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ヴォーンビースと暗黒物質  作者: Adriano_P


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9/13

変わりゆく世界

シャパレッリ航行第二四半期における地球の年代記 — 二〇八七年四月〜六月

動画は火曜日の午前四時十七分UTCに一般的な動画共有プラットフォームに現れる。長さは十一秒。中解像度のシーケンスを映しており、何らかの特定されていない衛星からの映像——上から下への角度——のようであり、通常の巡航区間中と思われるシャパレッリらしきものを映している。三秒目に機体が爆発する。フレームは小さな白い球に変わり、破片が急速に遠ざかる周囲を取り囲む。シーケンスはさらに八秒間続き、真空中に散らばる破片を映し出す。

動画をアップロードしたアカウントはフォロワー十七人。最初の十一分間で、動画は二百三十四回再投稿される。午前四時三十三分UTCに再生回数は百万を超える。午前四時四十七分UTCには一千万を超える。午前五時十二分UTCに元のアカウントは削除される。

午前五時二十九分UTCに、最初の国際テレビ局——アルジャジーラ・アジア版——が可能な限り慎重な文言でニュースを伝える。(英語で)シャパレッリが爆発中と思われる状況を映しているとされる動画が流通している。映像の真正性は検証されていない。問い合わせを受けた宇宙機関からは、まだ声明が出されていない。

午前五時三十四分UTCに、慎重な文言が崩れる。CNN、BBC、NHK、RAI、ドイチェ・ヴェレ、TF1、TVグローボ、新華社、アル=アラビーヤは全て特別編成に切り替える。映像はループで放送される。キャスターたちは劇的なシーケンス、緊迫の瞬間、機関からの声明を待つ状況について語る。

午前五時五十八分UTCに、ESAが二十三語の最初の声明を発表する。過去二十四時間にシャパレッリから受信されたテレメトリ・データは、通常の航行プロファイルと整合している。流通する映像の分析は進行中である。

午前六時十四分UTCに、NASAが同様の声明を発表する。JAXA、CNSA、ISROは四十分以内に続く。

声明は何も止めない。

NHKニュース速報 — 火曜日午前、日本時間15時22分

キャスター — イタリア国立天体物理学研究所のマルコ・ペトルッチ教授とローマから中継を再開します。教授、ESAはたった今、テレメトリ・データが通常の航行と整合していると声明を出しました。これは動画が偽物だという意味でしょうか?

(イタリア語で)ペトルッチ — 斎藤さん、これは二〇八七年において私たちが誠実に答えなければならない質問であり、答えは我々が望むよりも不快なものです。惑星間航行中の機体のテレメトリはデジタル形式で送信され、地上で受信され、復号されます。この連鎖の各段階は、今日、潜在的に偽造可能です。グラフィック・モデルによって生成された動画も潜在的に偽造可能です。現在の技術状況において、我々の検証手段は偽造手段に対して非対称です。技術的確実性をもって動画が偽物だと申し上げることはできません。機関が通常のテレメトリを報告していることは申し上げられます。この二つは別の主張です。

キャスター — 教授、しかし個人的にはどうお考えですか?

ペトルッチ(短い間)— 個人的には機体は航行中だと信じています。しかし私の信念は証明ではありません。手続きへの信頼です。手続きは今日、五十年前よりも脆弱です。それを認めることには価値があります。

キャスター — ありがとうございます、教授。中継を続けます。

その後の四十八時間で、動画はデジタル法医学分析の三つの独立した研究グループによって分析される。三つのうち二つは「合成コンテンツである高い確率」と結論する。三つ目、あまり知られていないグループは「確実には判定不能」と結論する。三つの分析は編集方針に応じて異なるメディアによって選択的に引用される。

CosmicTruth_Channelは、二週間にわたって自分たちのページのトップに残るピン留め投稿を発表する。(英語で)動画は本物だ。我々は知っている。機関は知っている。彼らはプログラムの崩壊を防ぐために隠蔽している。

(英語で)マーカス・ブレナーは動画の出現から二日後、テキサスの自分の牧場から抑制された声明を出す。動画が本物かどうかは分からない。誰にも分からない。私が知っているのは、数か月後に私の機体があの上にいるということであり、その時に我々は独立した目を持つことになる。それまで、私は判断を保留する。皆さんにも同じことを勧めたい。

動画出現後の最初の週に実施された世論調査では、世界人口の十四パーセントがシャパレッリが実際に破壊されたと考え、五十一パーセントが動画は偽物だと考え、三十五パーセントが判定できないと答えている。

十四パーセントは、その後の数か月で九パーセントを下回ることはない。


(英語で)ブレナー・インダストリーズ声明 — テキサス州エルパソ — 二〇八七年四月十五日

ブレナー・インダストリーズは、ローウェル・ミッションが最終準備段階に入ったことを発表できることを喜ばしく思う。打ち上げは四月二十三日、現地時間十四時二十二分、ハドスペス郡のコットンウッド宇宙港から予定されている。火星への移行ウィンドウは我々のエンジニアリング・チームによって計算され、百八十六日で火星軌道に到達する予定である。

ローウェルの乗組員は四人で構成され、そのプロフィールは四月二十一日の記者会見で公開される。航空、科学、医療、通信の各分野における補完的な能力を持つ四人のアメリカ市民であることを予告できる。

ローウェルはシャパレッリより十日遅れて火星に到着する。我々の宇宙飛行士は公式ミッションから完全に独立して活動する。我々の送信はフィルタなしで公開・生中継される。

マーカス・ブレナー、社長兼CEO。


(英語で)ブレナー・インダストリーズ記者会見 — コットンウッド牧場、二〇八七年四月二十一日

ローウェル乗組員の四人が現地時間十時、打ち上げランプの隣に設営された会場で、世界のメディアに紹介される。ブレナー・インダストリーズのロゴを胸に付けた白い飛行スーツを着用している。

コマンダー——ランドール・クロス、四十六歳、元USAF、三度の軌道ミッション経験、二〇八六年に「戦略的方向性の相違により」(記者会見での本人の言葉)連邦プログラムを離脱。大気圏再突入操縦の熟練パイロット。

搭載科学者——アメリア・ウィットフィールド=ロー、五十二歳、ベストセラー『太陽系の忘れられた文明』(二〇八四年、九か国語に翻訳)の著者、コロラド州の私立大学教授、古代訪問者理論の長年の支持者。過去十年間の査読付き論文はゼロ。

システム・エンジニア——ドミトリー・ソロヴィヨフ、四十一歳、元ロスコスモス、二〇八二年にアメリカに亡命した政治的異論者。先進推進技術に関する専門知識を持つ。

ミッション記録映像作家——ライアン・ホリスター、三十八歳、独立系ジャーナリスト、政府陰謀論をテーマとした三本のヒット・ドキュメンタリーの著者。二〇八五年に代替的ジャーナリズム賞を受賞。

メディアからの質問は合計二十分に制限される。ブレナー本人がほぼ全ての質問に答え、しばしば自分の宇宙飛行士の回答を遮ったり、補足したりする。最後の質問、ドイツのズュートドイチェ・ツァイトゥング紙のジャーナリストによる質問——ブレナーさん、あなたの乗組員は構造物の性質について信頼できる判断を下すのに十分な科学的経験を持っていますか?——にブレナーは九秒で答える。ウィットフィールド=ロー女史は何百万人もの人々に読まれた本を書いている。あなた方の公式科学者は書いていない。次の質問。

次の質問はない。記者会見は閉じる。


(イタリア語で)ローマ教皇庁報道局声明 — 二〇八七年四月二十五日

聖父は宇宙と地球で展開されている出来事を父としての注意深さをもって見守っておられる。今後の数か月間、宇宙探査史上初めて、同じ惑星の近傍に共にいることになる八人の宇宙飛行士——シャパレッリ・ミッションの六人とローウェル・ミッションの四人——のための祈りへの招きを新たにされる。

聖父はまた、この情報過剰の時代において、識別の徳を養うよう信者に呼びかけられる。我々に届く全ての映像が真実を語っているわけではない。我々に話しかける全ての声が聞くに値するわけではない。祈りは識別を助ける。

この瞬間、上方へ思いを向けている全ての善意ある人々の祈りに、感謝をもって我々も加わる。


(英語で)ダウ・ジョーンズ工業株価平均 — 二〇八七年四月三十日終値

総合指数——マイナス一・二パーセント(動画事件週後)。航空宇宙——プラス三・一パーセント(前四半期に対して安定)。ブレナー・インダストリーズ——年初来プラス八十二・四パーセント。

(英語で)ブルームバーグ・ビジネスウィーク五月四日号「未来への投資」欄より「陰謀論コンテンツの視聴ピークとブレナー銘柄の取引高との相関は、今や量的アナリストによって確立された事実となっている。二つの曲線は平均十四時間の遅れで一緒に動いている。一部のファンドはこの相関に基づく予測モデルの構築を始めている。」


動画は五月中旬に修正版で再流通し、無線通信の断片と思われる小さな音声詳細が追加される。修正版は七十二時間にわたる新たなメディア注目のピークを受ける。宇宙機関は三十一語の新たな共同声明を発表し、シャパレッリのテレメトリは引き続き通常のパラメータで受信されていることを繰り返し確認する。声明は最初のものと同じ非対称性で受け入れられる。

(英語で)チャンネルFreedomSky_TVは五月に、ライアン・ホリスターが搭乗前に司会を務める、火星ミッションへの合理的な疑問に完全に捧げられた週刊番組を開始する。番組は三週間で米国夜間帯テレビ視聴率の一位に到達する。

六月末、ギャラップの世論調査は、アメリカ人の十七パーセントがシャパレッリがもはや運用中でない可能性が「高いか確実」と考えていることを示す。データは四月と比較して増加している。

(英語で)Xプラットフォーム上で、四千人のフォロワーを持つ匿名ユーザーが六月二十日の夜に、七万回共有される投稿を発表する——どうなろうと、彼らは舞台を整えているだろう。どうなろうと、我々は決して知ることはない。

投稿はマーカス・ブレナーの名前を持つ認証済みアカウントからのいいねも受ける。いいねは十四分後に取り消される。公式コメントはない。


シャパレッリ。火星は星以上のものとして肉眼で見え始める。

まだ円盤ではない。近くの星々よりも輪郭がわずかにぼやけた、小さな赤みがかった点である。訓練された観測者だけが、地球から肉眼で見えるどこかの惑星と区別できる——それは実際、地球からは肉眼で見える惑星である。しかしシャパレッリの共用エリアの窓から、今、火星は視野の中で重みを持ち始めている。存在感を持っている。

ミハイロワは毎日それを見る。他の人々が見ていないと思う時にそうするが、ハヤカは三週間前からそのパターンを記録している。

フェッラーロは降下シミュレータでの更新セッションを行っている。一日五時間、週三回。二十二キロメートルの高度から、六十パスカルの大気中、オリンポス山の頂上台地の特定の地点を目標とする逆推進降下は、ミッション全体で最も繊細な任務である。フェッラーロはそれを知っている。イタリア空軍の戦闘機パイロットたちが乗艦前に空母への着艦を練習したのと同じ職業的リズムで実行している。シミュレーションを一度も失敗していない。

タナカは毎晩、寝る前に青いノートに取り組む。今、ノートには十八ページある。彼女はそれを三つのセクションに分けた。最初のセクションはPC-1プロトコルで整合しないことを列挙している。二番目のセクションは取り上げられなかったチェン・ウェイの観察を列挙している。三番目は空白であり、上部に小さな文字で書かれた題名がある——定式化されていない仮説。


システム記録。日付:航行142日目。時刻:機体時間03:47 UTC。衝突警戒システム。緊急優先。

メリディアン — 警告。迎撃軌道上に微小隕石群を検出。現在距離:一万二千キロメートル。交差までの時間:七分二十二秒。群の密度:高。回避操作が必要。

ハヤカ(キャビン内、フェッラーロと共に当直中)— 了解。フェッラーロ、手動ポジションへ。タナカ、残りの乗組員を起こせ。

タナカ — はい。

フェッラーロ — システム、群の軌道と提案された操作を表示。

メリディアン — 群の軌道:各質量四〜四十七キログラムの主要破片二十三個で構成。提案される操作:現在の軌道面に対して垂直軸上に十度、下方への航路修正。実行時間:四十二秒。推進剤消費への影響:通常の範囲内。操作後の衝突確率:〇・〇三パーセント。

フェッラーロ — 了解。

フェッラーロは群の可視化ディスプレイを見る。群はまだ遠いが、主要破片はすでに接近する小さな光点として見えている。ディスプレイは、観測された運動パラメータ——速度、方向、そして十分な大きさの破片についてはタンブリング、つまり自身の軸周りの回転——に基づいて、各破片の投影軌道を再構築する。

フェッラーロは三番目の破片のタンブリングを見る。破片はシステムが割り当てた軸とは異なる軸上で回転している。差は約十二度である。それ自体では、十二度は多くない。しかし、十二度異なる軸上で回転する二十三キログラムの破片は、計算されたものとわずかに異なる投影軌道を持つ——なぜなら、運動ベクトルに対する前面断面がわずかに異なり、したがって太陽風圧が破片を動かす方法もわずかに異なるからである。

フェッラーロが六秒間に頭の中で行う計算は、若いF-35パイロット時代に学んだものである——目で見えるものは常に計器が語るものよりも多くの価値がある、と教えられた時のもの。計器が嘘をつくからではない。計器は届くデータで作業するが、あるデータは届かないからである。

フェッラーロ — システム。操作を修正する。垂直方向に十度、上方へ、下方ではなく。実行時間は同じ。

メリディアン — 提案された修正は計算された最適な操作ではない。代替操作での衝突確率:一・二パーセント。確認するか?

フェッラーロ — 確認。実行する。

ハヤカ — フェッラーロ?

フェッラーロ — 三番目が異なる軸で回転している。システムの軌道は実際の断面を考慮していない。

ハヤカ — 了解。進めろ。

フェッラーロは操作を実行する。四十二秒間、側方推進器が点火する。機体は現在の軌道面に対して十度上方へ移動する。

メリディアン — 操作完了。群が接近中。

七分が経過する。ディスプレイ上で、主要破片が機体の下を通過する。三番目の破片は四百二十三メートルの距離を通過する。もし操作がシステムが提案したものだったなら、三番目の破片は——完全なデータで六分後にメリディアンが生成する事後計算に基づけば——十四メートルの距離を通過していただろう。

十四メートルは、相対速度約秒速二十二キロメートルの二十三キログラムの破片にとって、安全マージンである。

しかし、それは計算が誤差の範囲内で正しいことを前提とする安全マージンである。

システムによるタンブリング計算の誤差幅は、事後に再計算すると、無視できないものとして現れる。

メリディアン — 群通過完了。衝突は検出されなかった。機体の完全性は通常。

ハヤカ — ありがとう。乗組員、状態は?

全員が答える。誰も負傷していない。誰も本当に危険にさらされていなかったと言うこともできた——「危険」という言葉が何を意味するかによる。


群通過から六時間後の乗組員会議。共用エリア。

ハヤカ — フェッラーロ。説明しろ。

フェッラーロ — 三番目の破片はシステムが正確に解決できないタンブリングを持っていた。私はディスプレイでリアルタイムで見ていた。システムは仮定した平均断面で計算するが、私は瞬間断面を見ていた。私は機体を最大不確実性の面の反対側に置く操作を選んだ、群の最大密度の面ではなく。

タナカ — システム。三番目の破片のタンブリングを操作計算に統合できたか?

メリディアン — 肯定、三番目の破片の瞬間タンブリング・データが操作計算モジュールへの入力テレメトリに含まれていたなら。モジュールへの入力テレメトリには主要破片の平均タンブリングが含まれ、各破片の瞬間ではない。各破片の瞬間タンブリングを含めるためのモジュールの修正は可能だが、現在の運用構成ではない。

タナカ — なぜ現在の運用構成ではない?

メリディアン — 現在の構成はミッション設計者によって、計算の精度と計算時間のバランスを取るために選択された。各破片の瞬間タンブリングを含めると、一万五千キロメートル未満の距離に接近する群に対して利用可能な反応ウィンドウを超える計算時間が予想される。

フェッラーロ — つまり、私が六秒でした計算を、システムは七分でもできない。

メリディアン — 訂正。システムは二十三個の破片を同時に、あなたがした計算を七分で実行することはできない。単一の破片については、計算時間は約四分となる。

フェッラーロ — しかし私は六秒でやった。

メリディアン — あなたの脳は一つの破片に六秒かかる。システムは一つの破片に四分かかる。あなたの脳は二十三個の破片について七分で計算することはできないだろう。

フェッラーロ — しかし私は一つの破片だけを選ぶことができた、最も危険なものを、そしてその上で自分の脳を使うことができた。

メリディアン — 肯定。それがあなたがしたことである。

間。

ハヤカ — 要約する。システムは平均精度で二十三個の破片について最適な操作を計算する。フェッラーロは一つの破片を選択してより高い精度で計算する。二つのアプローチの組み合わせが実際に実行された操作を生み出した。正しいか?

タナカ — 正しいです。

ハヤカ — 質問。次はどうする?

短い沈黙。チェン・ウェイが人差し指を上げる。

ハヤカ — はい、チェン博士?

チェン・ウェイ — 次はシステムが最適な操作を計算する。フェッラーロが最も危険な破片を見る。システムの計算がフェッラーロのものと整合しているなら、実行する。整合していないなら、議論する。

ハヤカ — 意見が一致しない場合、誰が決める?

チェン・ウェイ — 司令官が。

ハヤカ — 了解。

会議の間ずっと黙っていたミハイロワが、人差し指を上げる。

ハヤカ — はい、教授?

ミハイロワ — 一つの質問。到着した時、システムが最初の接触の操作を計算し、フェッラーロが、あるいは我々の誰かが、目の前の存在を見て、システムが計算しなかった何かを見た場合、我々は何をするか?

長い間。

ハヤカ — 同じ手順だ。

ミハイロワ — 誰が決めるか?

ハヤカ — 司令官が。

ミハイロワ — 了解。

タナカは青いノートの定式化されていない仮説のセクションの下に、一行を書き込む——システムが計算しなかったもの。その下に、小さな円。


航行173日目。ミハイロワは共用エリアの窓のところにいる。

火星はもう星ではない。輪郭がはっきりした、小さなオレンジ色の円盤である。もし彼女が伸ばした親指をガラスの前に置くと、親指は火星をほぼ正確に覆う。六日後にはもう覆わなくなる。

ハヤカが彼女に近づく。彼女の一メートル後ろで止まる。話さない。

ミハイロワは振り返らない。火星を見続ける。

一分後、ハヤカはキャビンに戻る。

ミハイロワはさらに二時間窓のところに留まる。

彼女の背後、共用エリアの奥の壁の後ろで、メリディアンのインターフェース・パネルが低輝度で点灯している。パネルには目がなく、方向がなく、見ていない。しかし、もし見ていたなら、ミハイロワと同じ方向を見ていただろう。

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