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人数だけを比べても、負担は見えない
人員の話になると、どうしても最初に人数が出てくる。
夜勤は何人いるのか。日勤は何人いるのか。一人で作業できるのか。二人必要なのか。
けれど、人数だけを並べても、実際の負担までは見えてこない。
同じ二人でも、二人とも荷物の仕分けに入れる場合と、一人が別の業務を担当している場合では、現場で使える手は違う。名簿上の人数と、実際に作業へ投入できる人数は、必ずしも一致しない。
荷物の量も同じではない。
一日の総量が同程度だったとしても、荷物が何時間にわたって到着するのか、どの時間帯に集中するのかによって、必要な体制は変わってくる。時間に余裕を持って処理できる現場と、短い時間に大量の荷物が集中する現場を、単純に人数だけで比較することはできない。
俺が記録を整理してきたのも、そこを見えるようにするためだった。
夜勤の人数が足りているかどうかを、感覚だけで決めるのではなく、どれだけの荷物を、どの時間帯に、何人で処理しているのかを確かめる。さらに、仕分け以外の業務に誰がどれだけ時間を使っているのかも考慮する。
そうして初めて、配置人数と実際の作業負担を結びつけて考えられる。




