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りくの詩  作者: 山田りく


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りく寓話第五夜『ウサギとカメ』


ウサギが言いました。

「競走する?」


カメが受けて立ちます。

「吠え面かかせてやるよ」


「ゴールは山を超えて2つ目の丘」

「了解した」


博打好きのギャラリーが集まってきました。

「うさぎ1.01倍 、カメ1000倍だよー」

「さあ、張った張った」


翌日、カメとウサギがスタートしました!

ウサギは加速しどんどん進み。

カメはゆっくりと進みます。


「これ、賭けになるの?」


ギャラリーからは不安の声が出ます。


山を一つ超えたところで、ウサギが後ろを振り返ります。

「のろまなカメだな、まだあんなところにいる」


ウサギは安心して一眠り。


カメは諦めず、一歩また一歩と進みます。

数時間が過ぎて

「ウサギ寝てやがる。しかも日当たり抜群だな」


カメはそっとウサギに寄り添い。


……寝ました。


翌日


「よく寝た」

ウサギが起きると、カメが添い寝してました。


「こいつ……」


「ん?ウサギさん起きたの?」


「いくか?」


「ええ」


二人仲良く次の丘に向かいました。


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