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百妖伝記  作者: いかのおすし
第二章 知らない真実
14/42

新たな真実を知る者

湊は明と別れてから携帯などを弄って意識しない様にしていたが、あまりの視線に気分が悪くなっていた 


これは確かにやだな…人見知りじゃなくても気になるくらい見られる。尖崎家ってすごいなぁ 

 

「遠月様…免許証用の写真を取らせていただきたいのですが宜しいでしょうか?」 


「はい」


────────────────────────


他にも細々とした書類にサインをしてようやく湊は免許証を受け取った 


「遠月様…こちらが妖術師免許証になります」 


「ありがとうございます」 


ふぅ…ようやく終わったー!これでこの視線の雨からおさらばできる 


「なぁあんた…あの尖崎さんの弟子なんだろ?」


「え?」


先ほどまで視線を浴びせて居たうちの一人が話かけてきた 


「見たんだよ!俺たちは!あんたと尖崎さんと一緒にここに来たのを!教えてくれ!どうやってあの孤高の城と仲良くなったんだ!」 


「え?孤高の城?」


「あぁ!今までどんなイケメンが話しかけても無視だったあの高嶺の花に何をしたんだ!!」 


「え?え?え?」


「たのむ!教えてくれよ!」


湊が段々と集まってくる人集りに囲まれ困惑しているとまるでモーセが海を割った時の様に人集りを割いて一人の男が現れる 


「君が噂の尖崎の弟子…か。初めまして私は水戸光一」 


「初めまして、俺は」 


「いや名乗らなくて大丈夫だ。すでに噂で聞いているからね。遠月湊君」 


湊より少し大きく、40後半くらいの年の光一は続けて話す


「君と勝負がしたい」 


「勝負…ですか?」


「模擬戦と言い換えてもいい。私が勝ったら…そうだな彼らの質問に答えてやってくれ。今朝からうるさくてね。逆に君が勝ったら……」 


光一は湊にグッと近づき、彼にだけ聞こえる様にひっそりと伝えた 


「10年前の原因不明のガス爆破事故の真相を教えてあげよう」 


「───────!!」

 

目の色が変わったな…やはり彼があの事件の生き残り  


「ふっふっふ…君は実に分かり易い。さぁ闘技場へ向かおう…オーディエンス達が待ちかねている」

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