遺骨の王
あの時と同じ火が町中に…許せない!!
湊は10年前を思い出し拳を強く握る
「湊止まって」
明の掛け声に湊はハッとし立ち止まる。そして二人は構え眼前に現れ始めた無数の妖怪達に備える
「あんな量の妖怪が一緒になって人を襲ったことなんて…一回しかない」
やっぱり百鬼夜行がすでに…!
湊は明の呟きを聞き百鬼夜行がすでに始まっていることを確信する
数がかなり多い…この量を湊はまだ捌けない…かと言ってがしゃどくろを放置すれば被害はさらに広がる
明は苦渋の決断をし、湊を先に行かせた
湊が心配なら…私がコイツらをいち早く倒せばいいだけ…!
明は100体ほど妖怪の群れに単身突撃した
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湊はがしゃどくろの居る山の山頂を目指して走る
「ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
だがそれを黙って見過ごすはずもなく、がしゃどくろは木々を引きちぎり湊へ向けて投げ飛ばした
『模倣』
湊は自身の理想の動きで投擲された木々を避け空へ跳ぶ
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
湊は再び行われた木々による投擲を『模倣』で避け、しゃどくろの腕に飛び移るとそのまま頭蓋を狙って走る。道中に遺骨の妖怪が複数現れたが全て切り裂き進む
この程度の足止めなら気にする必要すらない!
湊はがしゃどくろの肩に辿り着くと跳び頭蓋の頂点に辿り着く
『模倣』
湊の『模倣』は死闘と修行により以前よりクールタイムが短くなっており、今では20秒しか必要としない。また、クールタイム短縮以外にも『三日月』の威力も上がっている。今の湊が放つ『三日月』は宗吉が放つそれと大差はない。そんな湊が放つ『三日月』をまともに食らったがしゃどくろは真っ二つに切り裂かれ崩壊し、灰となった
「湊大丈夫!?」
「うん…この剣の切れ味…いいね。木刀のままだったら負けてたよ」
「そう……どうする?これから」
二人は地獄絵図と成り果てた都心部をみて焦りを感じる
「光一さんに連絡は?」
「着かないの…」
「なら俺は宗吉のとこに行くから明は光一のとこに行って…」
「私のは分かるけど…宗吉の方はどうして?」
「今こそ隠居引退のタイミングだろ?百鬼夜行が始まったんだったら戦力は多い方がいい。それに何か知ってるかもしれないだろ?」
「それもそうだね…気をつけて」
「明も気をつけて」
二人は別れ、それぞれの目的地へ走った




