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百妖伝記  作者: いかのおすし
第二章 知らない真実
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決闘の果て

バシッ!!! 


光一の高速の初撃を防ぎ湊と光一は鍔迫り合いになる  


「おいおい見えたか?」 


「いや?」 


「あの《高嶺の花堕とし》…やるな!」 


オーディエンス達は初撃で終わると思っていたが、そうはならなかったことに驚き、湊の実力が想像以上であると知る


「流石は彼女が見込んだ男!タダではやられないか!」


「俺はあなたに勝ってあの事件の真相を知る!」 


「なら私に剣で挑んだ事が間違いだ!!」


光一は湊の腹部を蹴り飛ばし距離を取ると”明と同じ″構えを取り一気に距離を詰め、木刀を振るう。その動作は湊の目には明と酷似した 


「さっきも言ったはず!俺はコレしか知らない!」 


湊は再び光一の刃を防ぎ弾いた 


何回も明とは模擬戦をしてる。だから明と同じ型なら先が分かる! 


「これならどうだ!!」 


光一はより速い一撃を振るうが間一髪湊は防ぎ、受け流す。その流れで光一の腹部に一太刀を浴びせようとするが見事なまでに躱される 


当たらない!このままじゃジリ貧だ…それに明と同じ型ならもっと速く出来るはず…でもしないのはルールで殺害を禁止されているから…


「はぁ…はぁ……化け物ですね」 


「なんだもう諦めたのか?来ないなら…こっちから行くまで!」 

 

光一は空気を切り裂くほどの速さで木刀を振るう

  

何ッ!?


光一の刃が当たる寸前で湊は妖力による身体強化を解き、見事刹那の隙を作り出す 


来た!あとは今俺が欲してる″理想の動き″をするだけ!″理想の動き″を!!必ず聞くんだ!あの日巻き込まれた全ての人たちがなぜ死ななくちゃいけなかったのかを!あの悲劇の真実を!俺は知らなくちゃいけない!だから!

 

その瞬間湊の頭に呪文が浮かぶ 


模倣コンボ!!』


湊は自身の″理想の動き″…明が見せた『斬虹ザンコウ』を模倣する 


何!? 


湊は神速の2連撃を″同時に″放つ 


「───────あなたの敗因は…剣を一本しか持たなかった事だ───────」

  

光一の木刀は湊の振るった一つ目の刃を防いではいたものの、もう一つの刃は防げず、胴体に一太刀を浴びせられていた 


「ふっふっふ……あっはっはっはっは!!まさか模擬戦で固有妖術を使うとは!考えもしなかった!!確かにその時点で私の負けだ!」 

 

「仕方ないじゃないですか…格下オレ格上アナタに勝つには、格上アナタの一撃で確実に死ぬくらい格下オレが弱くなって剣が止まった瞬間に切るしか無いんですから」 


二人以外はまさかの逆転勝利に何も言葉にできなかった 


「しょ……勝者湊ッ!!!!」 


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!! 


オーディエンス達が声を挙げられたのは審判の勝利宣言から数秒後であった。待ちに待った歓声は入場の時の数倍は大きかった

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