は変わらない。


だが。


人は変わる。


暮らしは変わる。


橋の上を。


今日も人が渡っていた。


(次話へ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ