表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

カドラプル


真白菜月は書痴気味の中学三年生。

この一年、雨宮広慈の書いた一冊の本だけを繰り返し読み続けていた。

作者の病死のために完全とはとても言えない物語だったが、ところどころ欠けたかたちを、菜月は何より愛している。

中でも、解決されないままの三つの伏線は、菜月をどうしようもなく魅了した。

梔子の谷。
沈丁花の館。
金木犀の丘。

勇者がたどることのなかった旅路。
そこでどんなお話が広がることになっていたのか。

菜月は、いつもこう願っていた。

「わたしがそれを見られたらいいのに」

──その願いは、唐突に叶うことになる。
0.プロローグ
告白のあと
2018/11/03 22:05
1.沈丁花の館
1.真夏から切り取られる
2018/11/06 23:57
2.此方と彼方が出会う
2018/11/15 23:53
3.水面から落ちていく
2018/11/27 21:00
4.慣れた目で見ていて
2018/12/11 22:35
2.梔子の谷
1.実りに埋もれて冬を待つ日
2018/12/27 21:52
2.墨の海を泳ぐ
2019/01/05 23:29
3.あなただけの地獄
2019/01/31 22:50
4.持てる者
2019/03/03 21:12
3.金木犀の丘
1.泡と鰭
2019/03/31 22:02
2.水底に咲ける
2019/04/17 22:02
3.橙のリボンで結ぶのは
2019/05/15 19:05
幕間 トリロジーを待ってる
唇を塞ぐ指
2019/06/04 00:11
見上げる瞳
2019/06/08 01:02
4.カドラプル
1.遠い漣
2019/06/20 21:10
2.灯火は消えない
2019/07/06 00:18
3.慈しみの雨の下
2019/07/25 23:35
幕間 白い箱
扉は開いたまま
2019/08/16 16:00
断章
5.エピローグ
不肖の弟子の告白
2019/08/21 16:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ