表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
188/288

第188話 灯の向こう

夜。


橋市。


灯が並んでいた。


飯屋。


宿。


布屋。


鍛冶屋。


以前より灯が増えている。


橋番の弥助。


六十一歳。


橋の端に座る。


今日も橋を見る。


荷を見る。


人を見る。


子どもが走る。


旅人が笑う。


商人が酒を飲む。


穏やかな夜だった。


弥助は川を見る。


流れは変わらない。


橋が無かった頃も。


橋が出来た今も。


同じように流れている。


変わったのは人だった。


暮らしだった。


灯だった。


弥助は遠くを見る。


橋の向こう。


まだ暗い村がある。


これから先。


そこにも灯が増えるかもしれない。


そう思った。


去年なら考えなかった。


だが。


今は思える。


橋は人を運ぶ。


人は暮らしを運ぶ。


そして暮らしは。


また新しい灯を生む。


川面に灯が映る。


橋市の夜は静かだった。


だが。


その静けさの中で。


越後は確かに大きくなっていた。


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ