特訓
「はぁ…はぁ…はぁ………激しい運動は出来ないんじゃ無かったんですか?」
ボコボコにされた湊は想像以上の実力を発揮した宗吉に負け惜しみのような言葉を吐く
「この程度ならまだ大丈夫ですよ」
その時塩おにぎりをおぼんに乗せながら明と凛が姿を現す
「湊調子はどう?」
「バッチリよ!見る?俺の『三日月』」
そう言うと湊は竹刀を取り構える
『模倣』
引き抜かれ、生まれた飛ぶ斬撃は正面に生えていた草を切り裂く
「うーん…出来てはいるけど…なんか弱くない?」
「仕方ないじゃん!俺の『模倣』は動きは真似できるけど威力までは真似できないんだもん…明みたいに7連撃はおろか2連だけで限界だし、宗吉みたいに木々を薙ぎ倒すことも出来ないし」
「それは固有妖術の練度の問題でしょう。使い続け、鍛錬を続ければ見た目だけでなく、威力も模倣出来るはずです。さぁそうと決まれば早速昼食を取りましょう。午後は固有妖術と『式紙』と『結界』の鍛錬ですよ」
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次の日…
「おはよう湊ー」
「おはよう明」
湊の家に帰って来た二人は身支度を済ませるとすぐさま裏庭の道場に足を運んだ
「昨日で一気に強くなったし…今日こそは勝つ!」
「負けないよ!」
道着に身を包み、竹刀を手にした二人は互いに構え模擬戦を始めた。鍔迫り合いののちに振り翳された一閃を避けた湊は『模倣』を使い、昨日嫌と言うほどその身に叩き込まれた剣技を模倣する
───────これは三日月!!
至近距離で三日月を受け止めた明の体制が崩れる
「そこだぁ!」
明に生まれたほんの少しだけの隙をついた湊の突きが当たることはなく、避けられそのまま湊のみぞおちに一太刀が浴びせられる
「っそだぁ…絶対当たったと思ったのに」
「今のは少しひやっとしたよ…最初の頃よりずっと上手」
「そりゃ昨日あれだけ戦えば少しは上手になるよ」
湊は固有妖術の使い方だけでなく『式紙』も『結界』も上手になったんだよと付け足す
「よし今日は朝から晩まで特訓だね!昨日教えてもらってない剣技を今日はみっちり教えてあげる!!」
「どんとこい!」




