故人の知る真実 《壱》
次の日…
「師匠から連絡来たよ」
明は光一からの返信を湊に伝える。その内容は湊の妹凛を名乗る謎の少女と接触し真実を知り、共有してくれ。との事であった
「なるほど…まぁどのみち今日行く予定だったから変わらないね」
湊は昨日彼女から渡された彼女達の隠れ家の場所が書かれた紙を持ちながら呟く
「そうだね。それじゃあ早速行こうか」
明はそういうとおもむろに荷物を持つと湊を連れて車へと乗った
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車を走らせ30分…ようやく隠れ家のある森へとたどり着いた
「えっと…ここから後35分くらい歩くみたい」
「かなり遠いね」
「そりゃ隠れ家だし…」
雑談を交わしながら二人は森を歩き、ようやく隠れ家にたどり着いた。どうやら彼女達も湊達の到着に気がついたようでドタバタと足音が外にまで聞こえた
「わぁ!本当にきてくれたんだ!!お兄ちゃんだぁーいすき!!」
白髪の少女は勢いよく玄関を開けると、その勢いのまま湊に抱きついた
「わ!びっくりした…あんまり知らない人に抱きついたらダメだよ?」
「お兄ちゃんと宗吉以外にそんな事しないよ!」
宗吉…!?
明は密かにその名に驚いていたが湊にはピンときていなかった
「こらこら…そんなにくっついていたら湊さんが困ってしまいますよ?凛」
「宗吉は黙っててー。さあさあ早く入って入って!湊が来るから昨日準備したんだよ?」
湊は腕を引っ張られながら半分無理やり家に入った。リビングに入ると可愛らしい飾り付けが部屋に取り付けられよほど楽しみだったのだと悟る
「申し遅れました私は倉見宗吉。遠月凛さんを身勝手ながら匿っていました。申し訳ございません」
「いえいえ…事情は薄々ですが察していますから」
「お兄ちゃんは私と宗吉の事知ってるの?」
「いや…何と無くの予想だよ…多分だけど───」
湊は昨晩明と話した予想を二人に話す
「湊…凄いですね。少ない情報で真実にたどり着くとは。そうです。私は10年前、不知火統と言う妖術師と妖怪達の封印を賭けて争い、負けました。その結果があの大惨事です。昨日まで隠居していたのは傷を癒す目的と彼にかけられた呪いのせいです。この呪いのせいで激しい運動…戦闘が困難になってしまい、戦えなくなってしまった。私が生きていると知れば統は再び襲いかかってくる。ですから目を付けられぬよう、息を潜めていたわけです」




