悪鬼再び
「一つ聞きたい……10年前何故妖怪達の封印を解いた!!」
湊は赤鬼から距離を取ると統を睨みながら質問をする
「一個しかないのかい?」
統は湊を煽る
「答えろ!!」
「そんなに叫ぶなよ…耳がイカレる。そうだなぁ…目標について聞きたいのなら、世界統一が目的だよ。理由は簡単……憧れ。もし目標じゃなく、何故あの日だったのかについて聞いてるなら申し訳ないが…理由はない」
「何?」
統は再び湊を煽る
「お前の家族がゴミみたいに死んだことに大した理由は無いって言ってんだよ!」
「テメェ!!!」
再び統との距離を詰め木刀を振るう
「───────やれ赤鬼」
統の一言で再び赤鬼は動き出す
「アァ…ガァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
赤鬼の棍棒によって進路を塞がれた湊はなんとかして統に攻撃を与えようと模索する
「邪魔だぁ!!」
湊は赤鬼の攻撃を避けながら確実に反撃する
『式紙』
湊は『式紙』を飛ばすと光らせ閃光弾代わりとして使う
視界を潰してからの不意打ちなら!!
木刀による赤鬼への攻撃は完全に不意打ちだったにも関わらず、傷一つすらつけられなかった
「今のは驚いた…まさか『式紙』を閃光弾にするなんて。でも残念……そんな棒切れじゃなければ傷くらいはつけられただろうに」
統は湊に確かな敬意と哀れみを感じながら赤鬼に始末を命じる。瞬間赤鬼は湊の頭を掴むとそのまま外に投げ飛ばした
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「ふぅ…ようやく倒せた……」
灰となった妖怪を見ながらため息をついている明の視界の端に廃病院の壁を突き破り地面に叩きつけられた湊が映る
「えっ……湊?」
明は身体中の骨が砕け、血が至る所から溢れ出ている湊に駆け寄る
「赤鬼…まさか手加減したわけじゃ無いよな?」
統は赤鬼を睨む
「まぁいいか…今日も様子見だしね。この程度なら俺の邪魔にすらならない。帰るぞ赤鬼」
統は赤鬼と共に姿を消した
「え?え…え?み、みな…と…………みなと…みなと!みなと!」
それからすぐに来た救急車によって湊は病院に運ばれたがすぐに意識が戻ることはなかった




