【設定】第2部1章の追加魔術、新規登場人物まとめ
第2部1章で登場した新しいキャラクター、魔術になります。
【 追 加 魔 術 】
〇 転移陣:ヴィオレッタがアルクスの説明から着想を得て、既存の『転移術』を改良した刻印術式。
ラービュラント大森林で生育している種の中でも一際長寿である万年樹同士の間、もしくは千年樹同士の間500kmの距離を一気に跳躍できる。
この『転移陣』が刻まれるまでの『転移陣』は100kmが精々だった為、ラービュラント大森林の横断時間が大幅に短縮されることとなった。
また、刻まれているのは万年樹の洞――500m以上の高所。
〇 念動術・括束:隠れ里建造の際、物資運びが面倒になったヴィオレッタが改造した『念動術』。その被術対象を拡散、操作を一挙に集約させたもの。名称がそのままな理由は、物資運び同様ヴィオレッタが面倒臭がった為。
多数の重量物を運搬する際は非常に便利な術。主にアルクスが使用。
〇 陸舟:アルクスの独自。ありそうでなかった術。幅の広いカヌーとゴムボートに近い形状の土舟。ラービュラント大森林の横断中、何とか楽が出来ないかと考案されたもの。
凛華が冰のコースを敷き、シルフィエーラが【精霊感応】を使うという前提が必要なものの、移動手段としては非常に安定している。
大森林内では敢えて底面とコースを接地させて摩擦を増やし、速度が上昇し過ぎないように調整していたが、大森林を抜けた後に使用した『陸舟』は底面にエッジを出すことで滑走面積を極小化させて使用した。
主な使用者はアルクス――だったが、隠れ里でヴィオレッタが使い出してからは、隠れ里でも主に荷物や負傷者の搬送用に普及した。
〇 燐晄:ねだられたアルクスがシルフィエーラの為に専用改造を施した『気刃の術』。
彼女の放った矢に高出力化した光属性を纏わせることで、熱量の増加・空気抵抗の低下を実現。結果として破壊力そのものが大幅に強化された。
元が霊気(森人の闘気)から具象化された光属性魔力なので、金属鎧程度なら容易く灼き貫く。
シルフィエーラ専用独自魔術であり、彼女のお気に入り。
専用派生>> 燐晄一矢:シルフィエーラが複合弓を強弓型に変形させた際に操る『燐晄』。強弓で放たれた矢勢そのものが途轍もなく迅い為、それを活かすべくアルクスが手を加えている。
具体的には、矢を覆う高出力光属性魔力の動き方。
1.放たれる寸前は、空気の層を突破するべく鏃へと凝集。鏃を更に尖鋭化させる。
2.飛翔中は空気抵抗を減らすべく、矢の全体へ。
3.着弾寸前で鏃の方へと再凝集することで熱量による貫通力を最大限へ。着弾地点を消し飛ばす。
となるよう、時間差で霊気を変換する術式が組み込んであるが、着弾までの時間差調整はシルフィエーラに一任されている。
その上、眼や精霊に頼っても調節不能な飛翔速度(音速を超える)ので術の制御――特に時間差調整が非常に難しい。
シルフィエーラはそれを森人の感覚で補っている。
専用派生>> 燐晄縫駆:上記の『燐晄』とコンセプトの異なるもう一つの『燐晄』。こちらはエーラが放てる追尾矢としての特性を最大限生かすべく、『燐晄』の殆どが鏃に収束する。主に半弓型で使用するが、長弓型でも問題なく機能する。
この術で放たれた矢は空を縫うように奔り、先端に集中した光がその熱量で対象に孔を開ける。そこにシルフィエーラの弓術が合わさることになる。
結果として、尋常でない速度の鋭光が縦横無尽に飛び回るという光景が展開される。
〇 流幻冰鬼刃・流幻冰鬼鑓:『燐晄』と同じく、ねだられたアルクスが凛華の為に専用改造を施した『気刃の術』。
『蒼炎気刃』同様、鬼気(鬼人族の闘気)を冰属性魔力に変換し、尾重剣に纏わせる。
幅や長さ、厚みは凛華の調整次第。霜が降りたように薄っすらと纏わせることも出来れば、本来の間合いを超えて剣先のみを伸ばすことも可能。その場合は現状最大で2.5倍。
高密度の冰属性魔力によって触れたところから瞬時に凍結させていく。また、これが直撃した場合、それが仮令致命傷を免れる負傷だったとしても、触れた部位の凍傷は避けられない。
※ 頭目決めの仕合で凛華が使っていた『冰気槍刃』は名称だけ変更された『気刃の術』。
それゆえ冰が無駄に太かったり、槍のように扱いたい場合には術を掛け直す必要があったりと、制約が非常に多く、更に後述の『吸魔陣』が組み込まれていたので魔力消費効率も極悪。
それらの目立つ問題点を改良したものが、この『流幻』。
名称通り、斬馬刀から馬上槍のような形態への移行がスムーズになっており、術を掛け直す必要がない。一応、大盾のようにも出来るのだが、凛華はあまり使わない。
凛華の専用独自魔術であり、彼女が最も好きな魔術でもある。
〇 裂震牙:シルフィエーラの【錬想顕現】で象られた根の塊拳から着想を得て、アルクスが考案した独自攻性魔術。
土砂で模した肉食獣の顎が対象を噛み砕く。牙が螺旋状に捻れて形成されている為、魔獣の分厚い皮膚でも容易に食い込む。顔などの無駄な意匠も一切ない、攻撃的な術。
主にアルクスが使用するが、頻度は低い。
〇 埋火:魔族には馴染み深い一般的な魔術。手のひら大の火球を生成する。炎の適性が低い魔族なら大抵覚えている。
〇 吸魔陣:初期の『気刃の術』に組み込まれていた独立駆動魔術。1度起動すれば只管に魔力を吸い上げ、その魔力を用いて術を維持する。それだけの機能しかないことに目をつけたアルクスによって、独立した術となった。
〇 火炎槍:『風切刃』と同じく、帝国や王国で主流の定型術式。軍用術式とも呼ぶが、実はこちらの方が主流な呼び方。ヴィオレッタやアルクスの扱う術式の構成理念と対極の概念を持つ術式の1つ。
人の頭ほどの炎槍を投射し、着弾と同時に爆発する。非常に高い殺傷能力あり。
また、威力や効果範囲、投射速度をきちんと設定してある為、また、その弾速も決して遅くないので集団で用いやすい。兵士の隊列砲火は非常に強力。
手慣れた術師などであれば威力や速度、範囲の項目を弄って用いることもしばしば。
〇 障岩壁:『風切刃』、『火炎槍』と同様。岩や土砂で分厚い障壁を作る定型術式。地面から吸い上げて形成する以上、その地面の性質を強く受けやすいという特徴がある。
〇 雷閃花:『風切刃』、『火炎槍』、『障岩壁』と同様。稲妻を広範囲に放出する定型術式。投射する性質を持つ『火炎槍』や『水衝弾』と違って飛距離が短く、逆に破壊力はそれらを上回る。
尚、この短射程は意図的に作られた欠点。軍用術式を扱う立場ながら術師と呼ぶには知識に乏しい兵士の為に生み出された安全弁的役割を持つ。
現状、ラウラが放てる最大威力の術。
〇 水衝弾:『風切刃』、『火炎槍』、『障岩壁』、『雷閃花』と同様。拳大の水球を投射する。非殺傷魔術。大の大人でも頭に当てられれば一撃で昏倒するほどの威力を持つ。
また、この威力は運動エネルギー=投射速度によるものが大きく、それゆえに弾速は『火炎槍』以上、『雷閃花』以下。
〇 連結霊装術式:聖国の大規模魔術。霊装に彫り込まれている術式と指揮官の指定した属性の魔晶石を用いて起動する広範囲殲滅術式。最低でも人員20名が必要。
神殿騎士もしくは霊装所持者の人数が多ければ多いほど威力と範囲が増大する。
この威力と範囲の増大は、同規模同属性の属性魔力が衝突ないしは融合すると、その融合数=乗数となって効果範囲が爆発的に増大する為。
ゆえに、『連結霊装術式』を起動させる霊装には必ず『均一化』が刻まれている。
炎晶石派生>> 精霊の浄火:炎晶石(炎属性の魔晶石)を用い、巨大な火箭を形成する。衝撃力と爆発範囲ならアルクスの前世にあった平均的な戦車砲のそれを超える。
〇 裂咬掌:『裂震牙』と『障岩壁』の要素を用いて創られた独自改造魔術。地面から出てきた岩の掌が対象を握り潰す。
”聖霊装”【巨神の腕】と殆ど同じ大きさだが、件の準聖騎士との戦闘後に敵を殺傷することなく吹き飛ばす為にアルクスが考案した。
〇 蒼炎羽織・襲纏:燃え盛る蒼炎の単衣を纏う魔術。アルクスが『蒼炎気刃』の刀身を己に見立てて完成させた。ゆえに噴出する蒼炎はすべてが闘気から転じた炎属性魔力となる。
派生> 蒼炎羽織・襲纏:『蒼炎羽織』を幾重にも纏う術。そもそもが過剰な攻撃力の『気刃の術』を『襲』た超々攻撃的な魔術。現状で最大稼働枚数は10。
幾重にも纏っている超高密度の蒼炎により、並大抵の属性魔力は瞬時に掻き消され、この状態であれば『気刃の術』で放出された属性魔力さえ一方的に圧し潰す。
全身から闘気を噴出させる性質上、燃費はとことん極悪。最大稼働枚数を出現させた場合、アルクスの魔力量でも数分と保たない。
【 聖 国 の 装 備 】
〇 霊装:聖国の一定以上の実力を持つ神殿騎士が所持を許されている剣や弓、槍といった武具を指す。
細かくした――ないしは元々小さな精霊の雫(魔晶石)を散りばめるように配置しており、握りや柄頭に主となる属性の魔晶石を嵌め込んで使用する。
また、彫り込まれている術式は『連結霊装術式』の為のものである。
※ 擬似魔晶石と違い、本物の魔晶石はサイズによる出力差がない為、少量の魔力を用いるだけで戦闘に必要な属性魔力を放出できる。
〇 聖霊装:聖国の古い偉人や英雄の【聖遺物】と呼ばれるものを使って造られた霊装、又はそれそのもの。異能染みた固有能力を有しており、非常に強力。また、魔力効率も現代の魔導技術では比較にならないほど高効率。
> 巨神の腕:魔力を籠めると前方に見えにくい魔力の巨大な右腕を形成する鎧小手。馬を掴めるほどの巨大さと潰せるほどの剛力が特徴。また装備者の実力、腕力に左右されない。
> 月朧の手:完全に視認不可能な魔力の左手を形成する鎧小手。魔力の揺らぎすら見えない為、不意打ちや暗殺に向いている。但し、出力は装備者の腕力依存。
【 新 規 登 場 人 物 】
〇 ラウラ・シェーンベルグ:共和国、交易都市〈ヴァリスフォルム〉の藩主ノーマン・シェーンベルグの娘。肩程まで伸ばした波打つ朱髪、琥珀色の瞳。
反魔族思想を植え付ける洗脳教育、そして藩主への人質として聖国の追っ手に捕らえられそうになっていたところでアルクス達と出会った。
武器はシェーンベルグ家の家宝でもある杖剣。現在はアルクス達の一党に仮登録して共に旅をしている。齢はアルクス達と同じ。
〇 ソーニャ・アインホルン:上記のノーマン・シェーンベルグの養女。ノーマンの友人が遺した子供としてラウラと姉妹同然のように育てられた。栗色髪をそこそこ伸ばしているが、凛華ほど長くはない。
杖剣と同じく、シェーンベルグ家にあった盾を贈られ、剣は紛失してしまった為にダビドフ作の魔剣を打ってもらった。
口調に反して線は細く、背もラウラよりは高いが凛華より低い。
また、騎士のような堅い口調は彼女が敢えて心掛けているので稀に素が出る。
尚、あくまで義理の姉妹なので年齢はラウラと同じ。
〇 ダビドフ・ラーク:〈ヴァルトシュタット〉の鉱人鍛冶師。隠れ里のキース・ペルメルの旧友で、非常に鉱人らしい鉱人。尚、キースと違って紙巻き煙草を好む。
〇 『黒鉄の旋風』:人間4名、森人2名、計6名の一党。アルクス達と出会った時点で一党として三等級に昇級し、ひと月も経っていない。
> レーゲン:頭目。〈ヴァルトシュタット出身〉の大鎌刀遣い。個人でも三等級。闘気などを用いた近接戦を得意とする。同じ一党の仲間ハンナのことが気になっている。
> ハンナ:副頭目。大都市出身の女性剣士。幅広直剣遣い。個人でも三等級。出がそこそこ良く、魔術なども齧っているので剣技と魔術を駆使した闘い方を得意とする。レーゲンの事を憎からず想っているが、今更恥ずかしいという理由で表には出していない。
> ケリア:森人剣士で同一党内のプリムラの恋人。個人でも三等級。風の精霊と共にリズムを読ませない葉状剣(柳葉のような形状の剣)での近接戦が得意。
> プリムラ:森人弓術士で、ケリアの恋人。個人でも三等級。シルフィエーラ同様、風を読んで不可避の矢を放つが、どちらかと言えば相手の動きを制限して矢を置くような戦い方を得意とする。
> ヨハン:剣士。個人で四等級。長剣と盾を用いた堅実な闘い方を基本としているが、魔術も時折使う。両親が元武芸者でエマの双子の兄。現在恋人募集中。
> エマ:ヨハンの双子の妹で槍術士。こちらも個人で四等級。槍と盾を用い、相手の間合いの外から一方的に攻める戦い方が基本。兄同様魔術も使うが、闘気を槍先に流して一気呵成に刈る戦い方を好む。現在恋人募集中。
〇 シルト家:アルクスの父ユリウスの生家であり、武芸都市〈ウィルデリッタルト〉の領主一族。爵位は伯爵。
尚、帝国は上から大公、公爵、侯爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵と別れており、上から5番目。が、大公と公爵は共に皇帝家の血族から興った爵位なので、世間的には低くない爵位となる。
元々が皇族に敗した小国の騎士家であり、武芸者を名乗って活動していた先祖が新たな家格を貰ってそのまま武芸都市を治めることになったという経歴がある。
また、その為か民衆との距離が近く、支持も厚い。
>> トビアス・シルト:現〈ウィルデリッタルト〉領主。シルト家の次男。兄のユリウスとの仲は良く、自分自身も武芸者の認識票を持っているなど非常にシルト家の男児らしい一面を持つ。物腰は柔らかく、冷静な人物。アルクスが自分の親類だと一番に気付いた。
>> ランドルフ:前〈ウィルデリッタルト〉領主。自身の経験から長男であるユリウスの希望を尊重し、武芸者になる応援として剣と盾を贈ったりと話の分かる領主として長年〈ウィルデリッタルト〉を治めてきた人物。
放っておくと”散歩”と称して護衛もつけず、ふらりと市井に顔を出すほどフットワークが軽い。現在は孫娘のイリスに盾や槍の扱いを教えるのを楽しみにしている。
自分の孫がもう1人居ることを知った時は激しく動揺したが、アルクスの中に息子の姿を見て確信を得た。
>> イリス:天真爛漫なアルクスの従妹。彼らとの年齢は1つ違い。武芸者へかなりの憧れをもっており、アルクス達6人を兄や姉のように慕っている。
性格は好奇心旺盛で、身分だの何だのと言った枠組みなど気にも留めない。あくまでマナーとして貴族令嬢の礼を執っているフシまである――と、非常にシルトの血を感じさせる性格である。
またアルクスとマルクガルムの稽古を見てかなり刺激を受けたらしく、最近は熱心に槍を練習したり魔術を学んだりしている。
>> メリッサ:ランドルフの妻。前領主夫人。穏やかな気性。ユリウスの死に一番ショックを受けていたが、6人が旅立った後に隠れ里へ招待され、その際に気持ちの整理をつけた。義理の娘に当たるトリシャともリディアとも仲は良好。
>> リディア:トビアスの妻。現領主夫人。イリスと対照的に落ち着いた女性。良家の子女だが普通の貴族とは少々違うシルト家とかなり馴染んでいる。
尚、娘の奔放な性格を直そうとしないのは、今でこそ落ち着いているが出逢ったばかりの夫も兄の影響か、あまり落ち着いた性格ではなかったからである。
アルクスの周囲を取り巻く人間関係に一番アンテナを張っているのがこの人物。
〇 ディーノ・グレコ:聖国の準聖騎士。元は聖騎士であったが、ある1件を境に評価を落とし、この地位についた。ディーノもアルクスもシルト家も預かり知らぬことだが、その1件とはユリウスが死亡した魔族狩りのことである。
序列が1つ上の聖騎士と神殿騎士を引き連れて村を襲撃するも、ユリウスの奮戦によって止められた。また、その時にユリウスによって左眼を失った。
図らずも二度も同じ剣でディーノは致命的な一撃を受けることになったのだが、死に際のディーノ以外は誰も知らない。
性格は残忍で計算高く、元聖騎士らしく魔族への嫌悪感というより気分が良いからと言う理由で魔族を殺す。また自分より下の者を人形程度にしか思っておらず、焚きつけて扇動し、失っても駒を失くした程度にしか考えない。
アルクスの実力を見誤っていたことと、自身の”聖霊装”を見破られて呆気なく死亡した。
【 武 芸 者 等 級 一 覧 】
武芸者、と一口に言っても国ごとに認識が異なる。
帝国では上に行けば行くほど誇りある立派な職業として。
王国では誰でもなれる職業として。
共和国では質がピンキリで信頼性に難がある職業として見られている。
聖国では認められていない。
また、等級は個人と一党とで分かれている。更に、認識票は一党としての等級を表す素材が縁となり、個人の等級を表す素材で中心部が作られる。本人の名前と登録日、登録場所が刻印されている。
それぞれの等級を表した素材は以下の通り。
> 一等級:白金。滅多に居ない。その為、素材もかなり希少なものを使用している。また、滅多にいない理由はそこまで優秀な者なら国に仕えるよう交渉が行くからである。
> 二等級:金。在野での一等級扱い。相当な実力及び派手な功績、どちらも認められた者しかなれない。
> 三等級:銀。登録が帝国内なら顔パスで都市の門を抜けられるくらいには信頼が置かれている等級。実力と功績の他にも人格や普段の依頼達成率も加味されて初めて昇級できる。二等級に上がる為の篩にかけられるという意味合いもあるので、審査はかなり厳しい。
> 四等級:銅。登録日からなれる最上級の等級。実力と功績次第で昇級可能。人格や依頼への姿勢を重視されない最終ライン。
> 五等級:黒鉄。中堅と呼ばれるくらいの等級。ここで終わる武芸者も多い。魔族が登録した場合、魔法があるという理由からここらへんの等級からスタートする。
> 六等級:水宝玉。一般的な帝国軍兵士がこのくらいの実力と言われている。可もなく不可もない程度。
> 七等級:柘榴石。武装したチンピラ数人程度なら追い払える程度の実力。
> 八等級:紫石英。帝国の新兵訓練を受けている者およそ16~18歳くらいの実力。新兵級とも呼ばれる。
> 九等級:雪石。誰に師事することもなく訓練した人間16~18歳くらいの実力。素材である雪石は真っ白な建材として用いられるもの。
> 十等級:木。特に訓練も受けていない人間の子供12歳(武芸者登録が可能になる年齢)程度。素材が木である理由は、格の違いを理解させる為――ではなく、単に認識票を落としたり壊したり無くしたりといった紛失するケースが矢鱈と多いからである。
その為か、彫る手間も考えて刻印ではなく、この等級だけは焼印で印字されている。小遣い稼ぎの子供も半数以上いる等級。
※ 尚、等級審査は個人の武器防具すべて持ち込み可能。また宝石類は魔術の媒介や道具としての側面が強い為、美術品としての価値はアルクスの前世ほど高くない。
評価や応援等頂くと非常にうれしいです!
是非ともよろしくお願いします!




