第15話『国連安保理』
海自による天自艦隊の誘導開始と所属不明機の急接近事件が日本国内で報道された頃、遥か一万キロ以上離れたニューヨークでは一つ動きがあった。
安全保障理事会の開催である。
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の常任理事国による安全保障理事会は、国連の中でも数少ない法的拘束力のある決定が下せる委員会だ。
その名の通り安全保障に関わる事案に招集が掛かり、国際社会と理事国の利害を天秤にかけて議論が交わされる。
今回安保理が開催されたのは、未来の異星から転移してきた転後日本に関してだ。
名称が公式に所属不明艦隊から転後日本の天自艦隊に変わろうと、その本質の不明瞭は変わらない。ましてや未来の異星技術を保有した空母艦隊となれば脅威も上乗せされる。
いくら『日本』の名称が付こうと、それは自称に過ぎず安全の証明にはならないのだ。
そして垂涎の代物でもある。
今から数十年先に加えて異性の技術がこの世界にある。それを見逃すほど大国の天秤は秩序に傾かない。
いかに自国に引き込むか、せめて共有財産にして分配するかを考える。
間違っても日本一ヶ国が享受することを許さない。
国際秩序を守るためと銘打つが、その実情は日本からとの引きはがしが目的だ。
当事国として非常任理事国である日本も席に加わり、C型のテーブルに各国の代表団が着席。委員会が始まった。
「我が国は緊迫化する第二列島線に強い懸念の意を表する。周辺諸国の同意もなく異星艦隊を移動させ、当該海域を不安定にしている」
最初に発言したのは中国国連大使だ。
「天自艦隊の移動は先日より各国に通達をしています」
中国の初手の非難に日本国連大使が反論をする。
「そして天自艦隊は出現後からその場を動くことなく留まり続け、政治、軍事的圧力を出していない。我が国とも極めて友好的な関係を築いてもおり、この移動も同意のもとで行われている。中国が懸念していることは何一つ当たらない」
実績として転後日本は何もしていない。それは偵察衛星を通じて各国が把握しているから日本は堂々と反論できた。
もし政治的や軍事的に圧力を掛ける意図があるなら、戦後日本の忠告通りに動かずに好きに動いていたはずだ。
「有能な武装を持っているからこその余裕と言える。誰でも赤子に本気を出す大人はいないのと同じだ」
「抜き身の刃物を持った子供でも同じことが言えるか?」
第三者的に見て、転後日本が大人で戦後地球が子供とすれば、大人の余裕から従ってあげるようにはできる。だが、その子供は武器を持っている。そんな子供相手に大人も余裕ではいられまい。
それ故に転後日本の対応は圧倒的か、仲がいいか、立ち向かわないかだからとなる。
「そもそも半世紀後の未来艦隊の対応を一ヶ国に任せることは間違いだ。同じ日本とは言え、先の大戦のような暴挙をする可能性もある」
「同じ日本だからこそ本質を理解しあいながら交流することができる。転後日本もまた戦後を経験しているのだから、中国の懸念することはすでに共有されているのと同じだ」
戦後を経験していない日本だったならともかく、二〇一九年までは共有していたのだ。過去に固執する中国の懸念はともに理解している。理解していてそれを拡張するほど、両日本は短絡的ではない。
「転後日本の今の目的な安定的な停泊地の確保であり、我が国の硫黄島はあらゆる条件で適地である。周辺諸国から十分な距離を取り、その島の管理は自衛隊が担っている。そして天自艦隊は海上自衛隊の護衛艦の先導により移動中だ。よって周辺諸国、海域含めて安全と断言できる」
国際会議での断言は、強い言葉と同時に重い言葉でもある。
断言した以上撤回できず、矛盾すれば外交カードとして利用されてしまうからだ。
しかし日本の国連大使は問題ないと確信をもって断言をした。
思想や文化の違う諸外国ならいざしらず、異星要因を絡もうと日本だ。思想の骨格は揺るがず共通しているため、矛盾となる行いはないからだ。
「我が国は、日本代表の説明を承知している。しかしながら、本件の本質は変わらない。問題はどこに停泊するかではなく、いかなる主体が管理するかである。従って我が国は提案する。転後日本およびその艦隊は、特定国家の管理下ではなく、国際的枠組みの下に置かれるべきである。具体的には、国連の監督下における共同管理体制の構築、ならびに関係各国による査察の受け入れを求める」
日本が単独で転後技術を国際社会は許容することができない。故に管理を国から機関に変えてしまおうと切り込んできた。
「我が国は、現時点で可能な範囲において情報の透明性確保に努めている。しかしながら、査察の受け入れを含むいかなる措置についても、我が国単独で決定することは適切ではない。当該主体の意思を排除した枠組みは、国際秩序の原則に反する。そして彼らは我々と同様に、理解と協調の意思を有しているが、いかなる国家にも従属する存在ではない」
「転後日本は土地を持たぬ武装艦隊だ。主権を持たぬ組織の潜在的脅威は拭うことは出来ない。それゆえに国際機関の管理下に置くべきだ」
中国の主張は筋は通している。だが、転後日本が望んでおらず、戦後日本も各国の利害が複雑に絡み合う国際社会に天自艦隊を放り出したくはない。
「だからこそ同名国家である我が国が保護と支援を担うのが、当該国としての責務だ」
平行線なのは分かっていた。むしろ利害の一致する以外に中国が日本の考えに同意することは低い。だから日本の国連大使はただ本国の主張の身をする。
安全保障理事会と高尚なネーミングをしようと、その根底は各国の方針と利害の度合いだ。どれだけ議論を重ねてもそれを満たさなければ方針転換はしない。
「管理体制の議論もだが、それと合わせて共有しなければならないこともあるのではないかな?」
フランスの国連大使が発言をした。
「日本は天自艦隊の性能に関してどれほど把握している?」
「日本政府が公表した情報です」
無論伏せているところもあるが、それを公の場で言うことはない。
「我が国が気になるのは、熱を電気に変換するレヴィニウムと呼ばれる鉱物だ。あれは公開した情報に偽りはないのかな?」
「ありません。極めて高効率の熱電気変換がノーコストで半永久的に可能です」
その発言に会場はどよめいた。
すでに政府の公表でレヴィニウムとフォロンの二大超物質は世界中に知れ渡っているが、改めて公の場で肯定したことで、様々な思想が駆け巡ってのどよめきだ。
この現代社会で、熱を電気に無条件で変換出来ればエネルギー革命になる。
民間でも軍事でも、電気は絶対的な地位に立つエネルギーだ。それを安価に手に入るとなればどの国も欲しがる。利用価値はほぼすべての分野であるから、国家レベルとなれば様々な考えを巡らせよう。
「天自艦隊はそのレヴィニウムをどれほど持参している?」
「明言はありません」
レヴィニウムに限らず、天自艦隊の備蓄量は戦後日本政府も把握していない。
転後日本からの補給が0の今、備蓄量の漏洩は死活問題になる。食料品、医薬品、燃料、武装など、天自艦隊が何をどれだけを備蓄しているかは語らないだろう。
フランスに限らず、政府高官であれば皆分かっている。
「転後日本はレヴィニウムに関する資料を日本政府に伝えているのか?」
「転後日本との間で、一定の技術的知見の共有は行われている。しかしながら、その具体的内容および範囲については、転後日本との合意に基づくものであり、ここで言及することは差し控える」
「何であれ、まだ対応は初動の段階だ。日本も転後日本も方針を固めている中で、外部である安保理がしゃしゃり出てはより混乱となる。我が国としても転後日本の対応を一ヶ国にゆだねるのは危険視するが、一方的に国際機関の管理下に置くのも危険と考える」
イギリスの国連大使が語りだした。
「所属不明機が天自艦隊に迫ったとき、自衛隊の艦砲射撃が結果的に接触を回避したと承知しているが、その認識で相違はないか?」
「ええ、SF映画に登場する目に見えないシールド展開技術を転後日本は獲得しており、何もしなければ所属不明機はコクーンに接触して墜落したでしょう」
イギリスの国連大使はちらりと中国大使に視線を一瞬向けた。
「つまり、決議をして武力措置をちらつかせて従わせようと、それが意味をなさなければ無駄と言うことだ。違うか?」
どの兵器まで、とは公開していないが地下施設攻撃用バンカーバスター程度では貫通しない。一点突破ではバンカーバスターがトップだから、それが通じなければコクーン突破は難しい。
あとは持続時間が尽きるまでの飽和攻撃だが、その時間は日本政府も把握していない。
イギリス大使の言う通り、仮に武力措置を検討したとしても、それが実効性を伴わないのであれば、政治的意味合い以上の効果は期待できない。
「転後日本の持つコクーンに、通常兵器は効かないのか?」
「限度については把握してはいないが、艦砲射撃に耐え得る防御能力を有している」
下手に事実以上のことは言わないように日本大使は努める。実際に護衛艦の主砲は防いだので、その事実のみを伝える。
「……ロシアは何か意見はあるか?」
中国大使が問いかけた。
「…………興味深い議論だが、いくつか現実を確認しておく必要がある。第一に、転後日本は既に武装した艦隊として存在している。これをいかなる枠組みに置こうとするか以前に、イギリスの言う通り、それを実行できるのかという問題がある」
ロシア大使の言う通り、国際社会が天自艦隊に強制をしようと艦隊を上回る力がなければ意味がない。
それは常任理事国が何より理解していることだ。
「仮に国際管理を決議したとして、それを履行させる手段は何か。実効性のない決議は政治的宣言以上の意味を持たない。我が国としては、現状の均衡を不必要に崩す試みには慎重であるべきと考える。まずは状況の安定化を優先し、性急な枠組み構築は避けるべきだ」
意外にも時間を置く提案をロシア大使は発した。
「当然、日本も転後日本との過度の交流は抑えて最小限にするべきだ。下手に出れば足元を見るし、主導権を握ろうとすれば反発がありえる。強者は弱者に従うことをよしとしない。同国だろうだ」
「ロシアの言い分は理解できるが、本件は歴史上類を見ない事態だ。並行世界、しかも未来の異星から武装艦隊が現れた。この時点で、従来の地域安全保障の枠組みでは対処しきれない」
最後の大国、アメリカ大使が発言する。
「現状、日本が窓口として機能していることは承知している。しかしそれは、あくまで接触経路がそこに限定されているという事実に過ぎない。我々は未だ、転後日本自身から直接の説明を受けていない。彼らが持ち込んだ技術は、単なる軍事優位に留まらず、エネルギー、産業、国際秩序そのものに影響を与え得る性質を持つ。すでに一部は日本に提供されている以上、この問題はもはや一国の判断に委ねられる段階にはない。したがって我々は、次の段階に進むべきと考える。すなわち、日本を含む関係国とともに、転後日本を正式な当事者として参加させた多国間協議の枠組みを構築することだ。その場において、彼ら自身の意図、能力、そして技術の取り扱いについて説明責任を果たさせる必要がある。その上で、国際社会全体として受容可能な管理原則を策定する。一国による独占でも、実効性の伴わない拘束でもなく、現実に基づいた秩序の再構築が求められている」
やはり五大国全てで日本単独で任せようという考えは示さない。
むしろ独占させないよう邪魔をしようとしているのがよく分かった。
「各国の懸念と関心は我が国としても十分に理解している。本件が従来の安全保障の枠組みでは捉えきれない、新たな事象であることもまた事実である。しかしながら、現時点において最も優先されるべきは、事態の安定化である。いかなる枠組みであれ、転後日本の意思を伴わない形で構築されるならば、それは新たな不安定要因を生むに過ぎない。我が国は、現に接触し、対話を継続している唯一の当事国として、責任をもって事態の沈静化と相互理解の深化に努める。その過程において、得られた知見については適切な形で国際社会と共有していく用意がある。他方で、性急な管理体制の構築や一方的な査察の要求については、現段階では時期尚早であると考える。まずは状況の安定を確保し、その上で、転後日本を含めた対話の枠組みを段階的に検討すべきである。我が国は、その責任を回避することなく、しかし拙速にも陥ることなく、本件に対処していく」
それでも日本も当事国であり、転後日本を守るべく言うべきことははっきりと告げる。
ただ、どれだけ当事国の日本が主張し、非常任理事国であっても、その権力は常任理事国に劣る。
しかしその枠を非難してもしかたない。そのルールの中で戦うしかないのだ。
ひたすら平行線のループを繰り返しながら議論は続く。
*
「……予想通り、国連は我々を管理しようとしていますね」
一路硫黄島に向け航行中の天自艦隊、旗艦〝かが〟の会議室にて、艦隊代表の新政と秋庭たち現地接触班は、開催された安保理の公開会合を共に視聴をしていた。
当事者故に表向きの国連の動向は把握したく、せっかく視聴するならと戦後日本の人も交えてしたいと新政代表が提案。
到着まで交流以外特に大きな仕事がない秋庭たちは受け入れて、大画面のある会議室に移動して視聴していたのだった。
「もっと言えば戦後日本の独占の断固拒否ですね。恥ずかしいところです」
国際連合と言う唯一の統一国際機関でありながら、その内情は各国の利害で満たされている。大戦を二度経て設立しても、何一つ統一とは程遠い状態だ。それを転後日本に見られたことでついそうした感想が漏れてしまう。
「気になさらないでください、波川海将補。我々も半世紀前には同じ経験をしているんです。国連の本質は理解しています。転後日本の苦慮もね」
「けどアメリカや中国の言い分も分からないことじゃないですよね。失礼千万ですけど、転後日本は事実上異星人で、それがリアルに現れたのなら日本だけじゃなくて世界に説明を求めるのは自然でしょうし」
遺伝子上では日本民族でも、その背景は異星人と差し支えない。
『転後』と言うフィルターがある分、同じと思っても異質が表面化してしまう。ましてや通常武器が通じない装備をいくつも持っていれば、脅威として懐柔させようとする世界の意見も分かる。
が、日本視点で見れば盗人猛々しいとも思ってしまう。
別世界の日本が日本近海に来て、助けられる立場だというのに周囲が搔っ攫おうとするのだ。快くは思えない。
「……理解はできます。彼らの立場からすれば、我々は未知の武装勢力ですから」
新政代表はわずかに視線を落としながら、淡々と続けた。
「ですが一点だけ、はっきりさせておく必要があります。我々は管理される対象ではありません」
室内の空気がわずかに張り詰める。
「我々は領土は持ちませんがこの艦隊が転後日本であり、主権を有する主体です。国連の枠組みに従うかどうかを判断するのは、我々自身です」
その言葉に、秋庭たちは言葉を挟まない。否定できる立場ではないからだ。
「とはいえ、対話を拒むつもりもありません。むしろ逆です。誤解を放置すれば、それこそ無用な衝突を招く」
「……新政代表、これは個人的な意見ですが、艦隊が国連――ニューヨークに行くのは適当ではないかと思います。様々な理由から拿捕することができますから」
主権がなければ天自艦隊は武装勢力だ。戦後日本の隷下になるなら後ろ盾となって合法性が生まれるが、現状では危険因子として拿捕、鹵獲が正当化できてしまう。
「もちろん赴くつもりはありません。万一私が国籍不明の不法入国者やテロリストで捕まろうと、艦隊を維持するシステムはあります。が、この時代、生身で現地に行く必要もないでしょう?」
「オンラインでの国連参加ですか」
「高速通信が蔓延した社会で、生身で会う重要性は私たちの世界でも共通ですが、絶対でもありません。もし国連が正式に説明を求めるのであればオンラインで説明しますよ」
それならばいつでもリアルタイムで遠方の地で対話をすることが可能だ。
「彼らの目的は分かっています。とにもかくにもコクーンの仕様を得ることです」
「コクーンは軍事上のパラダイムシフトになりえますからね」
坂井技術官が答える。
コクーンの有用性は全員が理解していた。
展開範囲と時間は伏せられているが、護衛艦を優に包めるだけ展開をして日単位で持続できるなら、戦闘時には必勝といえるほどの優位性が生まれる。
ならば他の国々も欲するのは当然だ。熱を電気に変換するレヴィニウムや浮遊技術も経済ですさまじい恩恵を齎すが、安全保障の観念から見てコクーンが最優先で確保したい。
だから安保理は転後日本に近づき、かすめ取ろうとしてくる。
「そんな盗人の巣窟の中に、わざわざ行く必要はありませんよ」
「国連を盗人の巣窟呼ばわりですか」
言い得て妙だから苦笑してしまった。
「ですが、今は戦後日本との関係の確立が優先です。並行世界に転移した原因を追究するためにもペオの建設は欠かせませんが、地に足をつかなければ何も始まりませんから」
転後日本が主権を主張しようと、それを認める後ろ盾がなければ安保理の言う通り武装勢力止まりだ。主権が認められなければいかようにも出来てしまう。
元の世界に帰るためにも、まずは転後日本を承認してもらわなければならない。
だから戦後日本も、主権承認のためにも硫黄島へと向かっているのだ。
「全員覚悟を持ってこの任務についていますが、全員必ず母国に戻すのが私の責任であり義務です」
新政代表は穏やかな口調で言うが、その内に秘めた決意はひしひしと伝わる。
様々な議論を経て、必要性と合意を確認してこの派遣が承認されたが、最低限の母国への帰還は約束しなければならない。それが不透明な今、最高責任者である新政代表はそこを重点的に見ないとならないのだ。
しかし、帰還するために何でもかんでもしてしまうと、戦後世界の技術体系が乱れてしまう。
技術体系の安定と天自艦隊の帰還。両天秤の中で代表は苦悩している。
戦後日本はどこまでその天秤に寄り添えるのかがカギとなろう。
「……新政代表、これはこの世界の話ではないので伺いたいのですが、問題なく転後の地球に移動したら、この技術はどこまで提供する予定だったのですか?」
波川海将補は重い質問を投げかけた。
技術格差のある戦後地球と、小惑星が落下して衰退しても同じ年数が経過した転後地球。衰退したとしても五十年の積み重ねがあるから、技術提供の重さに違いは生まれる。
「概ねすべてですね。従来は双方の星をペオで繋ぐ予定でしたので、フィリアの社会基盤は伝授する予定でした」
恒久的に二つの星をつなぐ以上、技術格差はあってはならない。必然的に近い水準まで引き上げる必要がある。
「ですが、この世界から我々が帰還を果たして繋がりが途絶えた場合、与えた技術のコントロールが出来ずどのような未来になるのか予想もつきません」
「技術管理が各国に委ねられると、再度軍拡競争が始まるでしょう」
「見極めが必要なんです。日本だけなら思想が近い分調整はしやすいですが、諸外国に及んで無制限となると……」
提供する側だからこそ影響を気にしてしまう。
「国連が説明を求めるなら応じます。ですが、言いなりにはなりません」
おそらくそれは戦後日本に対してでもあるだろう。同じ日本同士だから融通はしても、無条件で提供することはあるまい。
転後と違い、戦後日本は地球社会と強く密接しているからだ。特にアメリカとの関係がある意味邪魔をする。
「うまいごと着地できるよう、地道に努力していくしかありませんね」
世の中きれいごとでは回らない。各国の利害のもと、権利と主張を言い合って妥協と理解を積み重ねていくしかない。
硫黄島まで四十時間。
26/4/25に自衛隊の階級の名称の変更が報道されました。
ですが、作中の自衛隊は作品投稿時の名称をそのまま使用しますのでよろしくお願いします。




