3幕 思い想われ、されどすれ違う
その日、水無月から一色に向けて連絡があった。今日は体調が悪いから帰るという旨の内容だ。
放課後、水無月を迎えに行く必要がなくなった一色は真っすぐ部室へと向かう。そして部室に着くや否や、
「ちひろーん!!」
初香が飛んできた。いつもながらの抱き着こうとするものの、一色は慣れた手際でそれを避けた。
「何をいきなり」
「ふふふ、この前は見苦しいところを見せてしまったからね! 今日からはいつも通りの初香ちゃんだから、まずはその意思証明をしようかと」
「迷惑だから金輪際やめてください」
「それは嫌♪ ……ところで、こーちゃんは?」
ここ最近は水無月と一色は二人で部活に来ていたため、初香は彼の後ろに誰もいないことに疑問に思い、そう尋ねた。
「体調不良で今日は真っすぐ帰るって言っていました。咲良先生に聞いたら、一度保健室にも来たそうで」
一度咲良の元に話を聞きに行き、そこで知った情報を伝えると、初香は「そっか」と漏らす。
「せっかくこーちゃんでも楽しめる企画を考えてきたのになー」
「よくそんなにポンポン思いつきますね。ちなみに今日は何をしようとしていたんですか?」
「え、逆王様ゲーム。王様になった人が逆に皆から命令されるの」
「……美術部関係ないじゃないですか」
――しかし、初香がいつも通りであることに安心を覚える一色。感受性の豊かな初香だからこそ、一色は彼女が思い悩むことも心配していた。
……無論、何も考えていないはずがないことは知っている。彼女もまた、自分に出来ることを考えて、その上で「いつもと変わらない」ということを選択しているのだ。
「……私、決めたの。もう暗くならないって。こーちゃんがいつ来ても楽しめるように、全力で自分が良い空気を作っていこうって」
初香は少し考え事をして無言であった一色にそう言った。
「私に出来ることはそれくらいだから。って言葉で言っても、たまに辛いときはあるんだけどね」
「……それくらい、をしようと思うことが大切なことだって、俺は思います」
「優しいね、ちひろんは。……止め止め! やっぱ暗いの私には似合わないよ~」
初香は切り替え、また明るく馬鹿みたいに笑う。大袈裟に、あざとく女の子らしく振る舞う。この場に水無月がいないのにそうするのは、彼女が水無月だけでなく一色のことも気遣っているからだ。
それが一色の骨身に染みる。本当にありがたいと、そう切に思った。
「よっす~」
すると、軽い挨拶をしながら雪彦が、そして後に続いて美月が部室に入ってきた。
「あれ、今日はバンドの練習じゃなかった?」
「あー、日にちをズラしてもらったんだ。たまには可愛い後輩たちをな? ……一人足んねぇけど」
……少し苦笑いを浮かべながら、雪彦はそう言った。美月もまた神妙な表情を浮かべる。
――願いは一緒だった。また水無月を含めた全員で、体裁など関係なく騒ぎながら活動をする。それ以外は何も欲してなどいない。
……だけど、それは待っても訪れることはない。
――その日を境に、水無月が美術部に来る頻度は確実に減っていった。
それを最初に気付いたのは美月であった。朝、水無月を迎えに行っても既に彼女は家を出ているのだ。まるで顔を合わせることを避けているような行動に、美月は不安が募った。……それが何日も続いた。その間に水無月が部活に来たのはほんのわずかな時間だけ。しかも一色が彼女を捕まえて、ようやく連れてこれた場合に限られた。自分から来たことは、ただの一度もない。
……そんなある日の放課後。一色は水無月の教室に寄った。すると……
「……貴音先輩」
教室の前で一色は美月と合う。しかしこれは偶然ではない。なるべきしてなった結果だ。
「先輩も、水無月を迎えに?」
「まぁ、な。お前ばかりに任せきりでは幼馴染の名が廃るだろう?」
明るくそうは言うが、無理していることは一色の目にも明らかだった。そもそも美月がこの現状で無理をしていられることの方が、一色にとっては不思議であった。
「……先輩だったら騒がしくなりそうなので、俺が行きますね」
一色は美月に一瞥し、教室に入る。そこにはまだチラホラと学生の姿があるものの、お目当ての水無月の姿はなかった。
「水無月がどこに行ったか知らないか?」
一色は教室に残っていた水無月のクラスメイト……たまたま話しているのを見かけた二人組に、そう話しかける。クラスメイトは一瞬、彼を見てキョトンとした。
「えっと……虹ちゃんと同じ美術部の人、だよね?」
「ああ。同じ一年生だけど」
「あー、じゃあ虹ちゃんが言ってた一色くんって君か!」
……水無月がクラスで一色の事をどんな風に話しているのか、些か気になるのだが、それでは話が進まない。一色は突き詰めてもう一度質問した。
「悪いけど、俺も少し急いでるから、知ってたら教えてもらっても良いか?」
「あ……ごめんね? 虹ちゃんは授業が終わってすぐに教室から出て行ったよ」
「最近はあんまりそういうことなかったのにね」
もう帰った、ということだろう。一色は簡潔に二人に礼を言って、教室から出ようとした。
「もしかして君は、虹ちゃんが落ち込んでる理由を知っているの?」
……その時、後ろからそう聞かれる。一色はふと足を止め、振り返った。そしてクラスメイトの視線は彼に集中する。
――心配をしている顔だと、一色はすぐに理解した。高等部から入学した一色と違い、この学校の大多数の生徒が中等部から同じ付き合いなのだ。故に付き合いはそれぞれ一色よりも長く、だからこそ水無月の変化に戸惑っている。渡邊から聞いた通りであると一色は認識した。
……水無月のクラスメイトは一色の言葉を待っていた。しかし一色に話せることは何もない。何故なら彼も根本的に、水無月がこのようになってしまった全てを知っているわけではないからだ。
「……悪いけど、俺もはっきりと知っていることは少ないよ。だから、話せることはあまりない」
「そ、そっか。……みんな、虹ちゃんが最近元気ないから、どうにかしようと考えてはいるんだけどさ。どうにも掴みどころがないというか、虹ちゃんも自分から話してくれないから、聞くに聞き出せなくて」
それは一色も同じだから、気持ちはよく分かった。クラスメイトは続ける。
「でも、虹ちゃんが君のことを良く話してたから、君なら何か知ってると思ったんだよ」
「…………」
厳密に言えば、話せることはある。だがそれは決して一色の口から話しても良い内容ではない。きちんと水無月から許可をもらわないといけない。それをしなければ不誠実であるからだ。
だから一色は何も言えず、ただ申し訳ない気持ちになっていた。
「君を責めてるわけじゃないからね! 虹ちゃんから話を聞いてる限りじゃ、君は真面目だから。もし何か知っていても話せない内容だったら話さないっていうのは分かってるから。特に虹ちゃんのことを思っているなら尚更」
クラスメイトは一色の表情を見て、察するようにそう言った。
「悪い、君の言う通り、俺の口から話すのは少し違うと思うんだ。だから……」
「いいよ――虹ちゃん、下駄箱の方じゃなくて特別棟の方へ出て行ったよ。ほら、一年生の校舎って下駄箱と特別棟の位置とは逆の位置にあるでしょ?」
「……ありがとう」
一色は少し頭を下げ、お礼を言うと教室から出る。そして教室の外で待っていた美月と顔を合わせた。
……美月は何かを考え込むように難しい表情を浮かべている。一色も同じだった。
「……初香から連絡があって、虹はまだ帰っていないらしい。下駄箱にまだあいつの靴があったそうだ」
「……なら、たぶんあいつの行き先は――」
一色は水無月がどこにいるのか判別がついたのか、先ほどのクラスメイトからの話を元に特別棟にある部室へと足を向けた。
が、美月はその場から動かなかった。
「……悪い、一色は先に行っておいてくれ。私は一応保健室の方に行ってみる」
「確かに、保健室も特別棟の一階にありますからね。じゃあそっちの方はよろしくお願いします」
一色は一度美月と別れて部室の方へと向かった。
……元より特別棟は放課後、人の出入りが活発ではない。文化系の部活動で活発なのが美術部くらいのものであるからだ。だからか、少しの物音でも反響して響いてしまう。
――遠くの方で何かを落とす音が微かに反響して聞こえる。その音を聞いて、一色は確信する。
部室に近づけば近づくほど、その音は鮮明になり、そして
「――水無月」
……彼の想像通り、そこにいたのは水無月であった。
彼女は一人、呆然と立ち尽くしている。その目の前には大きなキャンバスと、それを支えるイーゼル。足元にあるのは、筆だ。筆だけではなく、鉛筆やシャープペンシルなどといったものも落ちている。……いや、落とした、が正解か。
一色が水無月の名前を呼ぶのに対し、彼女は声を発さなかった。ただ震える右手を必死に左手で抑えている。
「……っ」
そんな水無月の姿を見ることが、どうしようもなく辛いと彼は感じた。だけど目を背けることはせず、唇を噛んでどうしようもないこの気持ちを圧し込める。
そしてどうにか水無月にもう一度、話しかけた。
「今日は早いな」
当たり障りもなく、少し冗談を含んだ言葉であった。するとそこでようやく水無月は一色の方を見つめる。
……その顔は、彼の目から見ても明らかに疲れ切っていた。何に疲れて切っているなど、明確に示す必要もない。
目元の隈は睡眠不足の現れで、顔色も良くない。偏頭痛も変わらず彼女を蝕んでいるんだろうと一色は考える。
「……もしかして、探してくれてたの?」
「もしかしなくても探してたよ。俺だけじゃなくて、他の先輩たちも」
「そっか……ごめんね」
――違う。一色は彼女の表情を、声音を、立ち振る舞いを見てそう強く思った。
水無月虹はこんなにも申し訳なさそうに謝らない。何故ならこの場面は謝る必要がないからだ。水無月のことを心配することは、心配した結果で起こした行動は謝る必要がない。感謝はされても、謝る必要はないと一色は強く思った。
普段の彼女ならば、きっと「ありがとう」と言っただろう。実際に一色もその言葉を期待していた。
……ズキズキと、胸が痛くなる。まるで彼女の心とシンクロしたかのように、一色の胸までもが苦しく締め付けられた。
「悪く思っているなら、ちゃんと部活にも顔を出してくれよ……っ。お前がいないと、中々大変なんだぞ? 先輩たちは調子に乗るから、俺一人じゃ中々抑えられなくてさ」
「……悪いとは、思ってるよ。でもね」
――水無月の声は次第に震えていく。一色と準備室で言い合いになったあの時や、手が震えて絵が掛けなくなったあの時と同じように……あの時よりも、より悪い心理状態となって。
一色はすぐにそれを察して、鞄を床に放り投げ、水無月に駆け寄って彼女の腕を掴んだ。そして言葉を掛けようとしたその時、
「――どうしても、怖いんだよ」
そう、吐露した。
「ここに来れば、皆が優しく私を助けようとしてくれる。皆が同情とか、そんなものは関係なしに私の力になってくれてるっていうのは、分かってるんだ――でも私のこれは、一向に治りそうに、ないんだよ……っ」
水無月は、震える手のことを指してそう言った。
「……ううん、それも言い訳。本当はね……絵が描けないってことを、受け入れたくないだけ」
水無月は達観したように、そう言った。
――自分のことなのに、まるで諦めたように水無月は話す。そのことが一色は恐ろしく感じた。
「……私にとって、ここは凄く大切な場所なの。美月ちゃんや初香先輩や海老名先輩。……そして一色くんがいるこの場所は、私が一番絵を楽しんで描ける場所。ここにいればどんなことも忘れられて、絵を描く事に没頭できた」
「なら、これからも来ればいい!」
それを聞いて、一色はつい我を忘れて声を荒げた。水無月の腕を掴む手の力が、強くなる。
「今は辛くても、俺たちが水無月がまた楽しめるように全力で支えるから……っ。だから」
「――無理だよ。だって今もしてくれるのに、何も変わらないんだから」
水無月は、右手で一色の手に触れた。……手は、筆を持っていないにも関わらず、震えていた。
それが示す意味は……悪化、であった。
「皆の優しさは嬉しい。だけど――その優しさが、辛いの……っ」
「――」
水無月の心からの本音に、一色は頭が真っ白になる。今、声をかけなればならないのに、その言葉が上手く喉から発することが出来なかった。
水無月を掴むその両手は、程なくして離れてしまう。
「……私は、皆の期待に応えることは、たぶん出来ない。だって、一色くんの言う通りなんだもん」
「俺の……?」
唐突に言われた自分の名前に、一色は何とか反応をした。
「……私は一色くんの言う通り、あの絵に納得なんてしてなかった――だって、何一つ楽しんで描いてなかったから」
水無月は、涙を流しながらそう語り続けた。
「絵は楽しんで描くのが一番大切なのは、今でも変わらない。絵は人を幸せにするっていうのも、嘘なんかじゃない――私は、その一番大切なものを失くしてしまったんだ。だから私は、もう……」
――その時、部室の窓の外から木漏れ日の夕日が入る。その夕日が水無月を背中から照らした。
一色の目に水無月の表情が鮮明に映る。
……涙を流し、苦笑いを漏らし、ゆっくりとその言葉を紡ぐ彼女は、奇しくも美しい。どうしようもなく美しく――どうしようもなく、悲しげな……儚い表情であった。
「絵の神様から、見放されちゃったのかな」
無理に表情を作り、一色を心配させないように立ち振る舞った。
それを見た瞬間……
「……ふざ、けるな」
そう言葉を漏らした。……一色は沸々と形容しがたい感情に襲われる。
――水無月は何一つ、本心を語っていない。この一連の会話は、一色をこれ以上自分のために時間を割かせないためのものであるということに、一色は気付いたのだ。
……彼は知っている。彼女がどれだけ絵が好きなのかを。常日頃から度々言っていた絵に対する価値観を、彼は誰よりも興味深く聞いていたのだ。
だからこそ一色は知っている。
「――お前の絵に対する想いは、そんな、すぐに諦めきれるものじゃないだろ……っ」
そのことを、誰よりも……もしくは、本人よりも知っていた。そうでなければ一色はこうも感情的にはならない。
いつだって、一色を感情的にさせるのは水無月だった。それは作品であったり、彼女の言葉であったり……彼女そのものであったり、様々だ。
「絵の神様なんているものか。そんなの、ただの偶像だ。つまらない嘘で、自分から俺を――俺たちを遠ざけようとするな」
「……嘘じゃないよ。私は本当に」
「本当にいるんだとすれば、絵の神様は不平等な馬鹿野郎だよ――誰よりも絵が好きなお前から絵を奪おうとしているんだから」
一色は地面に落ちている筆記用具や画材を拾い、それを水無月の方に渡すように向けた。
「だから断言してやる。絵の神様なんていやしないって。お前は何があっても絵を描く事を諦めることなんて、出来ないって」
「――」
水無月は自分を真っすぐに見る一色の前に、呆然と立ち尽くす。目を見開き、気付かぬうちに彼女の手は一色の渡す筆記用具や画材に伸びていた。
それを手で取ろうとする……しかし程なくして手は震え、それらは落ちそうになった。
しかし一色はもう片手で彼女の震える手を包み込んだ。……彼女の手の中にある大切なものは落ちない。
「……っ」
水無月は咄嗟に彼の手を振り払う。すると手のあったそれらは地面に落ちて、静かな教室に落下音を響かせた。
「……分からないよ。私が前、一色くんの気持ちを理解できなかったと同じで――一色くんには、私の気持ちなんて分かるはずないよ」
――それが彼女の本音であることに、一色は気付く。
「描きたいものが描けない辛さなんて、描けていた世界が描けなくなるのが、私にとってどれだけ辛いことか……っ。分かりっこない!! 分かりっこないのに――どうして、一色くんは、そんな表情を浮かべてくれるの?」
……水無月は彼の表情を見て、そう言った。言われた一色はすぐにハッとなって近くにあった窓の方を見て、自分の表情を確認する。
そこに写るのは、一色の苦しそうな表情。その表情はまさに、水無月の鏡写しのような表情であった。一色自身、まさか自分がそんな表情を浮かべているとは思っていなかったのだろう。
「……私、おかしいんだ。一色くんをすごく頼って、迷惑をかけるって分かってるのに、一色くんの優しさに甘えてるの。それが一色くんも苦しめてるって分かってるのに」
水無月はリュックサックを背負い、一色の横を通り過ぎた。
「だから、一人でもうちょっと頑張ってみるよ――ばいばい、一色くん」
そして、部室から逃げるように走り去ってしまった。
……残された一色は、水無月が去って行った方向を見つめる。そしてふと、それまで彼女の陰に隠れていたキャンバスが気になり、それを見た。
「――なんでだよ、水無月」
それを見て、一色は声が震える。
――そこに描かれていたのは、震える手で何とか描かれた拙い絵だった。線はぐちゃぐちゃで、色もほとんど手付かずで絵とも言えないかもしれないもの。あるのは、何かを描きたい意思だけ。
「お前はもう、一人でずっと頑張り続けたんだろ……なのに、どうしてっ」
それは紛れもなく、水無月が描いたものだ。
……水無月はずっと逃げることなく、自分の問題と向き合い続けていたのだ。この絵は一日二日で描いたものではない。何日もかけて、絵を描けるようになりたいと水無月の足掻き続けた軌跡だ。
……美月よりも早く学校に行っていた目的を知った一色は、彼女の辛さがどうしてか骨身にしみて理解できた。
たった一人、誰も頼ることが出来ず縋るものもない孤独。それを一色は誰よりも知っている。
だからこそ、一色は頼って欲しかったのだ。
――ならば自分はどうだ。誰かを頼ったか。いつも一人、溜めこんでいたのではないか。そう思うと、後悔が彼を再び襲う。
……一色は部室で床に膝をつけて水無月の置いていった筆記用具と画材を拾い上げる。それらは長年使い込まれているのか、少し年季を感じる物だ。
それだけ彼女が絵を描き続けてきた軌跡を前に、一色は自分の無力さを嘆いたのだった。
……それは彼だけの話ではない。
部室の外――廊下で二人の話を聞いていた美月もまた、同じことを思っていた。
先ほど水無月が飛び出した時、二人は一瞬顔を見合わせた。その時に水無月は美月に対して、こう呟いたのだ。
『――ごめんね、美月ちゃん』
……美月は走り去る幼馴染を止めることが出来なかった自分を、ひどく罵った。
そしてそれと共に、一つ、ある決心した。
「……虹に嫌われても構わない。例え、そうなってしまったとしても――」
一色の姿を見て、水無月の表情を思い出して、美月は決め込む。
「私は、虹に笑顔でいて欲しい……っ!!」
そんな彼女もまた、その瞳を涙で濡らしていた。
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