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次元守護者の職務執行記   作者: 麻の葉りり
ダンジョンへGO!

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11/32

ダンジョンの説明と出発

ダンジョンってロマンあるよね。


「わあ、100階あるのは予想してたけど、

色んな仕掛けがあるね。


こりゃ時間かかるよ」


アルがモニターを見て呟く。


「え?解除不可なトラップあり?

このルートで進む事。それ以外は踏むとアウトって。


アウト判定受けると失格。

外に放り出されてセーブしていない場合、

1階層からやり直し?

マジかー」


そう呟くのはマサトシ。


パイロット達は呼び出され、

モニターを見つめている。


「ボスはオーガ、ワイバーン、毒蛇、

ゴーレムの特殊個体、サソリと毒蜘蛛のコンビ、

ワイドキングにゴブリンロード?」


ダンジョンに良くいる魔物ばかり。

対策をしっかりと練れば撃破可能だな」


イジュンが冷静に告げる。


「ゴーレムの特殊個体、

異常な硬さと多種多様な魔法を操りパンチも飛んでくるって。

大きいが素早いって書いてある。


パンチは一撃で戦闘不能に陥るので注意。

倒される寸前素早くなるので注意だって。

火事場の馬鹿力みたいなものかな?」


イーサンがのんびり呟く。


「カラクリ屋敷の謎を解いて脱出せよ。

制限時間有り。

ってカラクリ屋敷?ダンジョンで?

シャンリードにカラクリなんてものあったかしら?」


カラクリ屋敷という言葉に引っ掛かり首を傾げるオトハ。


「ゴブリンが料理した物を食べ、食材を当てろ?

何だそれは。ダンジョンだぞ?」


待機組のルーファスがとある一文を見つけ目を見張る。


「氷山、火山、暴風雨、荒波、揺れる大地に入り、

中から宝を見つけて取ってくる事。


取ってくるまで部屋からは出られない。

何これ?無理でしょう」

 

ミラが唖然とする。


「飛んでくる矢をひたすら回避し続ける事。

制限時間は5分間。


これはクリア出来そうだけれど、


『矢の中に指輪が混じって飛んでくるので取れないとアウト』


問題はコレかしら?

どのタイミングで飛んでくるかは書いてあるから大丈夫かしら」


レンが言う。


「これダンジョン攻略した冒険者や職員達が命懸けで記録したんでしょう?


セーブが出来るから何回も挑んだとはいえ、

辞めたいとは思わなかったのかな?」


リュカがロレンゾに質問をする。


「冒険者達には報酬はたんまり用意しましたから、

何とか。

事情をキチンと説明して、

それでも依頼をすると言ってくれた方々を集めました。

 

シャンリードの外からも募集をかけたら凄い事になりましたね。

欲しいドロップ品などは鑑定後、

渡したら踏破出来なかった事を悔しながら帰って行きましたよ。


職員も皆ダンジョン攻略をした事のある者達で調査や記録を行いました。


自分も志願して入りましたが中々大変でした」


遠い目をして言うロレンゾ。


「剣使いで、前衛だったので余計・・・」


イジュンが反応する。


「暇があったら「手合わせは禁止って言われてるでしょ

貴方は」済まなかった、忘れてくれ」


オトハに注意されすかさず謝るイジュン。


「各自端末に情報は入れたわね?


ダンジョンに潜る準備は完了した?


完了後、1階層を見てきて欲しいのだけれど」


とターニャ。


「嫌な予感が?艦長」


オトハが聞く。


「ええ、アイザワ少尉はどう?」


「嫌な予感はします。

最下層、不気味な気がします」


「準備は完了してるから、行く?


今日はそうだな、行けたら10階まで。

そこなら難しいのは迷路くらいだし、

ボス前でセーブして帰ってくる手もあるし。


丁寧かつ素早く攻略しよう」


アルが言う。


「そうね、私は賛成」

とオトハ。

 

「俺も」 「俺もです」 「意義なし」

マサトシ、イジュン、イーサンが続く。


「許可します。皆気をつけて」


「了解」


「ダンジョンの前までお見送りします」

ロレンゾが言い、準備を始めた。


「久しぶりダンジョン。入り口は普通だな」


アルがポツリと言う。


オトハは入り口前にいるシャンリードのダンジョン管理職員に身分証を見せ説明をする。


「ではお気をつけて」


「ロレンゾ少尉見送りありがとう。


 では行ってきます」


敬礼をして入っていく。


「フォーメーションはイジュンが前衛、アララギ少尉とタイラス少尉が中衛、アルマート大尉は後衛ね。

私が後衛で指揮を取ります。


大尉、索敵お願いします」


「了解。治癒も任せてね。

トラップの解除はお願いしますアララギ少尉!

ちょいちょいあるようなので」


「おう!任せろ大尉」


「そういえば、何かを詠唱していたみたいだけど、

 何をしていたのです?大尉」


ふとイーサンが尋ねる。


「ああ、あれはダンジョンとかに入る前に、

無事に戻ってこられるようにってするおまじない。

軽い祝福をかけてるんだけどね。

 

レンネスのルールなんだよ。

戦闘前やダンジョンに入る前にかけるんだ。


にしてもオトハさんが指揮官適性もあるなんてね。

有能だね」


「だから汎用型に選ばれた、というのもある。

俺は適性は無いからな」


そう言ったイジュン。


「指揮はまだ不慣れだからサポートもよろしく大尉。

 

 皆、入るわよ」



1階層はただ平坦。何もなく、辺り一面岩と砂だらけ。 魔晶石がキラキラ光る。


目ざとく見つけて鑑定し、

「純度がいいね、コレ。持って帰りたいなぁ」

と呟いた。


「ダメです。これは目印なんですから」

嗜めるオトハ。

 

「分かってるよ、冗談だって」

にこにこ笑うアル。

 

警戒しつつも階段を見つけて下に降りる。


2階層は暗く、迷路の様な作りのフロア。

「灯りをつけるね。 灯り(リヒト)

丸い小さな光が出現する。


「えっと、確かここはこのまま真っ直ぐで・・・」


端末を確認すると

「今ココね。少ししたら左右に分かれるけど、

右に進んで」

 

「了解」


そのまま進む一同。


アルが端末を見つつ、踏んではいけない場所を教え、

何なく進んでいく。


「えーと、下に降りる階段はここを押して・・・」

ガコ、と音がし階段が現れる。


 

次回から本格的に。

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