間話:侍・榊原の騎士稽古
すいません。殺陣に関してはコメント無用にてご勘弁くださいmm
また、夏季休暇の間、俺は自身の鍛錬も欠かさず行い、同時に公爵家の騎士たちへ手解きもしてやった。 王都へ上る際の護衛に少々不安を感じていたため、公爵閣下へ直談判し、俺が直接鍛え直す許可を得たのだ。
稽古場へ出向くと、公爵家の騎士団長が「ぜひとも私がお相手を」と進み出てきたが……物事には順序というものがある。 俺はそれを制し、まずは若手の騎士たちを一列に並ばせた。
「まずは遠慮なく打ってこい。俺が『良し』と言えば終わり、『次』と言ったら列の最後尾へ並び直せ」
最初の一人が、女である俺に対してどこかオドオドと剣を構えたのを見て、俺は一歩鋭く踏み込み、下から剣を弾き飛ばした。 払われた剣が手元から抜け、甲高い音を立てて地面を転がる。
「阿呆が! 初手から相手を舐めてかかるな。次ッ!」
次は体格のいい男が前に出た。前の男よりはいくらかマシだが、それでも躊躇いを残したまま無造作に剣を振ってくる。 俺は体を横へ滑らせてその一撃をかわすと、そのまま足払いをかけて地べたへ転がしてやった。
「素人か! デカいだけのうすのろめ、次ッ!」
そうして俺は、若手どもを容赦なく次々とあしらっていった。
「頭を晒すな! 死にたいのか! 次ッ!」
「脇が甘い! 薪割りでもしておるつもりか! 次ッ!」
「なんだそのトロい振りは! 蟻も殺せんな! 次ッ!」
打ち、払い、転がし、徹底的に叩きのめす。 はじめは「お嬢様の気まぐれ」程度に思っていたベテランどもも、顔色を変え、これが遊びなどではなく『本物の地獄の稽古』であることを嫌というほど理解したはずだ。
若手を三周ほど揉んでやった後、次はベテランどもに稽古をつけてやる。 コイツらの腕自体はそう悪くはない。しかし……致命的なまでに『真剣さ』が足りん。
剣術とは本来、己の命を賭したやりとりなのだ。 一瞬の判断ミス、一振りの甘えがそのまま死に直結する。だからこそ、生きるも死ぬも剣の先にあるという覚悟と信念を、一振りに込めねばならんのだ。 それが欠けているから、どれほど技を磨こうと中半端な域を出ん。
ベテランどもも一人残らず地面へ叩きつけ、いよいよ最後に騎士団長と対峙する。
「……お主まで腑抜けてはおらんだろうな?」
「胸をお借りします!」
互いに構え、打ち合いが始まる。 流石は叩き上げの騎士団長、体格を活かした重い一撃は力強く、部下どもとは一線を画している。……しかし。
「直線的すぎる。狙いが見え見えだぞ」
放たれた剛剣を木剣の斜めで滑らかにいなし、横凪の一撃を叩き込む。団長は強引に剣を引き戻して受けに回るが、
「ほうら、相手の動きを見ておらんから、すべてが後手後手ではないか」
俺はあえて脱力し、相手が力んだ力を利用して体勢を崩してやった。 右からの鋭い袈裟斬りの動作を見せ、無理な姿勢での対処を強制させる。そして――
「手札が尽き、目に見える攻撃にしか対応できなくなっておる」
振り下ろす途中でピタリと切り返し、逆袈裟へと軌道を変化させた。 バシッ! と重い木剣の打撃音が響き、騎士団長が身を捩って呻き声を上げる。
「……参り、ました……」
直後、息をのんで見守っていた騎士たちから「うぉおおっ!」と地鳴りのような歓声とどよめきが沸き起こった。
俺は息ひとつ乱さず、転がる騎士団長と周囲の騎士たちを見回して言い放つ。
「剣術とは命のやりとりだ。なのにお前たちは、目の前の相手を、その呼吸を正しく見ておらん。剣は人を殺める道具……ゆえに一振り一振りに己の命を賭け、真剣に取り組まねばならんのだ。まずはそこからやり直せ」
「「「はッ!!!!」」」
こうして、俺が公爵領で過ごした夏季休暇の間、騎士団の血吐くような猛稽古は連日続いていったのだった。
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本作はAI(Gemini)を利用し、作者が文章を書き→AIに校正を行ってもらい→それを再度見直し、修正・削除を行っています。
基本お話は完全に手作りですが、描写等のもサポートしてもらっています。




