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Zakkan  作者: 波暮
18/27

山手線と光

光の速度に近づくほど、

流れる時間は遅延する。


わたしひとり、

タイムカプセルに乗り合わせたみたいにして

あなたの時間だけが高速で過ぎ去っていく。


そんな思いで、山手線に乗った。


ぐるぐる、ぐるぐる、

ぐるぐる、ぐるり。


東京シティーの円環を

昼も夜も無く廻り続けたら

きっとわたしは1秒ごと

あなたを置き去りにするのだろう。


そんな風に別離れられたら

わたしは納得できたのかな


君に会いたいと思うのは

もう会えないと思ったから

夢に見るほど恋しいのに

それを口に出すこともないのだろう


愛にはきっと薪が必要で

枯れない愛なんてどこにもないと思うけど


でも、胸の内に秘めたなら

守り抜かれた炉の火のように

「これが炎であれかし」と

願われたなら、永久になる


女神ウェスタの聖なる炎が

今も、絶えずに継がれるように

優しく、優しく

わたしの魂を走らせ続ける


山手線に飽きたら、新幹線に乗り換えよう

新幹線で物足りなければ飛行機に乗ろう

飛行機で追いつけないならロケットで飛んで


そしていつか、墜落するみたいに飛び出したら

断熱圧縮の炎で燃えて

光になって、


年老いたあなたにまた、逢えるだろうか

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