いざ慰安旅行へ! 《弎》
花火を見終わった二人は何処かぎこちない様子で一つのベッドに横になる
「お、おやすみ」
「う、うんおやすみ」
寝れないよ!こんな状況で!!
1、2時間ほどベッドに横になっていると流石に湊にも眠気が襲いかかってきた
明の寝顔可愛い…
ぐうぐうと寝息をたてている明の顔を見てふと湊は思い出す
あれ…明といると眠剤飲まなくても寝れる……それに普段は電気ついたままじゃないと寝れないのに……
湊はそれを最後に深い眠りに落ちていった
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ちゅんちゅんちゅん
湊は鳥の囀りで目を覚ます
「おはよ……湊」
「おはよ……えへへ」
「何?人の顔見て笑うなんて失礼だよ?」
「ごめんごめん…すごく綺麗だったからニヤけちゃった」
「ふぇぇ!?」
「早く用意して朝食に行こう?」
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朝食のビュッフェを食べ終え、部屋に戻った二人は元の服に着替え荷物を持つとロビーに降り、ホテルのチェックアウトを終える
「楽しかった……」
ホテルを外から眺める明の少し悲しそうな顔を見た湊はまた来ようと誘う
「うん…また行きたい…湊と!」
二人は車に乗ると行きと同じように音楽を鳴らしながら帰路に着いた
「うーんあっという間だったね」
「そうだね…」
車がトンネルを抜けた瞬間とてつもない寒気と共に殺気が二人を襲う。二人の頭に2文字の言葉が同時に浮かぶ
妖怪!!
二人は車を路肩に止め、すぐさま武器を取り出し車から降りる。真紅に染まった月を背に巨大な骸骨の妖怪が山から姿を覗かしていた
「ガッシャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
「あれは…がしゃどくろ!?」
「昼なのに月?それに赤い!?どうなって……まさか百鬼夜行が始まった?」
「とにかくまずはアレを倒さないと!」
湊と明は都心部が業火に飲まれているのを見て怒りを燃やしながら走った




