表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
敏腕秘書歴50年のおばあちゃん、弱小国の宰相に転生する 〜孫のような幼王様を泣かせる悪臣は、容赦なく書類の山に沈めます〜  作者: ペクチン21時


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
32/42

第32話 おばあちゃん、福利厚生(温泉開発)を提案します

「レオン様、最近お体の調子はいかがですか?」

おやつの時間、シルバは十歳のレオン王の前に、新しく開発した「特製ハーブクッキー」を置きながら尋ねた。

レオンはもぐもぐとクッキーを口に運び、嬉しそうに微笑む。

「うん! シルバのご飯とおやつのおかげで、ぼく、最近すごく元気だよ! 体も少し大きくなった気がするんだ」

「それは何よりです。ですが……少し机に向かう時間が長すぎますね。これでは肩凝りや腰痛の原因になります。前世でもね、真面目な社員ほど座りっぱなしで体を壊してしまうもの。健康管理もまた、持政の大切な仕事です」

シルバはレオンの小さな肩を優しく揉みほぐしながら、背後に控えるアルに視線を向けた。

「アルさん。我が国の北部に、昔から『呪われた熱い泥水が湧き出る土地』があると聞きましたが、本当ですか?」

「え? ああ、はい。北部の山岳地帯ですね。硫黄の臭いが立ち込め、地熱で農作物も育たないため、不毛の地として放置されていますが……それが何か?」

シルバの氷の瞳が、キラリと輝いた。

「『呪われた泥水』ではなく、それはただの『温泉(地熱資源)』です。前世ではね、そのような土地こそが最高の観光資源であり、人々の心と体を癒す一大リゾート地になるのですよ。レオン様の保養のため、そして宮廷で働く役人たちの福利厚生のために、あそこを開発いたします」

「おんせん……? よく分からないけど、あったかい泥水にお風呂みたいに入るの?」

不思議そうに首を傾げるレオンに、シルバは慈愛に満ちた笑みを浮かべた。

「ええ、レオン様。お肌もツルツルになり、日頃の疲れが一瞬で吹き飛ぶ奇跡の泉です。さあ、バルカ伯爵の騎士団を『土木作業』に回して、突貫工事で温泉街を作らせましょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ