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百妖伝記  作者: いかのおすし
第三章 隠れ人
28/42

大乱戦

どうやら明も目の前の妖怪が映画から飛び出してきた存在であることを知る 


コイツ…強い!あの映画怖すぎたもん! 


明は仮面の妖怪の出刃包丁を弾くと左腕を切り裂いたがすぐに反撃されトドメをさせなかった 


再生がかなり速い……かなりの恐怖が集まってるからこその力…流石はR18ホラー映画 


再び腕を生やした仮面の妖怪はとてつもない速さで明に襲いかかる


────────────────────────


医者の妖怪の攻撃を避けた湊はすぐに木刀を取り出し医者の妖怪に反撃する 


あの映画通りならアイツの左腕には毒がある…絶対に攻撃だけは食らえない! 


湊の一太刀を受けてもなおピンピンしている医者の妖怪は乱雑に攻撃と毒を振り撒く 


模倣コンボ


湊は距離を取ると『三日月エア』を放ち医者の妖怪の足を奪い体勢を立て直すため適当な部屋に入った  


「はぁ……はぁ…危なかった…」 


ドアの向こうから足を再生し終え、こちらのドアまで来た医者の妖怪がバンバンとドアを叩く音を聞きながら湊はある者に意識が向く 


───────子供が二人攫われてる──────

 

あぁ…間に合わなかったんだ 


無惨にも食い漁られた二人の子供の遺体を見つけた湊に確かな怒りが芽生える 


「おいこっちだヤブ医者!」 


湊は壁を突き破り隣の部屋から飛び出すと再び『模倣コンボ』を発動し『三日月エア』で医者の妖怪の左腕を切り落とす 


「逃すかよ」 


撤退しようとする医者の妖怪の首を湊は叩き切った 


「はぁ…はぁ…はぁ…」 


灰となってきえる医者の妖怪に気を取られていた湊には彼の接近は分からなかった 


「おめでとう…コイツ最近の妖怪にしては強い方だったんだけどね……まさか倒しちゃうなんて流石は有名人」


「誰だ!」 


「妖術師にしか出来ない『結界』が貼られていた。裏切り者の妖術師がいる。このタイミングで現れる妖術師は一人しか居ないだろ?」


「不知火……統!!」 


「ご名答……俺が黒幕だ」  


湊は木刀を強く握り、斬りかかる 


「おいおいまさか忘れたのか?俺が持ってる最強の妖怪カードを」 

妖怪兵スレーブ』 


湊の木刀は赤い悪鬼によって弾かれた

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