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私の姫がために  作者: 我は執事♪
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気に食わない男

一段と外が騒がしい


ついこの前の仕事が不運にも重なってしまった事を加えてより一層むかっ腹がたった


食堂に着くと姫は食事をしており、傍らにニコニコスマイルのアルカイドが立っていた



「おはよう、アル」


私に気づいたのか姫はあいさつをしてきた。


「おはようございます、姫」


一通り、一連の動きが終わると、城内が少し騒がしくなった




外から、ドタドタと足音が聞こえる中、何事かと待ち構えてると


大きくドアが開け放たれ


「おっはよう!!シェアト!今日も変わらず美しいよ!」


来やがt―オホン。現れたのは、隣国“カーフ王国”の王子、カネスだ



超がついてもなんの反論もできない明るい性格で、加えて中々の二枚目。国民からの評判もずば抜けて良い。


そして、ムカつく事に……………

























姫の…………許婚だ























内心、殺ってもいいですか?などと思う私なのだが、彼の傍に居る男にそれを阻止されている


「王子、礼儀がなっておりません」




この男の名はアークチュルス  通称 アーク


美男子とはこの男を言うんだろうというような顔立ちの男である


「基本から…鍛えなおしますか?」


性格、S いや、ドS



「おはようございます、シェアト姫、アルカイド、アルデバラン」


一般女性が見たらイチコロな笑顔で爽やかなあいさつをしてきた


今、城内でファン急上昇中らしい。私は何があっても姫派だがな。一票と言わず十票ぐらい入れたいものだ



「なぁ~あぁ~シェアト~。一緒に出かけに行こうよ~」


カネスは姫の肩へと手を回して頬を摺り寄せてくる



殺して……いいか?




気安く姫に触りおって…


「だからと言って、手を出してはいけませんよ」


神出鬼没な男だ。アルカイドはいつの間にか私の後ろに潜んでいた


「僕もこれで結構抑えてるんだから」


あ、そうなのか。それは知らなかった



「ダ~メ。私は忙しいの。また今度ね」


そう言うとカネスは首に回していた手をはずし(ブチ折ってやろうものか?)肩をガックリ落とした



意気消沈…の様に見せかけて、カネスはある行動にでる


姫の弱点の攻撃


その弱点とは………………………

























胸である







「シェアト~」


そう言って、姫の胸に攻撃を開始した


アルカイド、俺はもう止まらない。ぶん殴るだけでもさせろ!!



「やっ、ちょ・ちょっとぉ!ひゃっ!くすぐったいよぉ!カネスぅ~」


頬を真っ赤にさせながら答えている。可愛いんだけどなぁ。やってる相手が相手なだけに、私の怒りのボルテージは追い風を受ける自転車のような速さで上昇中である


「わ、わかった。行く!一緒に出かけてあげるから!」


その言葉で、カネスは攻撃を終えた


「ありがと~!シェアトだ~い好き~♪」


そう言って思いっきし抱きつこうとした瞬間、カネスの体が宙に浮いた


見ると、アークがカネスの襟元をつかんでいた


「王子、それ以上やったら……星に変わりますよ?」


「!!  わ、わかった!もうやんない!もう帰るから!」



駆け出し、ドアの寸前でこちらを振り向き

「シェアト~!またくるよ~!連絡するから~」


言い終わるや否や、全速力で駆け出した



「すいません、皆様。この失態はいずれ返上いたします」


45℃ぴったりの角度でお辞儀をして、アークも帰っていった







……気に食わない男だ…




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