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4−4 愛しい我が子②
引っ越し先は快適だ。食べ物にも困らない。
持ってきた生き餌も、しばらく持ちそうだ。
一度に食べると、お腹を壊してしまうからね。
あの子達も、気分が変わったのか、モリモリ食べてくれている。
若い肉は、日持ちがして助かるよ。
無駄がない。食品ロスの多い日本人は見習ってほしい。
SDGsだ。環境保護だ。
この地では、養殖ができそうだ。前よりやりやすい。この前、言い寄ってきた男だ。種付けは終わっている。家では見向きもされないって言ってたから、あなたを求めているよって言っておいた。
貪るように求めてきた。SNSにも投稿した。見ればわかる。もちろん自分のことは写していない。離婚されれば、誰も探さない。地域との繋がりを切れば。
それまでの一年は、奴と、奴の子供。できたら女も。子ができたら、それを餌に釣れる。
しばらくは安泰だ。
さて……。また狩りに行ってくるか。
お正月ぐらい、新鮮なものを食べさせてあげたい。味の変わった、もっと柔らかい肉を。
愛しい我が子に。
<つづく>




